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2024.03.17

親子関係がいい家庭に共通する特徴3つ。「褒めて育てる」「手料理を作る」よりも“やるといいこと”は?

かわいい我が子と、いつまでも仲良し親子でいられたら素敵ですよね。「ソクラテスのたまご」が中高大学生の保護者120人にアンケート調査したところ、「親子関係がいい家庭」の特徴は3つあることが分かりました。

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親子関係がいいと、家庭が子どもにとっての安全基地になります。学校で嫌なことがあっても、パパママが笑顔で迎えてくれれば上手に気持ちを切り替えられるでしょう。

「ソクラテスのたまご」が中高大学生の保護者120人に行ったアンケート調査で、「周囲の『親子関係がいい家庭』に共通する特徴はありますか?」と質問したところ、3つの特徴があることが分かりました。ちょっとした心がけで、今よりもっと子どもとの信頼関係が築けるかも。早速、その特徴を見ていきましょう。

1.子どもの話をよく聞いている

きちんと毎日コミュニケーションを図り、なるべく子どもの意見を聞いてあげて、やりたいことや希望をかなえてあげようとしています。また、束縛は絶対せずに、自らどのようにするのかを判断させて、自由で伸び伸びとさせていると思います。

友達みたいに仲が良く、なんでも話し合える環境の中にいる。子供は何歳になっても親になんでも話すし相談もしている。親も干渉しすぎず、影で支えているような感じで子供を見守っているので、それが子供にとってもなんでも話しやすい環境になっているのではないかと思います。

親子の時間を大切にして、親子でよく出かける。そして、よく会話をする家庭だと思います。また、子供の自主性を尊重し、親だからといって上からおさえつけたり、決めつけたりしない親のほうが良い関係が構築できている感じがします。

「束縛しない」「干渉しすぎない」「自主性を尊重」というように、うまく子どもとの距離を取っている家庭は、親子関係がいい傾向があるようです。

グローバル人材を育てるための独自の教育プログラムを提供している船津徹さんは、著書『世界標準の子育て』の中で、子どもに「尋問」「質問」「命令」をする親は少なくないと書いています。しかし、10歳ころを境に自意識や自立心が強くなった子どもに対し、親がいつまでも「尋問」「質問」「命令」をしていると、子どもが「うるさいな」と心を閉ざしてしまうのだそう。

親にとって子どもはいつまでも子ども。心配や興味からついあれこれ口を出してしまいそうになりますが、陰で見守るくらいの距離感がちょうど良い時期もあるでしょう。子どもを一人の人間として尊重して、丁寧に接するようにすると、理想的な親子関係が築けそうです。

2.共通の趣味や話題がある

スポーツなどでもよく見かけるのですが、親子関係がいい家庭は、母親だけでなく父親が子育てに参画している家庭が多い。父親が子育てに参加することで、子どもと同じ趣味を持つことにもつながり、家庭内での会話のネタも生まれやすいのだと思う。

友達まではいかなくてもなんでも相談できるような関係が築けている。共通の趣味を持っていてそれを一緒に楽しめるので、習い事のサポートなども親が積極的に行っている。一緒に出掛けるのもおっくうではなく、むしろ率先して休みの日は子どもと出かけている印象がある。

親子関係がいい家は、子供と趣味を共有している家庭が多いと思う。うちは、一緒に推し活をしていて、ライブに一緒に行ったり、YouTubeも一緒に見たりしていて、自然と話す機会が多くなり、学校のこともなども自然と話してくれるようになっている。

子どもと保護者との間に共通の趣味があれば、それを活かしてコミュニケーションしていきましょう。ママと子どもの間に特に共通の趣味はないという場合は、アンケート回答にある通り「父親が子育てに参加する」でも代用できます。共通の趣味ではなくても、子どもが興味のあることに少し関心を持ってみると、会話のネタが増えるうえ、絆もさらに深まるかもしれません。

また、リビングで団らんしているときに、バラエティーを観て親子で笑ったりドラマの感想を語り合ったりするのもおすすめです。「共通の趣味」だとハードルが高く感じてしまいますが、「共通の話題」ならいくらでも見つけられそうですね。

3.家庭環境が穏やか

私の周りではお母さんが穏やかな性格の家庭は親子関係がいいです。いろんなことをきちんとこなす、というよりちょっと抜けてるところがあるようなお母さんです。夕飯は惣菜でも冷食でもOK、ラーメンとうどんでもOKみたいな感じです。

両親がおおらかで、ガミガミ言うのではなく、見守るようにして育てている。優しいお母さんのところは親子関係が良好で笑顔が絶えないし、子どももきちんと気持ちを伝えられる。

親の情緒が安定している。親の顔色をうかがって発言したり行動したりすることがないため、自由に感じたことや思ったことを子どもが発言できる。もしその発言が客観的に見て少し突拍子のないような物であったとしても、その意見をつぶしたりせずに、まずは受け入れて会話をしている。きちんと親が子どもの話を聞き、行動を見ている。

親の性格が「穏やか」「優しい」「おおらか」だと、親子関係に良い影響を及ぼすようです。確かに、完璧主義の親だと口うるさくなってしまうこともあるでしょう。おおらかで少しくらい“抜けている”ほうが、子どもは伸び伸び過ごせるのかもしれません。

子どもが親の顔色をうかがうような家庭だと、やはり次第に親子関係はギクシャクしてきます。ビシビシと的確に指導するのも良いですが、子どもにとっては「何でもいいのよ」「どんなあなたでも大丈夫」とおおらかに受け入れてくれるほうがうれしいのかも。

その他にも、「親が子どもにごめんねを言える」「良いことも悪いことも何でも話し合えるオープンな関係性が確立されている」「親の人間性が真っ直ぐで、物事を包み隠さずストレートに伝えている」というコメントがありました。

子どもと良好な関係を築くためには、親が子どもに対してオープンになることも必要なようです。特に「ごめんね」はなかなか言いにくいもの。しかし、自分が間違っているときは子どもにきちんと謝りたいですね。親が誠意を見せると、子どもも素直になり、結果的に親子関係がいい家庭になりそうです。

「親子関係がいい家庭」の共通点として最もよくあげられていたのは、子どもを一人の人間として尊重し、ほどよい距離感で接しているということでした。大切な我が子だからこそあれこれ口を出したくなりますが、一方で、大切な我が子だからこそ信じて見守ってあげられると良いですね。

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