子どもの学習にもメリットだらけ!大谷翔平も作った「目標達成シート」とは?
メジャーリーガーの大谷翔平選手が高校1年生の時に作っていたことで注目を集めた「目標達成シート」をご存じですか? 今回は、スポーツはもちろん、学習、習いごと、ビジネスなど、さまざまなシーンで使える「目標達成シート」の書き方やメリットを解説します。お子さんはもちろん、パパママの目標達成にもお役立てくださいね。
「テストで100点が取りたい」「野球部でレギュラーになりたい」など、子ども自身が目標を掲げていると、叶うように応援したくなりますよね。「がんばれ!」と声をかけるのも良いのですが、せっかくなら目標達成まで親子一丸となって取り組みませんか?
ゴールを見据えている方におすすめなのは、“目標達成シート”。かつてメジャーリーガーの大谷翔平選手も使っていたとされ、その効果は大いに期待できます。
この記事では、10万部売れている『原田隆史監修 目標達成ノート STAR PLANNER』(原田隆史・著)をもとに、目標達成シートの書き方やメリットを解説します。スポーツはもちろん、学習、習いごと、ビジネスなど、さまざまな場面に活用できますよ。
目次
目標達成できないのはなぜ?
「がんばっているのに目標達成できない」というケースは少なくありません。そんなときは、「ゴール」「道のり」「方法」を見直しましょう。
ゴール
ゴール(目標)は、具体的であるほど効果的です。たとえば「勉強をがんばる」だと抽象的すぎるのでNG。「期末テストの国語で100点を取る」など、時期や数値をできるだけ明確にしましょう。あまり高すぎる目標だとモチベーションに影響しかねないので、目標レベルは“ほどほど”に。
道のり
ゴール到達のためには、定期的なデバックが欠かせません。たとえば「期末テストの国語で100点を取るためには、再来週の小テストで85点以上を取らなければ」など、細かいステップで目標を設定してください。小さな目標を立てて、そこに到達できるスキルがあるかどうかを逐一把握しましょう。
計画
たとえば「期末テストの国語で100点を取る」が目標の場合、どの単元にどの程度の時間を割り当てるのか…という“計画”も重要です。漢字ばかり勉強していると文章題がおろそかになりますし、文法や熟語の単元も見逃せません。「この単元をいつまでに完璧にする」など、進捗状況をもとにしながら細かく計画していきましょう。
今話題の「目標達成シート」とは
目指している目標があるなら、漠然と「がんばる」だけでは不十分。できるだけ細かいステップを定め、達成までの道のりを着実に踏むことが大切です。
二刀流で知られるメジャーリーガーの大谷翔平選手は、花巻東高校1年生のときに「目標達成シート」を作成していたそうです。当時の監督からの教えで作成したこのシートは、大谷翔平選手を誰もがあこがれる偉業へと導くことになります。
大谷翔平選手が当時描いていた目標は、「8球団からのドラフト指名1位」。この夢をかなえるために、目標達成シートが活躍しました。
目標達成シートは、縦9マス×横9マス。大谷翔平選手の場合、まずは中央に「8球団からのドラフト指名1位」という最終目標を書きます。そして、そのために必要なことを、近いマスから順に記入していくのです。
たとえば、「8球団からのドラフト指名1位」→「体づくり」→「食事夜7杯、朝3杯」→「体のケア」…という具合。細分化することで“今やるべきこと”が明確になるのが、この目標達成シートのポイントといえるでしょう。
10万部売れた「目標達成ノート STAR PLANNER」
大谷翔平選手の大活躍により、目標達成シートが注目を浴びました。「ゴールををしっかり見据えながら今やるべきことを着実にこなしていけば、夢は現実になるんだ!」と、多くの人が勇気づけられたことでしょう。
そこでおすすめなのが、『原田隆史監修 目標達成ノート STAR PLANNER』(原田隆史・著)。株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンが発行し、旧版とあわせて10万部以上のベストセラーを記録した書籍です。
自分専用の目標達成シートが作れる
『原田隆史監修 目標達成ノート STAR PLANNER』には、ワークシートが収録されているので、あなた専用の目標達成シートを作ることができます。
大谷翔平選手が使っていた「目標達成シート」と同じ手法で、中央にゴールの目標を書き、近いマスから順に“そのために必要なこと”を埋めていくのです(『目標達成ノート STAR PLANNER』の中では、これを「オープンウィンドウ64」と呼んでいます)。
目標達成に必要な要素がたくさん収録されている
他にもこの目標達成ノートには、ゴールへ到達するためのさまざまなツールが収録されています。
やるべきことを明確にできる「オープンウィンドウ64」をはじめ、モチベーションアップにつながる「目標・目的設定用紙(スターシート)」、自信を強化する「日誌(ジャーナル)」、日々の習慣を見直せる「ルーティンチェック表」などが入っているので、目標達成へ向けてあらゆる角度からアプローチできます。
目標達成シートは子どもの学習にも有効!
目標達成シートは、スポーツだけに有効というわけではありません。「〇〇を叶えたい!」「〇〇に合格したい!」など思い描いているゴールがあるなら、どんなことにだって応用できます。
たとえば、子どもの学習。目標達成シートの中央には、「期末テストで100点を取る」などほんの少し先の目標を書いても良いですし、「志望校合格」と大きな目標を記入しても構いません。
大谷翔平選手の目標達成シートと同じように、“そのために必要なこと”を近いマスから順に埋めていきましょう。できれば、お子さん自身が考えて埋めると「自分で決めたことだからやらなきゃ」と責任感が芽生えますよ。
「1日〇分~~をする」「1日△ページ~~をすすめる」など、数字を使って、時間や量もできるだけ具体的に書き込みましょう。端のほうのマスになると、「早く寝る」「ご飯をしっかり食べる」など生活メインの内容になるかもしれませんが、学習と生活は直結しています。「関係ないのでは…」と思わずに、ぜひお子さんをサポートしてあげてくださいね。
目標達成シートを使って、親子で目標達成を目指そう
目標達成シートは、スポーツはもちろん、勉強やビジネスなどあらゆる物事に使えます。達成したい目標を中央に書き、“そのためにやること”を書きだしていくだけで、目標達成までの道のりが「見える化」します。
ただ、「やらされている」感が出ると逆効果なのでご注意ください。最終目標は親子で共有して良いのですが、その他のマスはお子さん自身が考えて、お子さん自身が埋めるようにしましょう。時には生活面のサポートが必要になるかもしれませんが、ぜひ協力してあげてくださいね。
目標達成シートは、紙や手帳に自作しても良いですし、『原田隆史監修 目標達成ノート STAR PLANNER』などの本を購入するのもおすすめです。また、目標達成アプリをダウンロードして進捗管理する方法も。
目標達成シートを活用して、親子で達成への道のりを着実に歩んでいきましょう!
<参考資料>
・PR TIMES「2021年大活躍のメジャーリーガーも使ったワークシートで新年の目標を達成!『原田隆史監修 目標達成ノート STAR PLANNER』10万部突破」
・カオナビ「目標が達成できない理由とは? 達成できる人材を増やすには?【達成できるチームとできないチームの違い】」
・カオナビ「大谷翔平選手が使っていた目標達成シート(マンダラチャート)とは? 作り方、目標達成シートを作る場合の注意点について」
・ワークマネジメント オンライン「目標達成シートとは?その書き方やビジネスでの活用例と注意点を解説」
・スポニチ「大谷 花巻東流“夢実現シート” 高1冬は「ドラ1 8球団」」
子育てのお悩みを
専門家にオンライン相談できます!
「記事を読んでも悩みが解決しない」「もっと詳しく知りたい」という方は、子育ての専門家に直接相談してみませんか?『ソクたま相談室』には実績豊富な専門家が約150名在籍。きっとあなたにぴったりの専門家が見つかるはずです。
子育てに役立つ情報をプレゼント♪
ソクたま公式LINEでは、専門家監修記事など役立つ最新情報を配信しています。今なら、友だち登録した方全員に『子どもの才能を伸ばす声掛け変換表』をプレゼント中!