親が子どもの受験サポートでストレスを感じること。「成績」「体調管理」よりも多かった意外な答え
受験は子どもの今後の学校生活、あるいは人生を左右する大きなイベント。それゆえ本人はもちろん、家族のプレッシャーやストレスも相当なものです。
実際に受験生をサポートした保護者は、どのようなことでストレスを感じているのでしょうか。「明光義塾」を全国展開する株式会社明光ネットワークジャパンが中学3年生の子どもを持つ保護者880名を対象に実施した、「受験生のサポートに関する実態調査」を見ていきましょう!
親が感じる「受験ストレス」とは?
受験をするのは子どもですが、そのサポートによりストレスを感じるのは大人も同じ。特にストレスを感じる原因の1位は、「子どもの勉強に対する姿勢」という結果になりました。受験は保護者自身が自分ではどうにもできないことだからこそ、もどかしさでストレスを感じてしまうようです。
勉強しないことを頭ごなしに怒ってしまっては、子どものやる気がますますなくなりかねないですが、だからといって放っておきすぎるのも考えもの。塾や学校などに手助けをしてもらいつつ、子どものモチベーションを保てるようにしましょう。
そのほか、「子どもの成績」「受験に対する不安」など、受験する本人と同じくらいに成績や受験本番に対して不安を抱く保護者も多いようです。
一方で、「特にストレスは感じなかった」という人は15.7%いました。保護者がイライラ、モヤモヤしていてはそれが子どもにも伝わり、悪影響になる可能性もあります。どっしりと構えて、子どもが安心して勉強できる環境をつくることも大事なのかもしれませんね。
子どもの受験をサポートするにあたって、大変だと感じることとは?
「子どもの受験をサポートするにあたって、大変だと感じることとは?」という問いの答えで、「体調管理」「スマホ管理」などをしのいで1位となったのは「モチベーション管理」でした。
自分の将来を左右する一大イベントといえど、常にやる気を保ち続けるというのは大人であっても簡単なことではありません。これは、親が感じるストレス1位だった「子どもの勉強に対する姿勢」と、直結した問題と言えます。
子どもが一時的にやる気を失っているようであれば、簡単な問題から解くようアドバイスしたり、保護者も一緒に何かを学んだりするというモチベーション管理もよいかもしれません。
とはいえ、本当に気持ちが乗らないときは、思い切って休むことも大事。テレビや漫画を楽しむなどして、頭を休ませる余裕を作ってあげましょう。最も身近な大人である保護者が、子どもを追い詰めすぎないことが重要です。
子どもも親も、ストレスは適度に発散!
受験は家族で挑む団体戦。そして1年以上にわたる長い戦いだからこそ、子どもも保護者もストレスが溜まってしまうのはある意味しょうがないことです。大事なのは、それらを上手にガス抜きし、溜め込みすぎないこと。
ときにはおいしいものを食べたり、ショッピングに行ったりと、生活の中でこまめにストレス発散して、万全の状態で受験本番に挑みましょう!
<参考資料>
・受験生の保護者の6割以上が、コロナ対策として学校を休むことに理解あり 明光義塾調べ「受験生のサポートに関する実態調査」(株式会社明光ネットワークジャパン)
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1991年生まれ、ライター兼編集。小学生向けファッション誌のほか、小学校教員向け専門誌の編集を経て、2022年にフリーに。小学校教育や性教育、10代のトレンドなどについて執筆している。夫と猫の3人暮らし。