子どもの「赤ちゃんはどこから来るの?」に真正面から答えてくれる“性の絵本”シリーズ
「赤ちゃんはどこから来るの?」なんて子どもに聞かれて、ドキッとした経験があるパパやママもいるのではないでしょうか? 子どもにとっても大人にとっても“性”は身近なテーマなのに、答えづらかったり、ぼやかした回答をしてしまったり……。
「やさしくわかる性のえほん」は、子どもと性について学べる絵本です。思春期になると話しづらくなるテーマだからこそ、幼いうちに“性”についての正しい知識を身につけたいですね。
「やさしくわかる性のえほん」とは?
「やさしくわかる性のえほん」は、株式会社金の星社から発行されている絵本です。シリーズは全3巻で、どれも『国際セクシュアリティ教育ガイダンス』に沿ってつくられています。
このシリーズの特徴は、性についてだけではなく、命・体・心など包括的な学習ができること。
たとえば1巻は「あかちゃんは どこからくるの?」がテーマになっています。
子どもが純粋にこの疑問を投げかけてきたとき、「コウノトリさんが運んできてくれたの」なんてごまかすのはもったいないことです。性教育のチャンスなので、「やさしくわかる性のえほん」を片手に、正しい知識を教えてあげましょう。
2巻のテーマは「じぶんの からだは どんなからだ?」。
男女の体の違いを学ぶことは、自分や他人を大切にすることにつながります。さらにこの本では、「男」「女」の2種類以外にも、太っている人、痩せている人、肌の色が自分とは異なる人、障がいを抱えている人など、さまざまな人間をイラスト化。「まったく同じ体は一つもない」と知ることで、周りの人たちを尊重できるようになるでしょう。
3巻のテーマは、「すきって どんなきもち? いやって いえるかな?」。
好きな食べ物、好きな友達、好きなおもちゃ……。人にはそれぞれ「好き」の対象があります。しかしその好きなものを、他人も同じように「好き」と感じてくれるかはわかりません。
3巻で身につくのは、「すき」「いや」について。気持ちを伝えることは大切ですが、相手の気持ちも考えなければならないこと。反対に、不快になることを誰かからされたら「いや」と伝えても良いこと。
3巻には、人との関わりを広げるためのヒントがたくさん詰め込まれています。子ども自身に知識がないと、犯罪やいじめに巻き込まれかねません。自分で自分の身を守るためにも、ぜひお子さんに読んであげたいですね。
性教育は、思春期を迎える前に…
「やさしくわかる性のえほん」の対象年齢は、幼児や小学校低学年。
子どもは純粋な疑問を親にぶつけてくることがありますが、性に関することをストレートに質問されると、親のほうがドギマギして好奇心の芽をつぶしてしまうこともあるでしょう。
実際、「やさしくわかる性のえほん」を読んだ保護者からは、「子どもとは性の話ができないまま、もう思春期を迎えてしまった。この本があればうまく伝えられたのに」「新しい命を迎えるためにも、正しい知識を早くからつけておくことは大切だと実感した」などたくさんの声があがっています。
以前、筆者も子どもに性教育の機会があったのですが、完全にはぐらかしてしまったことがあります。
絵本で“幸せそうな男女がいるのが見えたので、赤ちゃんの魂が光になって女性のおなかに入る”というストーリーがあったのですが、これを読んだ子どもは「ぼくもこうやってママのおなかにきたんだね。ぼく、ほんとうは空にいたんだね」とビー玉のような瞳でつぶやいたのです。私は、「そうだね……」としか答えられませんでした。小学2年生になった今も、そのまま信じていると思います。
あのときに「やさしくわかる性のえほん」があったら……。
“性”は答えづらいテーマだからこそ、「やさしくわかる性のえほん」シリーズを活用して、お子さんに正しい知識を教えてあげてくださいね。
<参考資料>
・株式会社金の星社「書店で話題!今、注目される“性のえほん”。答えづらい“性”について子どもと学ぶ「やさしくわかる 性のえほん」シリーズ3巻、好評発売中!」(PR TIMES)
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