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2023.03.05

「少ない感じはするけれど…」6割超が“賛成”。東京都の【18歳まで月5000円支給】について、保護者のホンネを聞いた

東京都の小池百合子都知事は、18歳までの子どもに月額5000円を支給する新たな少子化対策を打ち出しました。「ソクラテスのたまご」は今回、子育て世代80人にこの政策についてどう思うか、独自アンケートを実施。【賛成】の理由の中で多かったものを3つ紹介します。

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18歳まで5000円を給付する「018サポート」

東京都の小池百合子都知事は令和5年1月に行った会見で、新たな子育て支援・少子化対策を発表しました。その1つが「018サポート」と称する、「都内に住む0歳から18歳の子ども1人あたり月額5000円を給付する」という施策です。

「018サポート」

  • 給付額:子ども1人あたり月額5000円(1人当たり年額6万円を一括で各世帯に給付)
  • 対象:東京都在中の0歳~18歳まで
  • 開始時期:2024年1月頃
  • 所得制限:なし

「ソクラテスのたまご」はこの施策について、「小池百合子都知事が、0歳から18歳までの子ども1人あたり月額5000円を支給することについてどう思いますか?」という独自アンケートを実施しました。

その結果は、「賛成」が62.5%、「反対」が10%、「どちらでもない」が27.5%になりました。

「賛成」意見が約6割と過半数を超えたこの施策。なぜ「賛成」なのか、その理由の中で多かったものを3つ紹介します。

賛成の理由1:金額は少ないけれど、嬉しい・助かる

1つ目は「金額は少ないけれど、嬉しい・助かる」という声です。

賃金は上がらないのに、物価や光熱費はどんどん上がっていく厳しい社会状況……。金額的には少ないと感じるものの、「貰えるだけで助かる」「生活の足しになる」というという声が多く寄せられました。

賛成です。5000円でも支給されるなら嬉しいです。子供の食費や生活用品の購入に充てられるからです。それに単発での支給ではなくて月額での支給というのが嬉しいです。毎月その支給を見込んで生計が立てられるからです。

(40代前半男性)

子供が大きくなるにつれてどんどんお金が必要になってくるのに年齢が上がると児童手当の金額も少なくなっていってしまうので、月5000円でも貰えるのは助かると思います。

(30代前半女性)

賛成です。0よりも5000円もらえた方が良いと思うからです。他の自治体ではプラスでもらえる支給がないので他県からみると羨ましいと思います。プラス5000円あるだけでも、貯蓄などに回せると思うからです。

(30代後半男性)

5000円でも少ないとは思いますが、あるだけましです。子供を産んで育てることでキャリアが閉ざされ収入アップにつながらないことも多々ありますし、子供がいるだけで一律でお金がもらえるのは単純にありがたいことだと思います。

(30代後半女性)

賛成の理由2:国や他の自治体の先駆けとなることを期待したい

2つ目は、今回の政策が「国や他の自治体の先駆けとなることを期待したい」という声です。

自由記述を見ると、「本来は国がやるべき施策」だと思っている人が多いこと、「子ども(子育て世帯)を支援する姿勢が評価できる」と感じている人がいることが分かりました。

東京都がこのような子育て対策を出してくれたおかげで、他の地域にもこのような施策が広がることに期待が持てるため。都が力を入れているというのが伝わり、力強く感じます。子育て世帯の方には、少しでも助けになると思います。

(40代後半女性)

金額は十分とはいえないものの、子供を支援するという姿勢が感じられることに大きな意味があると思う。自治体が率先して支援することで、「なぜ国がやらないのか?」という疑問を持つ人が増えて、国にもさらに働きかけてほしいと思う。

(30代前半女性)

国がまったく動かないので、小池百合子都知事が先に動いて少子化対策への姿勢を見せたのは、一定の評価ができると思います。ただし月額5000円程度ではまったく足りないので、やはり国からの援助が必要だと思います。

(50代前半男性)

賛成。金額がどうこうではなく、都知事が子どものためにお金を使うことを積極的に都民に発信していくことが大事だと思っているので。そういった予算の使い方をトップがしていくことを全ての世代の人にアピールするべきだと思うから。

(30代後半女性)

賛成の理由3:対象を18歳までにしているのがいい

3つ目は、「給付対象を18歳までにしているのがいい」という声です。

児童手当は令和5年2月現在、15歳までとなっています。しかし、18歳まで支給されることで、高校や大学の費用に充てることができて助かるという声が寄せられました。

まず、対象を18歳までにしているところはとても良いと思う。国の現状の15歳まででは、お金がかかる高校生年代のサポートがゼロになっている。5000円という額が十分ではないが、もらえるのはありがたいし、何かしてもらっているという感じは受ける。

(40代後半男性)

月額5000円でも18歳まで貯めればかなりの額になる。子どもに十分な教育を与えて育てるのにはお金がかかる。大学進学に使えるし、少しでも子どもの選択肢を増やすことができると思う。教育を受けることは今後の国にとって非常に良いことであると思う。

(30代後半女性)

毎月継続的に支給されるということは安定的な収入として計算できるので、学資や大学の入学費用等として計画できます。子育てでは子供が大きくなってからが本格的に費用が掛かるので、この制度の実施には賛成します。

(40代後半男性)

その他には、「所得が制限されてないのがいい」という意見もありました。児童手当とは違い、「018サポート」には所得制限が設けられていません(令和5年2月現在)。これまで手当のなかった世帯にも平等に支給される「018サポート」、多くの子育て世代が求めるように全国に波及していくといいですね。

<参考資料>
助成金コンシェルジュ「【東京都】18歳まで月5,000円給付は6万円一括支給!第2子の保育料完全無償化に!?開始はいつ?」

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「ソクラテスのたまご」編集部

大人のための子育て・教育情報サイト「ソクラテスのたまご」で、子育て・教育の専門家150名以上の取材協力や監修のもと子育てに関する確かな情報を発信中。子育て・教育の悩みに特化した日本最大のオンライン相談サービス「ソクたま相談室」を運営。編集部員は、全員が子育て中の母親、父親です。|公式インスタグラム公式LINE

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