【漫画連載】寝ない・起きない…早寝早起きを習慣にさせるには?
漫画家・こげのまさきさんの連載企画。第9回のテーマは「早寝早起きを習慣にさせるには?」。早く寝かせたくても「寝るよ~」と言うと「寝ない!」、布団に入ってからが長い、など悩みも多いこのテーマ。具体的なコツを専門家に聞きました。



まずは睡眠に適した環境を整える
「早寝早起き、習慣化したいですよね…!今回のテーマに関しては、子どもならではというよりは、大人にも同じことがいえる部分があります。まずは、睡眠に適した環境を整えることが大切です。人によって快適な環境は異なるので色々と試しながら子どもにあった環境を見つけてみてくださいね」と言うのは子どもの発達に詳しい公認心理師の宮崎りさ先生。
どのように睡眠環境を整えればよいのかを聞くと、「まずは次のような基本的な睡眠環境を可能な範囲で整えてみましょう」と、以下の5つのポイントを教えてくれました。
- 光を調節する
- 温度・湿度を調節する
- リラックスできる環境を作る
- 入眠ルーティンを作る
- 早起き早寝のリズムを作る
①光を調節する
睡眠はメラトニンというホルモンによって、目覚めと睡眠のスイッチを切り替えているといわれています。多くの方は寝るときに部屋を暗くされているかと思いますが、これはメラトニンが主に光によって調整されていることに関係しています。
現代社会ではなかなか難しいかもしれませんが、寝る2時間前くらいからテレビやスマートフォンなど強い光は避け、お部屋の照明も暗くして寝る準備をしましょう。
逆に朝はカーテンを開けて部屋の中に光を入れることで目覚めのスイッチが入りやすくなります。
②温度・湿度を調節する
暑すぎても寒すぎても入眠しづらかったり、途中で目覚めてしまったりすることに繋がります。季節によって適切な温度・湿度は異なります。また、人によっても感じ方はさまざまです。
睡眠の1時間前に入浴を済ませておくことで、寝るときに少し体温が下がり、一番入眠しやすい適切な体温になるといわれています。部屋の温度と湿度を整え、子どもの様子を見ながら衣類や寝具も調整してみましょう。
意外と寝具も重要で布団の重さを変えることで入眠しやすくなる子どももいます。子どもの肌や好みにあった素材を選ぶことも大切です。動きの多い子やソワソワタイプの子は、少し重さのある布団や毛布などを用意すると入眠しやすいことがありますよ。
③リラックスできる環境を作る
オルゴールなどスローテンポの音楽をかけるのもオススメです。
手や足を優しくにぎにぎしたりマッサージしてあげるのも良いですね。この時、事前にお湯で手を洗っておくなど、大人の手を少し温めておくとよりリラックスできるかと思います。
頭やお腹を一定のテンポで優しくなでると安心する子どももいます。子どもにあった関わりを見つけてみましょう。
④入眠ルーティンを作る
1日のなかで寝るまでの決まった流れを作ることも有効です。
定着するまでは大変かもしれませんが、子どものペースに合わせているとなかなか眠れないため、大人が入眠へのパターンを作ってあげることで、子どもも入眠しやすくなります。
例えば、お風呂に入る→決まった音楽をかける→スキンシップタイム→布団に入る、などです。寝る前に儀式的に同じ行動を繰り返すことで、子どもも少しずつ寝るタイミングを理解することにもつながり、自然とリズムも身についていきます。
⑤早起き早寝のリズムを作る
朝を制するものが夜を制します!(笑)
早く寝るためには早く起きることが大切です。
こげのさんがされているように、こちょこちょやマッサージなどで体に少しずつ刺激を入れて、徐々に子どもの覚醒度をあげるのはとても良いですね!部屋を明るくし、夜とは逆に、子どもの気持ちが乗る楽しい音楽をかけるのも良いかもしれません。
それでも寝てくれない時は?
できることはやっているけど寝ない、そもそも寝室に行ってくれない、ということもありますよね。このようなときはどう対応したらいいのでしょうか?
睡眠環境の整え方について紹介しましたが、結局子どもにとって大切なのは「動機」です。
子どもにとって「寝る」ことは、それまで遊んでいた遊びをやめないといけないため、あまり楽しいことではありません。
いかに楽しく、子どもの気持ちを睡眠に持っていけるかということも大切なポイントです。
「寝る準備ができたら好きな絵本を一緒に読む」など、寝る準備ができたあと子どもにとって嬉しいことを用意しておくのも良いですね。
「布団に入ってからが長い」問題は、あるあるですよね…。
そのような時は「くまさん眠たいんだって」といって子どもにぬいぐるみを寝かしつけてもらうなど、子どもが楽しめる世界観で自然と静かにせざるを得ない環境にするのも良いかと思います。
いろいろお伝えしましたが、子どもによって適切な睡眠時間は異なりますので、気にしすぎず大人がリラックスすることも大切ですよ。
子どもにはできるだけたくさん寝てもらいたい…!まずはできるところから睡眠環境を整えて、そしてあまり必死になりずぎず、リラックスして寝かしつけに挑みたいと思います。みなさんもぜひ参考にしてみてくださいね。
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