春休みの読書におすすめ! 全国の小学生が選んだ「こどもの本総選挙」ベスト10を発表
NPO法人こどもの本総選挙事務局が、全国の小学生に「今まで読んだ中で1番好きな本」を投票してもらうイベント「こどもの本総選挙」の結果を発表しました。16万人の子どもたちが「一番好き!」と指名した10冊の本。本好きなお子さんはもちろん、読書ビギナーのお子さんにもおすすめですよ。
春休み、お子さんとどう過ごしますか?
新型コロナウィルスはまだまだ収束する気配がないため、おうちで過ごすご家庭も多いかもしれません。
おうち時間を充実させるために、親子で話題の本を読んでみてはいかがでしょうか。本にあまり興味がない子どもでも、小学生に人気の本なら積極的に読んでくれるかもしれませんよ。
「こどもの本総選挙」とは
「こどもの本総選挙」は、NPO法人こどもの本総選挙事務局が、子どもたちに素敵な「本」との出会いや豊かな読書体験を届けることを目的に、“小学生に今、支持されている本”を発表している企画です。
全国の小学生が投票した「一番好きな本」が、ランキング形式で発表されます。2022年2月11日に発表された「こどもの本総選挙」は第3回目で、これまでに35万人以上の小学生が参加しています。
「こどもの本総選挙」ベスト10
2022年2月11日に発表されたばかりの、第3回「こどもの本総選挙」ベスト10の結果を見ていきましょう!
グランプリ:『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』/偕成社
NHKでも放映している、『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』。特に女の子たちからの圧倒的な支持を得て、栄えある1位に輝きました。
「ふしぎな駄菓子屋、銭天堂。そこで売られているお菓子は、使い方や食べ方を間違えると大変なことに…」という、大人もワクワクするあらすじ。
2位:『ざんねんないきもの辞典』/高橋書店
何作も刊行されている、ざんねんないきものシリーズ。
『ただ動物のことを「かっこいいな」とか「かわいいな」と思っていたけど、外見だけではない面白さを見みつけた。』というのは投票した小学4年生のコメント。
よく知っている生きものの意外な一面に、思わず笑ってしまいます。生きものへの興味にもつながる本ですよ。
3位:『あるかしら書店』/ポプラ社
数々の絵本を手掛けている、ヨシタケシンスケさんの本が3位にランクイン。
人々が「あったらいいな」と思う夢のような本やグッズが飛び出す「あるかしら書店」を舞台に、ユーモアがあり、ほっこりするストーリーが繰り広げられます。
きっと、お子さんの想像力も、「本って楽しい」という気持ちもふくらむでしょう。
4位:『りんごかもしれない』/ブロンズ新社
こちらの本も、手掛けたのはヨシタケシンスケさん。ひとつのりんごをテーマに、「りんごじゃないかも…?」なんてユーモラスな視点で展開していきます。
投票した小学5年生は、『私も色々なあたりまえなものについて、そうぞうするので、この本に共感できました。たくさんの「そうぞう」を見みていると、楽しいのです。』とコメント。
“常識を疑う”ことで、想像力や創造力が育っていきそうです。
5位:『鬼滅の刃 無限列車編』/集英社
日本全土に大ブームを巻き起こした、「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」。5位にラインクインしたのは、そのノベライズ版です。
「鬼滅」好きなお子さんなら、一気に最後まで読んでしまうかも?
「文字だけなのに迫力がある」「読むだけで泣いたり笑ったりできる」と、劇場版に負けず劣らず人気のようです。
6位:『5分後に意外な結末 ①赤い悪夢』/学研プラス
5分で読める短編が多数収録されています。どのストーリーも、最後にはまさかのどんでん返し…! 小説のおもしろさを堪能できる一冊です。
小学生からも「読書が苦手でも読みやすい」と太鼓判を押されていますよ。
7位:『りゆうがあります』/PHP研究所
こちらもヨシタケシンスケさんが手掛けた本です。ストローをかじる、びんぼうゆすりをする、鼻をほじる…など身近なシーンを元に、それぞれの『りゆう』を説明します。
すべてのりゆうは、実にユーモラス。そういう視点もあるか!と思わずクスッとしてしまうでしょう。
8位:『四つ子ぐらし ①ひみつの姉妹生活、スタート!』/KADOKAWA
主人公は、中学1年生のかわいい四姉妹。ハチャメチャながらも、楽しく生活する様子を描いています。
四姉妹の性格はバラバラなので、クラスの友達と「四姉妹の中で誰が好き?」なんて会話をするのも楽しそうですね!
9位:『スイミー』/好学社
実は『スイミー』の創刊は、1969年。時代を経てもその人気はおとろえず、今でも小学校低学年の国語の教科書に掲載されているほど。
ひとりぼっちになってしまったスイミーに感情移入したり、海での冒険にわくわくしたり…。本の内容を楽しんだ後は、「このあと、スイミーはどうなったのかな?」なんて“その後”のストーリーも想像してみましょう。
9位:『ほねほねザウルス』/岩崎書店
恐竜の赤ちゃんたちが、仲良し3人で冒険に出かけるストーリーです。骨だけど、その姿は元気でキュート。仲間の大切さや、冒険の楽しさを教えてくれる一冊です。
※『スイミー』と『ほねほねザウルス』は、ともに9位として発表されています。
「こどもの本総選挙」概要
- 主催: NPO法人こどもの本総選挙 事務局
- 後援: 朝の読書推進協議会 / 一般社団法人日本書籍出版協会
- 「こどもの本総選挙」の結果 公式ホームページ
- 「こどもの本総選挙」の結果 タブロイド版
子育てのお悩みを
専門家にオンライン相談できます!
「記事を読んでも悩みが解決しない」「もっと詳しく知りたい」という方は、子育ての専門家に直接相談してみませんか?『ソクたま相談室』には実績豊富な専門家が約150名在籍。きっとあなたにぴったりの専門家が見つかるはずです。
子育てに役立つ情報をプレゼント♪
ソクたま公式LINEでは、専門家監修記事など役立つ最新情報を配信しています。今なら、友だち登録した方全員に『子どもの才能を伸ばす声掛け変換表』をプレゼント中!