偏差値35から東大に合格してわかった、「頭がいい人」に共通する20の成功習慣

頭が良い人と、そうではない人は何が違うのか

『偏差値35から東大に合格してわかった　頭がいい人は○○が違う』（日経BP）は、2023年6月1日（木）に発売された本です。

著者は西岡壱誠さん。「あれ？この名前どこかで……」なんて心当たりはありませんか？

西岡さんは、ドラマ日曜劇場『ドラゴン桜』（TBS系）の監修を担当したり、タレントの小倉優子さんの大学受験をサポートしたりといった経歴を持つ、まさに教育のプロフェッショナル的存在です。

「格が違う……」と感じるかもしれませんが、実は学生時代の偏差値は35。ビリに近いレベルから、2浪して東大合格を果たしたのだとか！　まさにビリギャルの男性版ですね。

その経験を活かして、今では東大に逆転合格したノウハウを伝えるプロジェクトを展開したり、『東大読書』シリーズ（東洋経済新報社）や『東大メンタル』（日経BP）などの著作を手掛けてベストセラーを獲得したり、なにかと話題を集めています。

そんな西岡さんが今回発刊したのが『偏差値35から東大に合格してわかった　頭がいい人は○○が違う』です。

本書では「頭が良い人と、そうではない人は何が違うのか」が徹底的に考察・解説されています。もともとは「そうではない人」の部類だった西岡さんだからこそ、自分や周囲を客観視できるのでしょう。

頭が良い人とそうではない人の違いは「思考と行動、心の習慣」

『偏差値35から東大に合格してわかった　頭がいい人は○○が違う』では、頭が良い人とそうではない人の違いを「〇〇力」として20個解説しているそうです。

一例ですが、本書で紹介されている内容は、

• 知らないことは、すぐにネット検索する
• ルールを熟読し、ルールの裏を突く
• あらゆる会話に「なぜ？」がある
• 上手に手を抜き、仕組みに頼る
• 新しいスマホアプリを、毎月２個はダウンロードする
• あえてスケジュールは立てない

……など。

西岡さんが言うには、頭が良い人とそうではない人の違いは「思考と行動、心の習慣」にあるそうです。

なるほど、持って生まれた天才的な才能で分かれるわけではないのですね。ちょっと安心しました。これなら、子どもの学力向上はもちろんですが、大人も仕事の効率化やスキルアップに役立ちそうです。

自分の頭を良くするのは自分次第。ちょっとした習慣づけが、後に大きな能力として開花するかもしれませんね。

元からエリートだったわけではなく、ビリ的な存在だったからこそ、わかったこと。西岡さんが身を持って得た教訓は、子どもから大人まですべての方の“生きるヒント”になりそうです！

本の目次

第１章｜頭がいい人の「アタマの使い方」｜「思考法」を変えれば、頭はよくなる
【課題分解力】「何がわからないかが、わからない」という状態を非常に嫌う
【目標分解力】「2重目標」で、メンタルに保険をかける
【疑問力】「育ちのよさ」が有利に働く理由と、その乗り越え方
【質問力】「調べればわかる」ことなら、すぐ調べればいいだけ
【自己分析力】弱点は対策ができた時点で、弱点でなくなる
【情報収集力】「自分と似ている成功者」を探し、その情報を集める
【想像力】想像力を駆使して、すでにある知識をフル活用する
【勉強力】机に向かわない日常生活を、勉強時間に変えていく

第2章｜頭がいい人の「行動習慣」｜思考を変えるには、まず「行動」から
【「型」力】ルールを熟知するからこそ、個性的になれる
【合理力】上手に手を抜き、仕組みを活用する
【計画力】長期計画に必要なのは「時間割」ではなく「やることリスト」
【こだわり力】小さな挑戦の積み重ねで「基礎体力」を上げていく
【アップデート力】スマホアプリは毎月2個追加、テクノロジーを味方につける
【あきらめ力】努力の限界を見極めて、努力以外の選択肢を探す

第3章｜頭がいい人の「心の動かし方」｜ 「心」が変われば、思考と行動が劇的に変わる
【反省力】失敗と向き合う「勝者の言い訳」が、ミスを減らす
【裏技力】正攻法で攻略できなくても、あきらめる必要はない
【元気力】「努力の天才」は意外にズボラ。「続く仕組み」を作っている
【素直力】他人の批判を受け入れることは、家庭教師を雇うようなもの
【客観力】相対評価を受け入れ、「空気を読んだ答え」を出す
【挑戦力】自分の限界ラインを疑い、突破していく

＜参考資料＞
・PR TIMES（株式会社 日経BP）