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2024.03.14

大人に聞いた「子どもの頃に親にしてもらいたかったこと」。子育てに後悔しないためにチェック!

「親の心子知らず」という言葉がありますが、子どもの心を親は分かっているのでしょうか。「ソクラテスのたまご」は中高大学生の保護者に「親にしてもらいたかったこと」の調査を実施。今の大人が子ども時代、親にして欲しかったと思うことを、子育てに活用してみませんか?

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子どもの頃、「親にしてもらいたかったこと」はありますか? お子さんが成長したとき、「もっと親が〇〇してくれていたら」と思うことがあったら悲しいですよね。

「ソクラテスのたまご」が中高大学生の保護者120人に行ったアンケート調査で、「あなたが子どもの頃に親にしてもらいたかったことは?」と聞いたところ、多くの方からあがった「4つの回答」がありました。子育てに後悔しないために、チェックしておきましょう。

1.もっと一緒に過ごす時間が欲しかった

特にないが、強いて言うならもっと一緒の時間が欲しかった。父母が働く共働きであったので、祖母と過ごすことが多かった。寂しい思いもあってかぐれてしまった時期もあった。しかし私自身、反面教師と捉え家族時間を大切にしている今、その経験が生きたと感じている。

母は自営業だったので、いつも時間に追われていた。もっと一緒に料理をしたり、一緒に遊んで欲しかったと思う。でも自分が親になって、やはり時間に追われていてなかなか時間を作るのは難しかったんだなと改めて実感している。

自分が子どもの時には父親が仕事で忙しかったため、一緒に遊んだ思い出がありません。公園で遊んだり、道路でキャッチボールをしたりと父親としたかったなと今考えれば思っています。そのため、自分でしてもらえなかったことを子供に公園で一緒に遊んだり、キャッチボールしたりしています。

「親が仕事で忙しく、かまってもらえなくて寂しい思いをした」という投稿が多く見られました。ご両親もきっと、「できるだけ一緒にいてあげたいのに」とジレンマを抱えていたでしょう。子どものために仕事をする、でも仕事すると子どもとの時間がなくなる……。令和の今でも通じるような、切ない「あるある」ですね。

しかし、当時の寂しさを反面教師にしている方も多いようです。「自分の子には同じ想いをしてほしくない」という親心に、胸の奥がギュッとします。

2.もっと褒めて、認めて欲しかった

もっと褒めて、認めて欲しかったです。ひとりの人間として、それをして欲しかったです。昭和は褒めるより厳しく育てる時代でしたが、40代になった今でももっと褒めて欲しかったな…と思うことがあります。時代的にしょうがないとも思うのですが、自分の自己肯定感の低さはそこからきていると最近気づいたので、もっと褒めて、認めて欲しかった、というのが一番親にしてもらいたかったことです。

口うるさい母親だったのでもう少しのびのびしたかったです。自分で決める前に母が決めてしまったりなど少し窮屈な子供時代でした。あと私には兄がいるので比べられることが多かったです。比べられるのが本当に嫌でした。

受験のたびに親が学校を見つけてきては、ここがいいから受験しろということがほぼだったので、もっと自分に選ばしてもらいたかったです。また。よい成績をとっても長女だから当たり前というような風潮もすごく嫌だったので、勉強に関してもっと寛大であってほしかったです。

「もっと褒めて、認めて欲しかった」という声も多数見受けられました。「成績が良いときだけ褒める」のではなくて、成績に関係なく、一人の人間として褒めたり認めたりしてほしかったようですね。成績に関係なく、誰かと比べるでもなく、「昨日のあなたと比べて今日はこれができた」というように「その子」に焦点を当てて褒めてあげられると良いですね。

3.大人目線でのアドバイスが欲しかった

我が家は放任主義だったのでなんでも自由にやらせてもらいましたが、子供で視野が狭いため、正しい選択だったのかよくわかりません。教育を熱心に、情報も集めて適宜アドバイスして欲しかったというのが親になった今思うことです。

両親の考えを聞きたかったです。いろんな決断の場面で、私の考えを尊重してもらっていたのはありがたかったのですが、まだまだ若い頃は考えが至らないことも多かったので。当時、言われたところで素直に聞けたかはわかりませんが、親としてはこう思う、という意見、アドバイスがもっと欲しかったです。そしたらもっといろんな気付きがあったかなと思います。

仕事の選び方を教えてもらいたかったです。子どもの頃は自分がやりたいという事で専門学校に行かせてもらいましたが、その仕事の給料や将来性などもっと話をしてもらいたかったです。自分で調べたりもしましたが、現実的にそのような事にならなかったので、もっと相談すれば良かったと思っています。

進路選択などの大事な場面で親のアドバイスがもっと欲しかったと思っている方も多いようです。「〇〇しようと思うんだけど、どう思う?」と自ら質問すれば解決するようにも思うのですが、思春期の真っ最中だとちょっと難しいこともありますよね。

「要請があればサポートする」というスタンスもいいですが、「お父さん(お母さん)はこう思う」 とお子さんに伝えてあげるのもいいでしょう。強要するのではなく、あくまで一人の大人の考えとして示すのがポイントです。

4.特にない

子どものころから旅行に連れて行ってもらったり、たくさんの思い出作りや経験、進学に関しても十分にしてもらっているのでこれ以上は望まない。お互いに助け合って生活しているのでこれからも身体に気を付けて長生きしてほしい。

特にありません。たまには欲しいオモチャを買ってほしいなどという事はありましたが特にコレと言って親にしてもらいたい事はありませんでした。親は比較的私を自由にさせてくれていて好きな事はさせてくれながら育ててくれたので子供の頃に特に不満などもありませんでした。

私の親はとても優しくて本当に理想の両親だと思います。してもらいたかったことは全てしてもらっていたし、理想の両親像で言うことがありません。親には感謝してもしきれません。絵に書いたような家庭だったと思います。

親子のあたたかい絆が感じられる回答も多数ありました。「絵に描いたような家庭」に育っていれば、それがデフォルトになるため、自分の家庭を持ったときも幸せに暮らせそうです。

他にも、「両親が不仲で、それが自分にもネガティブに影響した」という意見がみられました。夫婦関係は浮き沈みもあると思いますが、それが子どもに影響しないように配慮したいですね。

中高大学生の保護者120人にアンケート調査すると、子どもの頃に「親にしてもらいたかったこと」は大きく4パターンあることがわかりました。

特に印象的だったのは、「親にしてもらいたかった〇〇を、今自分の子どもにしてあげている」という回答が多かったことです。過去の寂しい思いを、自分の子どもを幸せにするための反面教師にしたのですね。

お子さんが成長して「親にしてもらいたかったこと」を質問されたとき、何と答えると思いますか? このアンケート結果が、親子関係を良好に保つヒントになりますように。

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