小中学生の55%「SNSのグループチャットで問題が起きたことがある」。“問題事”の第1位はやっぱり……
今や小中学生も1人1台スマホを持っている時代。便利な反面、目の届かないところでのやり取りに不安を感じる保護者も多いでしょう。
子ども向けサイト「ニフティキッズ」を運営するニフティが、小中学生を中心とするユーザー1442名に対して「友だち・グループ」に関するアンケート調査を実施したところ、SNSのグループチャットで起こりがちな“問題事”が明らかになりました。
約44%の小中学生がグループチャットに入っている
まずはグループチャットの加入率から見ていきましょう。
「LINEなどのSNSで友だち同士のグループチャットに入ってる?」と質問したところ、約44%の小中学生が「入っている」と回答しました。
小学生の35%、中学生の62%が何かしらのグループチャットに入っているようです。
「グループチャットを使っていてよかったことや、ステキな思い出を教えて!」と質問したところ、次のような声が寄せられています。
- 学校じゃなくても話せる
- みんなで遊ぶ予定を立てるのに便利
- 時間割や持ち物がわからない時、聞けば誰かが答えてくれる
- クラスであまり話したことない子とも話せて新しい友達ができた
グループチャットは、1対1のチャットにはないような、複数人ならではの良さがあるようです。
グループチャットで起きた“問題事”、第1位は……
続いて、グループチャットに「入っている」と回答した人に対して、「問題が起きたことがある人はどんな問題が起きたのか教えて!」(複数選択)と質問しました。
すると起きてしまった問題事の第1位は、「会話」に関することでした。
イマドキの子は、絵文字を何も使わない、文字だけのメールを送ることが多いとニュースで特集していたことがあります。顔文字や絵文字を使わないのは悪いことではありませんが、それだとどうしても無機質な文面になりがちです。「どんな気持ちでこんな発言したのだろう」「もしかして怒ってる?」など探るだけで、多少なりとも心の距離が開いてしまうこともあるかもしれません。
しかし、この「会話について(悪口など)」の割合は、2022年は48%だったのが、2023年は25%に減少しています。学校や家庭での“SNS教育”が功を奏しているのでしょうか。このまま減少していくといいですね。
ちなみに「グループチャット内でいやだな~と思うような出来事があったことはある?(見ただけもふくむよ)」と質問したところ、28%の小中学生が「ある」と回答しました。
小学生は23%、中学生が36%と、意外に少なくて驚きます。
「ある」と答えた方に対して、具体的にどのようなことが起きたのかを質問すると、以下のような声が寄せられています。
- 悪口や噂話を言う人がいる
- 気づかない間に通知が来ていて未読がたくさんたまっていたこと
- グループ内で喧嘩が始まってしまった
- スタ連(スタンプを連打)する人がいる
- 既読無視された
悪口や噂話は嫌ですね。自分のことではなかったとしても、「その人はこのグループチャットに参加していないから」と、ここぞとばかりに攻撃するのはやはり見ていて良い気持ちはしないもの。また顔の見えないやり取りなので、誤解から喧嘩が始まるリスクもつきものでしょう。
相手の気持ちの奥を読み取って、礼儀とマナーを守りながら、グループチャットをさらに仲を深めるためのツールにできたら良いですね。
<参考資料>
・PR TIMES(ニフティ株式会社)
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