日本の高校→ハーバード大学。“普通の家庭”で生まれ育った彼らは、どう英語力を伸ばしたのか
海外の大学に進学だなんて、憧れますよね。幅広い知識やスキルが得られたり、視野の広がる出会いがたくさんあることでしょう。
しかし現地で授業を英語で受けるとなると、ネイティブレベルの語学力が求められます。ではそんなハイレベルな語学力は、どのようにして身につければ良いのでしょうか? そのヒントが得られる1冊をご紹介します。
海外の大学に進学した“普通の人たち”はどう英語を学んだのか
2023年4月12日、ポプラ社より『海外の大学に進学した人たちはどう英語を学んだのか』が刊行されました。
この本には、日本の高校から海外の大学に進学した先輩たちのハウツーが詰まっています。
そうはいっても、「幼いうちから英語教室に通っていたのでしょう?」「十分な教育ができるほど裕福な家庭だったのだろう……」などと思われるかもしれませんが、全くそんなことはない“普通の生徒”の話であることがポイント。本書では日本の教育の枠組みの中で英語力を伸ばし、海外の大学に進学した4名の体験談が語られています。
また、日本の高校からハーバード大学に進学し、その後スタンフォード大学で教育学と経営学の修士号を取得した教育起業家の小林亮介さんや、日本の高校を中退後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)に入学し、同大学の神経科学学部を飛び級で卒業した応用脳神経科学者の青砥瑞人さんなど、専門家に聞いた日本の学校に通いながら高い英語力を身につける秘訣なども紹介されています。
本書の内容は以下の通り。※一部抜粋
1.日本の学校に通いながら、英語をどう学ぶのか
- 日本の学校に通いながら海外の大学に進学した人たち
- 日本にいながら高い英語力を身につける8つの秘訣
- 実際にどう英語を勉強したのか 4名の体験談
- 小中高と日本の学校で教育を受けることのメリット
2.世界で使える英語は、どうすれば身につくのか
- 言葉の「壁」を乗り越えるためのマインドセット
- 言葉以外の入り口から英語力を上げる
- 多様な人とのコミュニケーションで英語力はぐんと伸びる
- なにかに打ち込んだ経験が英語力を伸ばすのにも役立つ
- 一番関心のあるところから英語の勉強を始める
- 好奇心が湧いているときにモチベーションは高まる
3.身につけた英語を、どう社会で活かすのか
- 開成からも海外の大学を目指すようになった
- 国内でも留学と同じような環境で学ぶことはできる
- グローバル人材採用の最前線では何が起きているのか
どうやら英語力アップに必要なのは、「英語の参考書を見ながら机で勉強に打ち込むこと」とではなさそう。「言葉以外の入り口から英語力を上げる」という見出しもあるので、英語の得点が伸び悩んでいる方や苦手意識がある方にも大きなヒントになるかもしれません。
英語力向上の秘訣は、「ネイティブと同じ土俵に立たない」ってどういうこと?
また英語力を身につけたい、向上させたいと思っている人にとって気になるのが、表紙のタイトルの横に記載されている、「ネイティブと同じ土俵に立たない。そう腹をくくると、英語力は飛躍する」の文字。本書の内容に関係しているようですが、いったいどういうことなのでしょうか。
これは、海外の大学へ進学した先輩方が得た“教訓”だそう。留学するために必要な英語力を身につけても、いざ現地で生活してみると英語の「壁」に直面したそうです。
この壁を乗り越えるための心構えこそが、「ネイティブと同じ土俵に立たない」。これを常に意識することで、「もう一度言ってもらえますか」と聞き返したり、失敗を恐れず積極的に話せたりする→英語力アップにつながるとか。
つまりは、「日本で身につける英語」と「現地で身につける本場の英語」は多少レベルが異なるということですね。「自分の英語が通じない、相手も何を言っているのかわからない」と絶望するよりも、積極的にコミュニケーションを取りながら実践的に伸ばしていくのが、もっとも効率的で有効な方法といえるでしょう。
海外大学ではなくても、受験や定期テスト、就職先など、英語が必要なあらゆる場面で役立ちそう。英語が好きな方も、苦手な方も、必読の1冊です!
<参考資料>
・PR TIMES(株式会社ポプラ社)
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