受験当日に食べると集中力が高まる「朝食」と「食べ方」があった!
いよいよ受験シーズン。勉強の成果を十分に発揮してほしいですが、体の調子が良くないと本調子では挑めないでしょう。一般社団法人 日本健康食育協会は、「受験生の朝食」についてのアンケート調査を行い、その結果とともに「集中力が高まる」朝食メニューや食べ方を公表しました。
受験生のお子さんは朝食を摂りますか?
一般社団法人 日本健康食育協会は、受験生のお子さんを持つ母親720人に対して「受験生の朝食」についてのアンケート調査を行いました。
その結果、朝食を「毎朝摂る」というお子さんは76.3%。10人に7~8人は毎朝きちんと食べていますが、残りの数人は食べていないことが分かりました。脳に使うエネルギーはもちろんですが、成長期&食べ盛りのお子さんは物足りているのでしょうか。
“お米先生”と呼ばれる柏原ゆきよさんは、「朝食の習慣と成績は関係がある」と提言しています。
確かに、朝食は1日の活動のエネルギー源。脳にも体にも栄養を補ってあげないと、100%のパフォーマンスができないこともあるでしょう。
朝食を摂ると、エネルギーの消費が活発になります。それにともなって、脳が活性化したり、血液のめぐりが良くなったり体温が上昇したり腸の活動が活発になったり……さらに、メンタルの安定に関わる「セロトニン」の分泌も盛んになるそうです。なんてメリットだらけ! これは摂らない手はないでしょう。
受験前日・当日に食べると“集中力が高まる”朝食
毎日の朝食はもちろんですが、受験前日や当日の朝食にも気を配ると、脳の働きを最大限まで高められます。
柏原さんが言うには、“和食”がおすすめなのだとか。昔ながらの、ごはん・お味噌汁・おかず(1品)。これこそが集中力アップに効果的だそうです。
柏原さんが和朝食をすすめる理由は、以下の5つにあります。
ごはん・お味噌汁・おかず(1品)の和朝食なら……
- エネルギー源をしっかり補給できる(お米)
- 体を温められる
- よく噛んで食べられる
- ビタミンB6とトリプトファンが同時に摂れる(メンタルの安定に関わる「セロトニン」が増加)
- 食物繊維がしっかり摂れる
しっかりとした理論が背景にあり、納得できるのではないでしょうか。ゲンを担いでカツ丼をドンと出したくなりますが、あえての和食で、パフォーマンスが最大限に発揮できるようにサポートしてあげましょう。
受験前日・当日に食べると“集中力が高まる”朝食の食べ方
柏原さんは、集中力を高めるためには、朝食のメニューはもちろんですが食べ方にもコツがあるといいます。
朝日を浴びる
起きてすぐに日光を浴びましょう。日に当たると脳が覚醒したりセロトニンが分泌されたりして、身も心もシャキッとリセットします。
咀嚼
ひと口ごとにしっかり噛むことで、脳(特に海馬や前頭葉の部分)が活性化。メンタルの安定に関わる「セロトニン」の分泌も促進するそうです。特にお米は、早く食べると血糖値が上がりやすくなるので注意が必要です。
ウォーキング
朝食を食べ終えたら、軽くウォーキングするとさらに効果的。セロトニンの分泌量が増えるので、受験前の緊張や不安を緩和できるでしょう。
受験前日・当日に食べると「集中力が高まる」朝食は、“和食”です。しっかりと噛めば脳が活性化するので、本番に向けて実力を十分に発揮できるはず。
体はすべての資本です。体にエネルギーや栄養を補給して、志望校合格の夢をつかみましょう!
<参考資料>
・PR TIMES(一般社団法人日本健康食育協会)
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