【発達障害、特性の強い子におすすめの習い事】未来を生きる力を伸ばすプログラミング教室「LITALICOワンダー」
子どもの“放課後時間”の過ごし方のひとつとして定着しつつある、習い事。しかし、子どもの特性や個性が強い場合、「通わせることへのハードルが高い」「体験レッスンに参加させたけれど、教室を歩き回って周りに迷惑をかけてしまった」など、通わせることを親がためらうケースも。発達障害の子、特性をもつ子への教育サービスを提供するLITALICO(リタリコ)が展開するプログラミング教室「LITALICOワンダー」は、障害の有無に関わらず子どもの性格、特性を受け入れ、個々の創造力を育む学びの場として注目を集めています。
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目次
習い事に行かせたいけど…発達障害を持つ子の親の悩み
「好きなことや得意なことを楽しみながら成長してほしい」
「学校以外の場所でも、生きる力を学んでほしい」
「通い続けることで、根気強さや協調性を育んでほしい」など、多くの親はさまざまな願いを子どもに託し、習い事に行かせているのではないでしょうか。
しかし、こだわりが強い、じっとしていられない、順番を待てないなど個性や特性が強い子、発達障害と診断された子、発達が気になる子の親は、わが子がレッスンに参加することで、かんしゃくを起こしたりして周りの子に迷惑をかけてしまうのではないか…などと心配し、 “習い事をしない”選択をすることも多いかもしれません。
そんな保護者にこそ、「習い事の新たな選択肢にプログラミング教室を加えてみてほしい」と話すのは、「LITALICOワンダー」のカリキュラム・教材・研修開発等を担当している和田沙央里さん。これまで発達が気になる300名以上もの子どもたちにプログラミング指導を行ってきました。
「『発達障害の子はプログラミングと相性が良い』という具体的なエビデンスが存在するわけではありませんが、プログラミングには、障害の有無に関わらず、子どもの“好き”を刺激し、夢中にさせる力があると思います」(和田さん、以下略)
和田さんがそう話すのには、「LITALICOワンダー」が創設された背景が関係しています。
発達障害の子の好奇心、探求心に感銘を受け誕生
「LITALICOワンダー」のスタートは、2014年。
それまで運営してきた発達障害の子、発達が気になる子一人ひとりに合わせたソーシャルスキル・学習教室「LITALICOジュニア」の“特別編”として、イベント的にプログラミング教室を実施したところ、予想以上にたくさんの子どもたちから「楽しかった!」「もっとやってみたい!」という声が上がったそう。
「それまでひとつの場所にじっとしていられなかった子が、パソコンに向かった瞬間、5時間も6時間も集中して作業を続けているのです。その姿をみて、発達障害の子、発達が気になる子へのプログラミング教育の可能性を実感し、『LITALICOワンダー』を立ち上げました」。(和田さん・以下略)
「LITALICOワンダー」とは
幼児から高校生を対象にしたプログラミング、ロボット教室。関東に18校を展開するほか、国内だけでなく世界中からアクセス可能なオンラインコースも開講しています。
https://wonder.litalico.jp/
発達障害の子の習い事にプログラミング教室がいい3つの理由
2020年度から、小学校で必修化されたことでも注目を集めているプログラミング教育。そもそもの目的は、「コンピューターを使い、試行錯誤しながらものを作ることなどを通して論理的な思考力や問題解決力を養うこと」です。
子どもたちが将来どのような職業に就くとしても、普遍的に求められる力を養う手段として導入されたプログラミングが、なぜ、発達障害の子、発達が気になる子に向いているのでしょうか。和田さんは、「3つの理由がある」といいます。
【理由1】好きなことから始められる
「『LITALICOワンダー』のレッスンでは、ゲームやアニメを作る、ロボットを作るなど、子どもの好きなことや興味のあることから始めます。テーマ設定なども、電車、恐竜、好きなキャラクターなどその子の『好き』を形にできるため、こだわりが強い子なども躊躇なく始めることができます」
【理由2】IT機器が「困難」をカバーしてくれる
IT機器がそろうプログラミング教室だからこそカバーできることがあります。
「例えば、過集中で切り替えが苦手なお子さんに対しては、『iPadでタイマーを自分でセットして、切り替えられるようになろうね』と声をかけたり、場面緘黙のお子さんに対しては、iPadやパソコン画面に文字入力してやりとりすることで、レッスンがスムーズに進みます。IT機器をうまく活用することで、その子が困難なことをカバーしやすくなります」
【理由3】自己肯定感が高まりやすい
「子どもは、大人が本気でほめているのか、子どもだましなのかを分かっていると思います。その点、プログラミングの世界では、こだわりや独自のアイデアが生かしやすく、中には大人でも作れないような素晴らしい作品を生み出す子もいます。周りの人から『すごいね!』『すてきな作品だね!』などと声をかけてもらい認めてもらえることにより、自己肯定感が高まります。
また、うまく説明できなくても作品が語ってくれます。細かいこだわりやがんばりを言葉で伝えたり、周囲が理解しようとしなくてもそのまま伝わるいいコミュニケーションツールになります」
発達障害の習い事で起こりがちなトラブルへの対応
発達障害の子や発達が気になる子の親としては、「飽きずに続けられるのだろうか」「思い通りにならず、パニックや癇癪を起こさないだろうか」など心配がつきないもの。
「LITALICOワンダー」はどのように対応しているのでしょうか。
基本的に下記のような方針で子ども一人ひとりの個性や特性に合わせ、柔軟に対応しているそう
- 子ども3~4人に対してスタッフ1名の割合で配置し少人数で行う
- 講義形式でなく、個々のペースで進めることができるスタイルで行う
- 授業は60分か90分で、テキストから外れたり試行錯誤する時間も大切にする
「教室は、自由な空間です。途中で寝転んだり歩き回ったりしても、スタッフがとがめることはありません。また、初めて体験する子の中には、教室に入りたがらずエレベーターのところで立ち止まってしまうこともあります。そんなときはまず、スタッフがエレベーターのほうに向かい、その子が興味を持ちそうなロボットを見せて『こういうもの、作ってみない?』などと声をかけるところから始めます」
「また、もし子どもがかんしゃくを起こしてしまったときは、スタッフとともに一度教室を離れて気持ちを落ち着かせてからもう一回教室の中に入るようにしたり、アンガーマネジメントのようなスキルを用いて指導したりすることはあります。
また、それで終わりにするのではなく何がきっかけでそういう事になってしまったかという背景を分析し、その子の状況や気持ちを理解をした上で再発しないための予防的なアプローチをします」
スモールステップを大切にし、達成感が何度も味わえる
また、実際にプログラミングしていくときも、“材料を用意する→作る→動かす”といったスモールステップを踏みながら、「ここまでできた!」という達成感を何度も味わえるように進行していくそう。
「スモールステップは、その子の特性や関心、能力に合わせてスタッフが一人ずつに合わせたプログラムを組んでいきます。もし、ステップの立て方がその子に合っていないと感じたらその都度組み直し、無理はしないけれど簡単すぎて飽きることはないように進めていきます」
子どものソーシャルスキルについては、以下の記事をご覧ください。
プログラミング教室で進路を決めた子もいる
2014年に誕生したばかりの「LITALICOワンダー」ですが、プログラミングという“好き”と出合えたことで、意欲や自信が深まったり、進学や就職の選択肢が広がった子どもたちがいます。
しーくん(小学5年生/LITALICOワンダー蒲田)
先天性の疾患があり、口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)のため発音が不明瞭で、現在も週に1回言語訓練に通っているしーくん。元々ゲームが好きなしーくんは、小学校3年生から「LITALICOワンダー」に通っています。
ある日、スタッフから、教室が主催する作品発表のイベント参加を勧められたしーくん。発表用にオリジナルのゲームをつくりましたが、どうしても言葉では伝わらない部分もあるため、先生の助けもかりながら動画やテキストでも資料をつくり、当日を迎えました。
普段みんなの前で話す機会がないしーくんは人一倍緊張しましたが、一人のクリエーターとして、作品に込めた思いについて堂々と発表することができました。
そんなしーくんの作品が、特別賞を受賞。
この経験を機に、しーくんは今まで以上に自信を持てるようになり、「次は、1万人が来場する作品発表イベントにも出てみたい!」と、新たな目標に向かって頑張っています。
Colaくん(高校3年生/ LITALICOワンダー川崎)
小学校5年生の頃、引っ越しで環境が変わったことで彼の環境は大きく変化しました。頭痛が増え、学校を休みがちになり、やがて不登校になったColaくん。お医者さんから「好きなことをやってみたら?」と言われ、工作が好きだったことを思い出し、「LITALICOワンダー」に通い始めました。
そこでロボットテクニカルコースに出会い、ものづくりに目覚めたColaくん。3Dプリンタで災害救助ロボットを製作し、「LITALICOワンダー」最大の作品発表の場「ワンダーメイクフェス」で企業賞を受賞しました。
その後、「ロボットの知識が学べる高校に行きたい」と夢が固まり、不登校を克服して関東有数の高校に進学。ロボット研究部に入部し、ロボコンにも初出場しました。現在は、金属加工やラジコン配線など自身のスキルを駆使し、製作に没頭する日々を送っています。
障害があっても不登校になっても、可能性を広げ、生きていく力を伸ばし、自分で自分の道を見つけていくことはできるのです。
すべての子に平等に可能性を与えられる習い事・プログラミング
ADHD、ASD、学習障害、軽度の知的障害の子やグレーゾーンの子など、発達障害の子や発達が気になる子はもちろん、障害のない子も参加OKで、現在も多数の子どもたちが通う「LITALICOワンダー」。
「これまで、レッスンを通してびっくりするくらい大きく成長した子どもたちをたくさん見てきました。自分の“好き”との出合いは、その子の自信になりますし、その自信がついたからこそ『苦手なことにもチャレンジしてみよう』と、次のステップにつながります。
これからも、プログラミング、IT、ものづくりを通して、発達障害がある子、不登校の子を含め、より多くの子どもたちの可能性を広げていきたいと思います」
新型コロナウィルスをきっかけに、オンラインによるレッスンも始めている「LITALICOワンダー」。地方に住んでいる親子からのニーズもひしひしと感じているそう。
ものづくりが好きな子どもの可能性を伸ばしたい、子どもの未来につながる新しいことを始めたいという人はまずは、無料体験授業へ参加してみてはいかがでしょうか。
<取材・執筆協力:長島ともこ>
体験教室はこちらから
「LITALICOワンダー」では、関東にある教室でもオンラインでも無料の体験授業を随時開催しています。はじめてパソコンを使う子でもロボットやゲームづくりを体験できるので、ぜひ下記から問い合わせをしてみてくださいね。
LITALICOワンダーの公式サイトはこちら