これぞ重要文化財!?思考力の本質を問う、中学入試算数「良問大賞2022」を発表
私立中学の入試問題は、それぞれの学校が独自に作成するものです。出題傾向も学校ごとに異なりますが、どれも思考力が問われるような問題ばかりで、算数の奥深さが感じられます。
思考力アプリや教育プログラム開発を手掛ける「ワンダーラボ」は、2020年より『中学入試算数 良問大賞』を発表しています。そして2022年度の良問大賞も、ついに決定! 奥深いからこそ、おもしろい。ランキングに入賞した中学や、実際の入試問題などを見ていきましょう。
「中学入試算数 良問大賞」って何?
「中学入試算数 良問大賞」は、思考力教材アプリ「シンクシンク」などを開発する、ワンダーラボ代表の川島慶さんの独断による賞です。
実は川島さんの算数・数学好きには定評があり、「中学入試算数は重要文化財だ!」というほど。その没頭ぶりは自他ともに「オタク」と認めるています。
そんな川島さんが、「中学入試算数の奥深さと美しさを知ってほしい」と企画したのが、「中学入試算数 良問大賞」。
難しすぎず、かといって一筋縄では解けず…。パターン化された数式だけでは答えが出ないのが、“良問”の特徴です。
川島さんは、総合的な思考力・応用力が問われるような問題を目にしたときにとてもワクワクするのだそう。
良問とはつまり、“健全な難問”といえるでしょう。
「中学入試算数 良問大賞」受賞中学 一覧
2022年度において、「中学入試算数 良問大賞」は、グランプリ1校、テーマ別部門4校、分野別部門5校、合計10校が入賞しました。
受賞校をまとめて紹介します。
<グランプリ>
グランプリを獲得したのは、女子学院中学校(大問2)
<テーマ別部門>
日常賞を獲得したのは、駒場東邦中学校(大問1-3-a)
ベストトラップ賞を獲得したのは、桜蔭中学校(大問4)
トレンディー賞を獲得したのは、東大寺学園中学校(大問4)
試行錯誤賞を獲得したのは、栄光学園中学校(大問1)
<分野別部門>
場合の数分野賞を獲得したのは、海陽学園 海洋中等教育学校(大問1-2)
整数分野賞を獲得したのは、豊島岡女子学園 中学校(大問5)
空間図形分野賞を獲得したのは、攻玉社中学校(大問4)
速さ分野賞を獲得したのは、開成中学校(大問4)
図形の移動分野賞を獲得したのは、聖光学院中学校(大問5)
数学・算数オタクの川島さんが、あらゆる学校の問題に挑戦していることがわかります。
お子さんの志望校はランクインしていましたか?
「中学入試算数 良問大賞」を受賞した問題とは?
数多くの中学入試算数の中から、賞を獲得した設問。いったいどのような問題なのか気になりますよね。
では2022年度「中学入試算数 良問大賞」グランプリを獲得した女子学院中の、[大問2]について紹介します。
解けましたか?
受験予定がない学校でも、良質な試験問題は思考力アップにつながります。ぜひ、ランクインしたさまざまな学校の良問に挑戦してみてくださいね。
「中学入試算数 良問大賞」の活用法
「中学入試算数 良問大賞」で問題を解いたら、日にちを空けて再度挑戦してみましょう。
考え方や途中の式もきちんと書くことで、“どこが間違えたのか”と復習しやすくなりますよ。
応用力をつけるには、時間がかかります。さまざまな問題を解きながら、まずは「基礎+α」をしっかり身につけましょう。
土台を固めておかないと自信をなくしかねないので、焦らずコツコツとがんばってくださいね。
- 「ワンダーラボ 中学入試算数 良問大賞2022」の詳細はこちら
<参考資料>
・We Think「ワンダーラボ 中学入試算数 良問大賞2022」
・ワンダーラボ株式会社「中学入試算数 良問大賞2022を発表。思考力の本質を問う中学入試算数の奥深さを発信。」(PR TIMES)
・ベネッセ教育情報サイト「応用力を付けるためのポイントとは?」
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