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2024.08.22

【2024年最新版】中学生向けおすすめ通信教育11選|メリット・デメリット、選び方のポイント

部活や遊びで忙しい中学生にとって、勉強の効率化を図ることは大切です。特に塾に通う時間が取れない場合、通信教育は非常に便利な選択肢といえるでしょう。通信教育は、自分のペースで学習できるうえ、コスト面でもメリットがあります。今回は中学生におすすめの通信教育をご紹介します。

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※本ページはプロモーションが含まれています

部活や遊びで忙しい中学生は、勉強も効率的におこないたいもの。塾に通うのも悪くありませんが、往復の労力がかかるのでスケジュール的に難しい場合も多いでしょう。

この記事では、中学生におすすめの通信教育や、不登校の中学生におすすめの通信教育などを紹介します。通信教育なら自分の好きなタイミングで取り組めるうえ、コストもリーズナブル。お子さんにぴったりな通信教育を活用すれば、学校の成績アップ、受験対策、補習などに役立つはずですよ。

中学生の通信教育の選び方

まず、中学生の通信教育の選び方から見ていきましょう。教材の種類や特徴、選び方のポイントを知れば、お子さんに合ったものを絞りやすくなります。

教材の種類と特徴

中学生の通信教育を選ぶ際、どの教材がお子さんに合っているかを見極めるのは難しいですよね。

通信教育の教材は、主に「動画」「紙」「オンラインプラットフォーム」の3種類に分かれます。具体的にどのような教材があるのか、そしてどんな特徴があるのかを見ていきましょう。

動画教材

動画教材は、インターネットが普及した昨今、特に人気が出ています。

たとえば教科の内容を専門の講師が解説してくれる動画や、問題を解く過程を動画で解説してくれる動画など、視覚と音声で学べるのが特徴です。

動画の解説は理解しやすいですが、その反面、なんとなく視聴して“わかったつもり”になることも少なくありません。見て終わりではなく、動画で学んだ内容を元に問題を解く習慣もつけられると良いですね。

また、アプリ教材も人気です。タブレットやスマホなどを使ってゲーム感覚で学べるので、机に向かうのが苦手というお子さんには特におすすめの学習方法です。

紙の教材

紙の教材(テキスト教材)は、ひと昔前まで通信教育の主流でした。今でも、学校の授業は紙の教材がメインで使われていますよね。

紙の教材は教科書のように使えるので、学校の授業の延長線として取り組めそうです。画面を使わないため、親としても「目が悪くなるから時々は休憩しなさい」と目を光らせずに済むでしょう。

ただ、自宅学習に紙の教材を使う場合、スケジュール管理が求められます。お子さん本人が「今日は〇ページやる」など計画を立てないと、ほとんど手をつけていないのに次のテキストが届くということも……。ある程度、学習習慣が身についている子ども向けの教材といえるでしょう。

オンラインプラットフォーム

中学生の通信教育では、オンラインを使った方法もあります。

過去の授業を録画した教材は自分のペースで視聴できるのがメリットですが、わからないことがあっても質問できないため、親のサポートが必要になる場面も出てくるかもしれません。

一方、ライブ授業ならリアルタイムで講師に質問できます。使い方やサービスよって家庭教師と同様のサポートを受けられるため、得意分野を伸ばしたり苦手克服に役立ったりするでしょう。

選び方のポイント

中学生の通信教育は、動画教材や紙の教材などさまざまですが、選ぶ教材によって特徴が異なるので、ひとつに絞るのが難しいこともありますよね。

そこで、通信教材の具体的な選び方を解説します。保護者がポイントを押さえて選ぶのも大切ですが、お子さんの意見にも耳を傾けてあげると、長続きして取り組めるでしょう。

子どもの学習スタイルに合うものを選ぶ

お子さんは、どのような学習スタイルを好みますか? 机に向かってコツコツ勉強するのが好きなお子さんなら、紙の教材が良いかもしれません。一方、ゲームが好きなお子さんには、ゲーム感覚で取り組めるアプリ教材や動画教材の方がマッチしているでしょう。わからないことを徹底的につぶしたいなら、オンラインプラットフォームでライブ授業に参加するのも良さそうです。

大事なのは、お子さんが「これなら続けられそう」と感じる教材を選ぶこと。そのためには保護者の判断も大切ですが、お子さん本人の意見も尊重してあげてください。

子どもに合った難易度の教材か確認する

中学生の通信教育を選ぶ際、難易度の確認も欠かせません。たとえば、授業についていくために受講する場合、「難関高校合格者多数輩出!」とアピールした通信教育だと少々レベルが高く感じるかもしれません。

やる気を持って取り組んでも、「自分にはできない」と感じた時点で消極的になってしまいます。学習そのものへの意欲がなくなったら本末転倒なので、お子さんに合ったレベルの教材を選びましょう。

ほとんどの通信教育は、お試し受講期間を設けています。実際に教材を見て、お子さんと一緒に難易度を確認することをおすすめします

口コミやレビューを参考にする

中学生の通信教育を選ぶにあたって、口コミやレビューも参考になります。インターネットで調べるのも良いですし、受講している(受講していた)ママ友がいたら感想を聞いてみましょう

「学校の授業についていくために受講したけれどレベルが高すぎてすぐにやめた」「オンラインプラットフォームの授業を子どもが興味深そうに聞いている。学校の成績もかなり上がった」など、良い口コミから悪い口コミまでいろいろ出てくるはずです。

できれば、お子さんと近い年齢・近い学力の口コミを選べると良いですね。

他者の評価は参考になりますが、すべてのお子さんに当てはまるとは限りません。悪い口コミが気になっても、実際に受講してみたらお子さんに合っていたということも珍しくないので、口コミやレビューはあくまで参考程度にして、お試し受講期間でお子さんとの相性を見極めていきましょう。

中学生の通信教育のメリット、デメリット

中学生の通信教育にはさまざまなメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。メリット・デメリットどちらも知って、納得のいく学習にしたいですね。

メリット

まずメリットから紹介します。お子さんにとってのメリットはもちろんですが、保護者にとってのメリットも見逃せません。

自分のペースで学習できる

通信教育なら、自分のペースで学習できます。塾や家庭教師とは異なり、通信教育に決まったスケジュールはありません。都合の良いときに学習できるので、部活や遊びに忙しい中学生には大きなメリットになるでしょう。

また、わからない部分は遡って何度でも学習できます。「わからないまま次に進んでしまった」ということがないのは、自分のペースで学習できる通信教育ならではのメリットですね。

紙やタブレットなど豊富な教材から選べる

通信教育では、自分の好きな教材で学習できます。たとえば塾だと、決まったテキストがあるため、自分で選べないことがほとんどでしょう。

しかし通信教育なら、テキストはもちろん、タブレットを通した学習など、自分の好きなツールを選べます。自分で選んだツールだからこそ、続けやすく、モチベーションも高く取り組めますね。

ただ、ひとつだけで学習するのはあまりおすすめしません。タブレットを使った通信教育なら定着度を紙の教材でチェックしたり、紙のテキストをメインにしつつ動画も使ったりなど、複数の教材を併用しながらすすめると良いでしょう。

通塾と比べると安い

中学生の通信教育は、通塾と比べるとかなりリーズナブルです。中学生になると月謝や夏期講習など、ひと月に万単位で費用がかかることも珍しくありません。しかし通信教育なら、高くても一万円程度で受講できます

塾は高学年になるにつれて費用も上がっていくのが一般的なので、早くからリーズナブルな方法を選べば家計も助かりますね。

デメリット

たくさんのメリットがある通信教育ですが、一方でデメリットも存在します。受講する前は、お子さんにデメリットもきちんと説明したうえで、「それでも続けられそうか」を聞いてみましょう。

自主性が必要

通信教育には自主性が欠かせません。自宅に教材が届き、スケジュールも特に決まっていないからこそ、お子さんがしっかり計画を立てて取り組む必要があります。

「今日は部活で疲れたから」「今日は友達と遊ぶから」など後回しにしていると、ほとんど手をつけられないまま新しい教材が届いてしまうかもしれません。

たとえば塾だと進捗スケジュールが決まっているうえ、次回までの宿題も渡されます。あえて自分で計画を立てなくてもサポートがあるため、自然に学習が軌道に乗るでしょう。

通信教育ではそれがないので、お子さん本人が「夕飯までに〇ページ進める」「今日は国語を重点的にやる」など決めていかなければなりません。

子どものレベルに合っていないことがある

通信教育のレベルはさまざまなので、教材によってはお子さんのレベルに合わないことがあるかもしれません。

たとえば授業についていくことが目的の受講なら、難関校合格のための教材はレベルが高すぎてつまらなく感じるのではないでしょうか。

教材のレベルを確認するために、お試し期間を活用しましょう。ほとんどの通信教育ではお試し期間を設けているので、お子さんと一緒に「これならできそう」という教材を見つけてください。

なお、1社ではなく、複数社の教材を比較検討するのをおすすめします。保護者から見てわかりやすい教材も、お子さんにとっては「簡単すぎる」「難しすぎる」「わかりにくい」など思うことがあるかもしれません。お子さんの意見も聞きながら、レベルに合った通信教育を受講しましょう。

中学生におすすめの通信教育11選

通信教育の種類はたくさんありますが、その中でも中学生におすすめのものを厳選しました。資料を取り寄せたりお試し期間を活用したりしながら、お子さんと一緒に合うものを見つけてくださいね。

1. Z会の通信教育 中学生向けコース

引用:Z会の通信教育 中学生向けコース

Z会はこれまで、難関高校や難関大学など、通信教育を通して受講者の学力向上をサポートしてきました。最近ではAIが導入されたタブレットで、問題レベルを自動調整して出題したり、習熟度を数値で見える化したりなど、ますます学習が定着しやすくなっています。

タブレット学習では書く機会が失われがちですが、Z会の通信教育は「考えて書く」学習を大切にしています。タブレットに書き込んだ分だけ、アバターが日本の名所を旅行! ゲーム性もあるので良いモチベーションにつながりそうです。

また、定期テスト対策では全教科高得点を狙って対策します。AIが一人ひとりの実力に合わせて、最短ルートで良問を出してくれますよ。

なお、「実技4教科マスターBOOK」も見逃せません。定期テストでは、美術、音楽、保健体育、技術家庭などの教科も入り、内申点に影響することがあります。学習アプリにこれらの教科の「ポイントチェック問題」「得点UPテスト」などが配信されるので、効率的に高得点を狙いましょう。

2. スタディサプリ中学講座

引用:スタディサプリ中学講座

スタディサプリは、「ベーシックコース」と「個別指導塾オンライン」の2コースに分かれています。

ベーシックコースでは、5教科+実技4教科の9教科の定期テスト対策が可能です。予想問題は教科書に対応していて、テストに出やすい定番問題から応用問題まで幅広く収録。タブレットでは答えが選択制になりがちですが、記述式問題もあるのでかなり実践的な対策ができるでしょう。

「苦手分野がある」というお子さんでも大丈夫。苦手な教科は、小1までさかのぼって学習し直せます。一方得意分野のあるお子さんは、高3までの先取り学習も可能です。理解度に応じてマイペースで学習をすすめられます。

ちなみに勉強をがんばると、アプリ内で専用のコインが溜まります。コインは自分専用のペットを育成できたり、キャラクターの洋服を着せ替えられたりするので、思わずモチベーションも上がりそう。

なお、塾にしようか迷っている方には、個別指導塾オンラインコースがおすすめです。ベーシックコースでの学習に加え、週1回60分、講師と話せるので、わからないところがあったら徹底的に質問できますよ。

3. 進研ゼミ中学講座

引用:進研ゼミ中学講座

進研ゼミ中学講座には、「ハイブリッドスタイル」「オリジナルスタイル」の2つの学習スタイルが用意されています。

ハイブリッドスタイルでは、専用タブレットを中心に学習をすすめていきます。動画や音声を使いながらゲーム感覚で取り組めますが、紙教材も届くので使い分けられるのがメリット。学習スケジュールもAIが作成してくれるので、忙しいお子さんにもぴったりです。

一方オリジナルスタイルは、紙テキスト中心の学習法です。学校の定期テストは紙でおこなわれるので、紙テキストなら実際のテストや受験にも対応しやすいですね。なお紙のためAIは導入されていません。自分で学習計画を立てながら勉強しなければならないため、自主性が培われそうです。

公式サイトの発表によると、進研ゼミ中学講座を受講して、成績の伸びを実感したお子さんの割合は91.0%。努力賞プレゼントなど、がんばりによってご褒美ももらえるので、ますますやる気につながりますね。

4. スマイルゼミ中学生向け通信教育

引用:スマイルゼミ中学生向け通信教育

スマイルゼミは、「実力がつく教材」と「続く仕組み」の2つを大切にしている教材です。

専用タブレットが、お子さんの状態を常に把握・分析。電源を入れると“今日取り組むべき内容”が表示されるなど、二人三脚でサポートしてくれます。間違えた問題があれば、AIが間違えの原因を把握して、お子さんに合った苦手対策講座を作成してくれます。家庭教師並みのサポートですね!

動画による授業にも定評があり、専門の講師による映像授業、自分で動かせるアニメーション教材など、理解を深めるための工夫がたくさん。

公式ホームページには、「旅行で遅い時間に帰宅した後でもスマイルゼミをしていた時は感動しました」というように保護者からの口コミも寄せられています。

中学生は受験も見据える時期だからこそ、勉強が日課として定着することがとても大切です。スマイルゼミで勉強の習慣がつけば、定期テストから受験まで総合的な学力アップが期待できそう。

5. 東進オンライン学校中学部

引用:東進オンライン学校中学部

公式ホームページの発表によると、東進オンライン学校中学部の受講者は、非会員に比べて得点が10.2点ほどアップしているそうです。さらに、受講生の94.3%が「楽しかった」、97.0%が「わかった」など、好意的な感想を寄せているのだとか。

コースは、「標準講座」「実践力養成講座」の2つです。

標準講座の場合、英語はネイティブの先生の発音を聞いて、真似したり知識をつけたりします。数学では、関数を自販機、座標をイルカのダイブに例えるなど、オリジナルの教え方でイメージしやすいように解説していきます。どちらも、タブレットだけではなくテキストも使います。また確認テスト、月例テストなど頻繁に定着度を測る機会があるので苦手撲滅にも役立ちそう。

実践力養成講座では、平均点ではなくて90点を獲得するのが目標。まず基本事項を確認したら、実践問題と解説授業で理解を深めます。その後定期テストで本番レベルの問題を解くことで、実践力や応用力を身につけていきます。

ちなみに授業を担当するのは、東進の講師たち。丸暗記ではなく“理解”する学習法なので、どのような問題が出ても太刀打ちできそうです。

6. デキタス

引用:デキタス

デキタスは、小中学生向けのオンライン学習教材。城南予備校で有名な城南進研グループの講師陣が監修しています。専用タブレットなどは必要なく、お手持ちのパソコンやスマホで受講可能です。(※推奨動作環境あり)

1授業は最大5分。かわいいキャラクターたちがゲーム感覚で学習をサポートしてくれますよ。確認テストは○×で出題されます。難しい問題はなく、授業をしっかり聞いていれば解けるものばかりなので「できた!」という自信につながるでしょう。

学習やログインをすると、ポイントが貯まります。ポイントは景品と交換できるので、がんばった成果が目に見えてますますやる気がアップしそう!

公式ホームページには、「英語楽し~い!将来英語に関する職業につきたくなった!!これからも頑張りたい!!」「初めて一発で、全問正解できて、ちょ~うれしい!!」といった、楽しく学習に取り組んでいるお子さんの声がたくさん寄せられています。

保護者からも、「ポイントがたまるのがうれしいみたいで、喜んでやっております」など好意的な感想が続々と寄せられているようです。

7. RISU数学基礎クラス

引用:RISU数学基礎クラス

RISU数学基礎クラスは、その名の通り、数学に特化した通信教育です。公式ホームページによると、検定試験にも合格者多数。数学が得意なお子さんはもちろん、数学の苦手克服にもおすすめの通信教育です。

他の通信教育と同じようにレッスン動画が配信されますが、お子さんの状態に合わせて内容が変わるので、「難しすぎてわからない」「簡単すぎてつまらない」などレベルのミスマッチはありません。間違えた問題は、忘れそうなタイミングで再び出題されるので、“わかったつもり”になることもないでしょう。

また無学年性を採用しているため、つまずいた問題はやり直しに戻ったり、得意分野は先取りしたり、お子さんごとに自由な使い方が可能です。

わからないことがあれば24時間365日無料でサポートしてもらえるので、通信教材にありがちな「わからないことを聞く相手がいなくてどんどんつまずいた」というリスクもありません。その場ですぐに質問できるなんて、塾や家庭教師並みの手厚いサポートですね。

8. 中学ポピー

引用:中学ポピー

中学ポピーは「学ぶ力」を伸ばすことを目標にしています。学校の教科書に合わせた内容で編集されているので、授業の予習・復習や定期テスト対策などに役立つでしょう。

紙の教材をメインにしていて、暗記ブック「おぼえるモード」、高校入試対策ができる「FRESTA」、「4技能スタディワーク」などさまざまな教材でサポートしてくれます。1ページ10分~30分程度で要点を理解できるようにつくられているので、部活などで忙しい中学生でも無理なく取り組めるでしょう。

紙の教材には、紙ならではのメリットがあります。問題を解く過程を残せるので振り返ったときに間違えた箇所がひと目でわかったり、知識の習得が効率的になったり、保護者としては視力の低下を心配しなくて済んだりするのも助かりますね。

9. すらら

引用:すらら

すららのキャッチコピーは「偏差値30台でも、成績がどんどん上がる!」。公式ホームページによると、今まで0点台だったお子さんが、すららを始めてから80点台までアップしたそうです。(中学2年生 利用者様の事例)

無学年学習を採用しているので、苦手分野があれば前の学年までさかのぼって復習できたり、得意分野は先取り学習したりできます。学習はアプリで展開しますが、キャラクターが話しかけるような形で授業がすすんでいくため、楽しく学習できるでしょう。

生徒一人ひとりのレベルを見極めて、理解度に沿ったレベルで問題が出題されるため、お子さんが「わからない」と投げ出すリスクはありません。困ったときはすららの専任コーチ(現役の塾講師)が徹底的にサポートしてくれますよ。

すららには全国の仲間と競えるイベントもあるので、モチベーションもアップしそうですね。なお、主要5教科に特化しているため、実技4教科の学習はありません。

10. 公文式通信教育

引用:公文式通信教育

公文式通信教育には、「プリント通信学習」「タブレット通信学習」の2種類があります。

プリント通信学習の場合、自宅にプリントが届くので、月に1回学習済みのプリントを返送します。すると担当の指導者が採点したりアドバイスを記入したりしてくれるので、それを見ながら学習のフィードバックをおこないます。

タブレット通信学習は、2026年3月まで実証実験期間中です。他の通信教育が続かない方や、アプリ学習にあまり興味の湧かないお子さんに対して「人の温もりのあるアプリケーション学習」を提供しているそうです。実証実験中なので定員があります。お申し込みはどうぞお早めに! 

なお、専用タブレットの購入などは必要ありません。お手持ちのタブレットに学習アプリをダウンロードするだけなので、初期費用が少なく済むのも助かりますね。

11. オンライン個別指導塾 Fit NET STUDY 中学生コース

引用:オンライン個別指導塾 Fit NET STUDY

オンライン個別指導塾 Fit NET STUDY 中学生コースの特徴は、講師1人に対して生徒2人までという手厚い指導。理解できていない単元がそのままになってしまわないよう、担任制を採用し、担任と講師がチームを組んで、「わからない」をなくし、成績を上げるためのサポートをしてくれます。

対面式の授業に加え、予約不要で学習できるオンライン自習室(スタディルーム)や、先生に質問できる解説ルーム(予約制)、担任の先生が個別コーチンングしてくれる「担任ルーム」(予約制)などを設置。解説ルームでは学校の宿題も質問できます。

公式ホームページによると、定期テストの結果(2022年の中間テスト、中学2年生数学)は、平均12点もアップしています。お子さんがつまづかないようなサポート体制が構築されているので、1人ではうまく勉強できないお子さんや学校の授業についていけずに困っているお子さんには特におすすめです。

中学生が通信教育を効果的に活用するためのポイント

なにかとスケジュールが埋まりがちな中学生は、短時間でいかに効率よく勉強できるかが学力アップのポイントです。

では、中学生が通信教育を効果的に活用するためのポイントについて具体的に見ていきましょう。

目標と学習スケジュールを立てる

中学生が通信教育を効率的に活用するためには、まず目標と学習スケジュールを立てることが大切です。お子さんができそうな範囲で、無理なく設定すると長続きするでしょう。

目標を設定する

中学生が通信教育を効果的に活用するために、具体的な目標設定も大切です。昨今の通信教育は、目標やレベル別にカリキュラムが分かれています。

「〇〇高校に入りたい!」というように受験対策として活用するのはもちろん、「定期テストで10位以内に入りたい」「前回の成績よりも20点アップさせる」というように目先の目標に向かって努力するのもおすすめです。

目標を設定しないと、遅かれ早かれモチベーションが下がりかねません。「次は学年トップを取りなさい」など保護者が目標を設定するのではなく、できればお子さん本人に決めさせてあげてください。

スケジュールを作成する

たとえば塾だと、決められたスケジュール通りに学習がすすみますが、通信教育の場合そうはいきません。好きなときに学習できるのが通信教育のメリットですが、その反面、「時間がない」「疲れた」など後回しにしていると“ただ教材が届くだけ”になってしまいます。

「今日は〇ページやる」のようにスケジュールを立てて、毎日勉強時間を確保しましょう。ただ、苦手分野はつい後回しにしがちです。「数学は得意だから、今週は苦手な国語を重点的にやろう」というように、教科ごとの配分も意識してくださいね。

定期的なスケジュール調整

スケジュールを完璧に作成しても、そのスケジュールは“絶対に守るべきもの”というわけではありません。つまずいたところを何度もやり直したり、調べたいことが出てきたり、急な用事が入ったりなど、予定通りに学習がすすまないこともあるでしょう。

そのようなとき、立てたスケジュールにこだわりすぎていると「スケジュール通りにできない自分」にフォーカスが当たり、自己嫌悪になったり学習へのモチベーションが下がったりするかもしれません。

スケジュールを細かく立てるのは素晴らしいことですが、週に1度は進捗度を振り返って、今後の学習計画を調整してください。自分のペースで無理なくスケジュールを組んでいけば、それが達成できたとき、モチベーションがさらに上がるでしょう。

反復や休憩を取り入れる

中学生が通信教育で効率的に学習するためには、反復や休憩も大切です。繰り返せば定着率が上がりますし、時には脳を休ませると高い学習効率をキープできるでしょう。

アクティブラーニングを実践する

アクティブラーニングは、新しい学びの形として注目を集める学習法です。

これまでは、教師による一方的な講義で、脳に知識を詰め込むスタイルが主流でした。しかし最近はAIの台頭により、知識よりも、判断力・思考力・表現力・主体性・協働などが重視されるようになりました。

たとえば自分で課題を決めて追及したり、オンラインプラットフォームのグループ授業の場合は他の生徒と意見交換したりなど、アクティブラーニングの方法はさまざまです。「どれだけ知識を頭に詰め込めるか」ではなく、「学ぶことは楽しい」と自分で気づけるような取り組みができると良いですね。

反復学習を取り入れる

間違えた問題があったとき、回答解説を読んで完璧に理解するお子さんはなかなかいません。そのときは理解したつもりでも時間が経つと忘れてしまったり、数値を少し変えて出題するとまたわからなくなってしまったりなど、理解した“つもり”で学習をすすめていくと、遅かれ早かれつまずきの原因になります。

間違えた問題は繰り返し解きましょう。なおAIを活用した動画教材(タブレット型通信教材など)の場合、お子さんの苦手分野をAIが記憶して、定期的に再出題してくれる機能を持つものもあります。

インターバル学習法を活用する

「今日は5時間勉強する」など目標を決めて取り組むのは素晴らしいことです。しかし人間の集中力はそう長く続きません。脳の活動が低下した状態で学習すると効率が悪いので、思いきって細かく休憩をはさんでみませんか。

勉強を15分間がんばったら、5分間の休憩に入りましょう。これを1セットとして、勉強時間中ずっと繰り返します。

ある実験によると、勉強の合間に休憩をはさんだほうが記憶の定着率が上がるのだそうです(実験者/東京大学 脳科学者・池谷裕二教授)。これをインターバル学習法といいます。脳のオンオフをはっきり分けて、最大限の効率的な学習を目指しましょう。

保護者が適切にサポートする

中学生の通信教育を効果的に活用するためには、保護者のサポートも欠かせません。親子二人三脚で、お子さんの学力を上げていきましょう。

学習環境の整備

お子さんが集中して通信教材に取り組むためには、学習環境が整っていることが大前提です。スマホやゲーム機が手元にあると気が散りますし、暑すぎたり寒すぎたりする部屋では勉強どころではないでしょう。

お子さんが学習するスペースには余計なものを置かず、集中できる環境をつくりましょう。できるだけ静かなほうがいいと思いがちですが、お子さんによっては「音楽を聴くほうが集中できる」「ラジオを流しながらのほうがいい」など雑音を好む場合もあるので、お子さんと話し合いながらベストな状態を見つけてください。

ポジティブなフィードバック

お子さんががんばって勉強に取り組んでいても、結果が出ないこともあるでしょう。

そのようなときでも、ポジティブな声掛けを忘れないようにしたいですね。「まったく成績が変わっていないじゃない。ちゃんと勉強しているの?」と責めるのではなくて、「よくがんばっていたのを知っているよ。これからだよ」など努力の過程を褒めてあげてください。

保護者からのポジティブなフィードバックは、お子さんにとって最高の励みになります。

一緒に学習する時間を作る

親も毎日忙しいと思いますが、できれば、お子さんと一緒に学習する時間をつくってみましょう。

同じ単元・同じ教科の勉強でなくて構いません。お子さんが受験勉強をしている時間、保護者は資格試験の勉強をするなど、勉強の時間を共有することで「お互いにがんばろうね」というメッセージを送り合えます。

勉強の集中が途切れそうなときも、「親ががんばっているから自分もがんばろう」と奮い立つきっかけにもなりそう。

不登校の子の通信教育の選び方とおすすめの通信教育

不登校のお子さんが学習面で遅れを取らないようにと通信教育を検討しているご家庭もあるでしょう。通信教育は自宅で学習できるのがメリットですが、その反面、やらなかったり興味が湧かなかったりすることもあります。

不登校のお子さんの通信教育はどのように選ぶのが良いのでしょうか。おすすめの通信教育も合わせて紹介します。

不登校の子の通信教育の選び方

まずは、不登校のお子さんの通信教育の選び方から見ていきましょう。ポイントは、“無理なく続けられそうか”です。

子どもの興味を引く教材を選ぶ

不登校のお子さんの通信教育を選ぶなら、お子さんが興味を持つかどうかをしっかり確認してください。保護者目線で「これがわかりやすい」と感じても、お子さんは「絵が少なくてつまらない」「難しそう」など興味を持ってくれないかもしれません。

保護者が複数社からお試し教材を取り寄せて、お子さんの意見も聞きながら決めていくことをおすすめします。お子さんが「これなら続けられそう」と感じたものなら、興味を持って長く取り組んでくれるでしょう。

個別指導やサポートが充実している教材を選ぶ

通信教育は自宅で完結しますが、その分、「質問があるときに聞ける相手がいない」というデメリットもあります。まして不登校だと「明日登校したときに先生に聞いてみよう」ということもできないので、通信教育のサポート体制をしっかり確認したいですね。

わからないことを専用タブレットから質問できたり、24時間質問を受け付けていたりなど、通信教育によってサポート体制はさまざまです。「問題と回答が渡されて終わり」ではなくて、学習過程をしっかり支えてくれるような通信教育を選びましょう。

無理のないペースで学べる教材を選ぶ

不登校のお子さんが通信教育で学ぶなら、無理のないペースで学べる教材を選びましょう。

たとえば、紙のテキストが次々と届くような通信教育だと、「まだ終わっていないうちに次の教材が来た」とうんざりして意欲を失いかねません。毎日少しずつでも、マイペースで取り組める教材がおすすめです。

また細かくスケジュールを立てず、お子さんの意思に任せるのもポイントです。自分から興味を持って取り組めるような教材を見つけられると良いですね。

不登校の子におすすめの通信教育

最後に、不登校の子におすすめの通信教育を紹介します。先ほども紹介した通信教育ですが、不登校のお子さんにも配慮されているのです。

1. すらら

引用:すらら

すららは、無学年方式を採用しています。「勉強についていけない」と不登校になったお子さんは、つまずいた学年までさかのぼって、苦手を克服することが大切です。

周りに合わせず、一人ひとりのペースで学習がすすむので、「授業が早すぎる」「遅すぎる」ということはありません。基礎から苦手を克服しつつ、得意教科は先取りするなど、マイペースで学習をすすめていくことができます。

また、アニメのようにかわいいキャラクターが講師を務めるので、人と関わるのが苦手なお子さんにもぴったり。正解すると褒めてくれるのでやる気もさらにアップしそうです。なお、わからない問題は専用アプリの質問機能ですぐに質問できます。

すららは、学校の出席認定に必要な要件を満たしています。すららを受講して学校が出席扱いになった人数は、累計1700人以上だそうです(公式ホームページによる)。学校復帰から進路選択まで、将来の幅が広がりますね。

2. デキタス

引用:デキタス

「不登校ですが、ついていけるでしょうか?」というユーザーからのよくある質問に、「はい、大丈夫です。不登校のお子様でも安心して学んで いただける設計となっております。」と答えているデキタス。教材は、EdTech(エドテック)つまり「学習者と教育者の両方にメリットがある科学技術を活用した教育」を実証する経済産業省の「未来の教室」事業にも選ばれています。

授業動画は1本たった2~5分とコンパクト。さらにユニークなキャラクターが解説してくれるので、勉強に苦手意識があるお子さんも取り組みやすいでしょう。問題を解くごとにアツい応援メッセージが送られてくるのも、モチベーションアップに役立ちそう。

デキタス専属講師によるオンライン対面指導では、画面を共有しながら、わからない問題の解き方をマンツーマンで教えてもらえます。お子さんだけではなく、保護者も家庭学習のやり方などを相談することができますよ。すららと同じように、出席扱い認定制度にも対応しています。

3. 進研ゼミ中学講座

引用:進研ゼミ中学講座

進研ゼミ中学講座も不登校児童・生徒の出席扱い認定制度に対応している教材の1つです。

学校の教科書と同じ内容が、「講義7分+演習8分」の1回15分で学べるだけではなく、定期的な実力診断テストで全国の同学年内での順位を確認したり、教科ごとのアドバイスをもらうこともできます。自由参加のライブ授業や、苦手な単元の要点が3分でわかる動画を活用すれば、自分の目標に合った学習を自分のペースで進めていくことができるでしょう。

AIチャットが24時間いつでも学習をサポートしてくれるので、先生に質問するのは緊張するというお子さんが利用しやすいのも利点です。

また進研ゼミ中学講座は、保護者向け個別相談サービスを提供。勉強の仕方、成績・進路について、学習法のアドバイスなどを担当者と電話やチャットで直接やり取りできるので、お子さんの状況を相談しながら学習をすすめていくことができます。お子さんの学習を、教育のプロと二人三脚でサポートしてあげられそうですね。

中学生の通信教育にはさまざまな種類があるので、お試し期間を活用して複数社を比較検討したいですね。保護者の考えも大切ですが、お子さんの意見を最優先してあげると長続きするかもしれませんよ。

<参考サイト>
RNBエンタメディア|中学生向け通信教育おすすめ9選【2024年最新】選び方や目的別おすすめ教材も徹底解説!
StudySearch|中学生の通信教育の選び方、メリット、おすすめの通信教育について徹底解説
コエテコ|中学生の通信教育おすすめ11選!紙・デジタル教材どちらも【2024年最新比較】
studyPASS|アクティブ・ラーニングとは?その現状と私立校の取り組み【教育keyword series4/高校編】
StudyGeek|誰でもできる!集中して勉強を続けられるインターバル式勉強法
サブスタ|中学生の家庭学習方法は?効率よく習慣を身にけるための親のサポート法も解説します

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