そろばんや公文より夢中になるかも。頭のよくなる算数の名作ゲームがすごい!
2023年3月30日、学研ホールディングスより“頭のよくなる算数ゲーム”が発売されました。その名は「リ:チェント」! 「100までの数」「たし算・ひき算」「かけ算・わり算」がテーマのゲームですが、推理、駆け引き、スピードなどを競う場面が多々あるとか。子どもはもちろん、保護者も一緒に楽しめそう。
「リ:チェント」は名作ゲームの増強改訂版
「チェント」「カルコロ」というゲームをご存じですか? これらは稲葉直貴氏が手掛けたもので、「リ:チェント(Re:CENTO)」はその増強改訂版として発売されました。
稲葉氏は世界的なパズル作家で、世界10カ国以上の書籍や雑誌に新しいパズル問題を提供し続けたり、パズル教材の開発をおこなったりなど、まさにパズル界のレジェンド的存在!
「リ:チェント」は、東大ペンシルパズル同好会の協力を得て、「小・中学生に役立つ教育的算数ゲームの開発」をテーマに開発されました。世界的なパズルのプロと東大の頭脳とコラボレーション……これは大いに期待できますね。
「リ:チェント」には3つのゲームが収録
「リ:チェント」に収録されているゲームの数は3つ。どれも小学校レベルの算数がテーマなので、誰でも気軽に取り組めそう。最大10人まで同時プレイできるゲームもあるので、クラスの友達を呼んで遊ぶのも楽しいかもしれません。
では3つのゲームについて、それぞれ簡単に紹介します。
1.100までの数ゲーム
1人あたり10枚のカードを持ちます。隣の人のカードを引いて、自分の手札と合わせて並べ、その“間の数”を考えるゲームです。“間の数”のカードを他のプレイヤーが持っていたら、そのカードを押し付けられるので要注意。
ババ抜きのように、一番先にカードがなくなったら勝ちです!
他にも“1人あたり50枚のカードからスタートするバージョン”や“上級者向けルール”など、さまざまな遊び方があるようです。
- 期待できる算数スキル:数の大きさの違い、数と数の間の距離感覚
2.たし算・ひき算ゲーム
ランダムに選んだ数字カードをもとに、「お題」の数式をできるだけ長く作るゲームです。
たとえば「1」「3」「5」「13」「14」「19」が配置されていて、お題が「22」だとします。
3+19=22をつくれば2枚のカード(2ポイント)をゲットできますが、1+3+5+13=22まで数式を引き延ばせば4枚のカード(4ポイント)も取れます。
最終的に、獲得したカードの数が一番多い人が勝ちです!
- 期待できる算数スキル:素早く正確な暗算力
3.かけ算・わり算ゲーム
1人あたり10枚のカードを持ちます。最初のプレイヤーが手札から1枚出し、そのカードの数を基準に、倍数や約数に相当するカードがあればどんどん出していきます。2番目以降のプレイヤーは、最後に出ている場札の数を基準に、倍数・約数・大きい数のカードを出していきます。
1~100の間に存在する25個の素数……この素数をどう扱うかが勝負の分かれ目になりますよ。
手持ちのカードが一番早くなくなった人が勝ちです!
- 期待できる算数スキル:数と数の関係や数の性質を理解する、倍数や約数の考え方
名作ゲームの増強改訂版である、「リ:チェント」。「100までの数」「たし算・ひき算」「かけ算・わり算」をテーマに、エンターテイメント性がありながらもスリリングな展開を楽しめます。
わいわいガヤガヤ、でも、ハイレベルな算数スキルがしっかり身につきそう。そろばんや公文よりも夢中になる子たちが続出の予感です!
<参考資料>
・PR TIMES(株式会社学研ホールディングス)
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