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2022.08.01

近所の小川や公園の池で捕れた魚の名前は? タモ網1つで「魚とりマスター」になる方法

魚とりの熟練者が、魚を捕るためのテクニックを惜しみなく公開した図鑑が発売されました。これから川遊びを始めようと思っている方も、魚とりはもうやっているけど、もっとたくさん魚をとってみたい方も、この1冊があれば、魚とりの楽しさがさらに深まります。
プレーパークの職員に教えてもらった、魚とりの必需品や筆者がおすすめする、あると便利なアイテムも合わせて紹介します。

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魚とりの魅力

最近、タモ網で魚などの水生生物をすくって捕まえる川遊びに人気が高まっています。

わざわざ遠出しなくても、近所の小川や公園の池などで気軽にできるところが魅力。筆者の息子達も川遊びが好きで、予定がない日などは川に行き、一日中夢中で遊んでいます。

魚とりを通して、生き物を観察する力や洞察する力、どうしたら獲れるかを考える力、自然や命の大切さなど、直接見て触れることで、さまざまなことを学んでいると感じています。

暑い夏は特に、涼もとれるし、子どもだけでなく大人も童心に帰り夢中になれるおすすめの遊びです。

川遊びの必需品

川には、ガラスの破片やとがった石、鋭い葉っぱやヒルなどケガにつながる原因となるものが数多くあります。

そこで魚とりをする際に身を守ってくれるのが、ウェーダーというオーバーオールと長靴がくっ付いているような胴付き長靴。ヴェーダ―があれば胸のあたりまで濡れることがなく、胸から下を守ってくれるので便利です。

しかし、子ども用は入手しづらく4000円前後と金額は高め。

そこで、筆者が自然遊びに詳しい地域のプレーワーカーさんに聞いた、子ども用ウェーダーがなくても代用できるアイテムを紹介します。

  • ラッシュガード
    紫外線やさまざまなケガの原因から身を守るため、できるだけ肌を出さないよう長袖長ズボンがおすすめです。Tシャツなどは、濡れると重く乾きにくいので、ラッシュガードのような素材が理想です。下半身は、両足を覆うようなスパッツタイプのものを着用します。

    プレーワーカーさんによると、UNIQLOのヒートテックタイツは体を冷やしすぎず、手頃な価格で簡単に手に入るのでおすすめだそうです。
  • マリンシューズ
    小石やガラスの破片などで足の裏をケガしやすく、苔などで滑りやすい川遊びでは、足をすっぽり覆うことができるマリンシューズが適しています。

    サンダルだと脱げやすく、小石がサンダルの隙間から入り、歩きづらいです。苔の多い石の上などは特に滑りやすいので、マリンシューズの上から少し大きめのハイソックスを履くと、より滑りにくくさらに足首まで隠してくれるので安心です。

この2つのアイテムがあれば、ウェーダーがなくても安心して川に入ることができます。

あると便利なアイテム

また、川遊びに行く際には、次のようなアイテムも用意しておくと良いでしょう。

  • ライフジャケット
    深いところにはまったり、流されてしまう危険もあるので、ライフジャケットを着用すると安心です。
  • 帽子・日焼け止め
    紫外線から頭や肌を守ってくれます。
  • 虫よけスプレー
    外敵から身を守るためにも、虫よけスプレーがあると便利です。
  • 水筒
    足元は涼しくても、汗や暑さで水分を奪われるので、水分補給はこまめに行いましょう。
  • プラスチックの虫かご
    100均などに売っている蓋つきの虫かごは透明なので観察しやすく、一時的な魚の保管もできるので、おすすめです。
  • タモ網
    網は網でも虫とり網は魚とりには向いていません。網目が細かいぶん水の抵抗を受けやすく、壊れやすいうえ、丸い形は魚を捕まえにくいので、タモ網を使用します。タモ網1本あれば、いろいろな水生生物を捕まえることができるので、川遊びの必需品です。

タモ網マスターへの近道はこれだ!

準備ができたらいざ魚とりへ。

しかし、実際魚とりをやってみると、ザリガニやオタマジャクシなど、泳ぎの遅い生き物は比較的捕まえやすいのですが、魚は泳ぐのが早くなかなか難しい。

そこでおすすめなのが、2022年7月に発売になったばかりの『タモ網1本ではじめられる魚とり』(山と溪谷社)。

『タモ網1本ではじめられる魚とり』では、魚捕りに熟練した著者が、タモ網1本でよりたくさん、いろいろな魚を捕るためのテクニックを惜しみなく公開しています。道具をたくさん用意する必要もなく、タモ網1本で魚とりが始められるのは嬉しいですね。

筆者も、本書を購入しましたが、この本一冊で「魚とりマスター」に慣れそうです! どんな図鑑なのか、本書の魅力を3つ紹介します。

1.買うべき道具がわかる

タモ網は、石などの障害物にあたってすぐに破れてしまうので、長く使いたい場合は外側にガードがあるものが良いのだそうです。その他にも“魚とり”がしやすいのはどんなタモ網なのかが、専門的な視点で詳しく紹介されています。

筆者は以前、100均でタモ網を購入しましたが、1日で網がボロボロになり買い替えたことがあります。川遊びが好きなお子さんには、少々値段は張っても用途に合うタモ網を買う方が、結果的に長く使えて安く済む場合もあるかもしれません。

2.網の使い方や魚の捕り方がわかる

タモ網を使って魚を獲るテクニックと言っても、1つではありません。

本書は場所による捕り方の違いなど、9つのテクニックが紹介されています。しかも、写真と解説で細かく解説してくれているのでわかりやすいです。シーン別に捕り方を変えたり、自分に合った捕り方を見つけてみるのも楽しいかもしれませんね。

3.見分けるのが難しい魚も見分けられる

子どもに「これって、何ていう魚?」と聞かれても、水辺の生き物の中には見分けが困難なものも。本書には54種類の魚の、見分け方・生息場所・捕り方などが詳しく書かれています。

捕った魚を見分けるための注目ポイントを種ごとに紹介されているので、何の魚かわからないといった悩みも解決できます。親子でどんな魚が捕れたのかを、観察し調べてみるのも楽しそうですね。

逃げ足の速い魚を捕まえるのは、なかなか難しいもの。

しかし、捕まえられず苦戦している方も、とり方のテクニックとコツさえつかめば、タモ網1本で“魚とり”マスターになれるかもしれませんよ!

<参考資料>
株式会社インプレスホールディングス この夏にピッタリ!身近な水辺で魚が捕れる! 道具選び、テクニック、分かりやすい生き物図鑑が1冊に! 『タモ網1本ではじめられる魚とり』発売!(PR TIMES)

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