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2024.03.10

頭のいい子の家庭に共通する特徴4つ。親が「勉強しなさい」と言う代わりにやるといいこと

わが子を「頭がいい子」に育てたいと思っている人もいるのではないでしょうか。そう思ったときに参考にしたいのが、頭がいい子の保護者がやっていること。そこで今回「ソクラテスのたまご」は、「『頭がいい子』の保護者に共通する特徴」を調査しました。

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「頭がいい子」の保護者が子どもにどんな教育をしているのか、どんな接し方をしているのか、気になりませんか? 「ソクラテスのたまご」が中高大学生の保護者120人に行ったアンケート調査で、「周囲の『頭がいい子』の保護者に共通する特徴はありますか?」と質問したところ、4つの特徴があることが分かりました。

「勉強しなさい」と口うるさく言ったり、付きっきりで勉強に伴走するのは逆効果!? 保護者のちょっとした“意識”や“心がけ”で、子どもはぐんぐん「頭がいい子」に成長していくのかもしれません。さっそく見ていきましょう!

1. 子どものやる気を上げるのが上手

とにかく褒めて、子どものモチベーションを上げるのがとても上手です。親に褒められたり、親が喜んだりすることでやる気が出て、次も頑張ろうという気持ちになる。その繰り返しで頭がいい子になるのだと思う。

基本的に子どもの決めたことにああだこうだ言っていない。本人を信用しているのだと思う。勉強をしなさい、宿題しなさいなど言ったことがないと言っていた。口出しすると本人のやる気がなくなるからだそう。

きちんと子どもの話を聞いてアドバイスをしたり、笑顔の絶えない家庭環境をつくることを大事にしていると思います。また勉強しなさいと頭ごなしには言わず、子どもをいつも信用し、何事も前向きに褒める工夫をしています。

頭のいい子の保護者は、「勉強しなさい」「宿題しなさい」と言わない傾向があるようです。「勉強しなさい」「宿題しなさい」は毎日多くの家庭で飛び交っている言葉かと思いますが、そのような声掛けがむしろ逆効果になるなんて皮肉ですね。

そうは言っても、ゲームやテレビばかり見ている子どものやる気をどうやって高めればいいのか……という嘆きの声も聞こえてきそうですが、そんな時は、次に紹介する2つ目の特徴を参考にしてみては?

2. 子どもの興味関心を引き出す工夫をしている

子どもの過ごす環境を整え、主体性を伸ばすような子育てをしている保護者が多い印象を受ける。威圧的に子どもをコントロールする教育ママではなく、どちらかと言えば放任主義で、子どもの興味のある部分は積極的にサポートして向上させたり、子どもが自ら夢中になって勉強に取り組むようなさり気ない工夫をしている。

教育熱心でいろいろ塾に行かせて、習い事をたくさんさせて、というイメージはない。学習そのものというより、子どもが関心のあることを伸ばそうとしている。親自身がさまざまなジャンルに興味を持ち、さまざまなジャンルの書物や情報にすぐにアクセスできるような環境が整っていたりする。生活の中にうまく学べる要素が溶け込んでいるように思う。

「子どもは遊ぶのが仕事だから」という考えではなく、子どもが小さい頃から学習の基礎となるためにできることを考えて実践している人が多いと思う。また本人の興味をもったことにとことん付き合ってあげている(ある程度出費を惜しまない)人も多いと思う。

たとえ今、お子さんが勉強に興味を示していなくても、テレビやゲーム、スポーツなど、何かしら好きなことがあるのなら、それを学びにつなげる手段はたくさんあります。

例えば、アニメ『名探偵コナン』が好きな子には、名探偵コナンがナビゲートするまんがシリーズ『日本史探偵コナン』を渡してみてはいかがでしょう。ストーリーを楽しみながら日本史に興味を持ち、そこから地理や漢字へ……と興味が広がっていくかもしれません。

『日本史探偵コナン』に限らず、子どもが楽しく学べるまんがやゲームソフトは豊富にあります。その子に合うやり方で学びの幅を広げてあげられるのは、1番身近にいる保護者だからこそできることでもあります。保護者も一緒に楽しみながら、好奇心の種をまき、育ててあげられたらいいですね。

3. 子どもの話をよく聞き、信用している

私の周りではですが、頭が良い子の保護者に共通点はないように思います。塾に通い教育熱心な親御さんのいるし、子どもの主体性に任せてる親御さんもいます。あえて共通点を探すなら子どもの話を良く聞いてあげているところだと思います。

両親ともに子どもの話をよく聞いていると思う。また、どちらかに偏った子育てではなく、夫婦で協力して子育てしているのが周りにもわかる。子どもがしたいことを頭ごなしにダメというのではなく、まずさせてみようとする親が多いと思う。

子どもの「好き」をキャッチし、興味や関心を引き出すためには、 親子間でのコミュニケーションが欠かせません。「頭がいい子」は、保護者としっかりコミュニケーションをとって、自分の意見をしっかり伝えていることも分かりました。

たとえば、子どもが「宇宙飛行士になりたい」と夢物語のようなカミングアウトをしてきても、「なれるわけないじゃない」と一蹴しないことがポイント。頭ごなしに否定されると、子どもは次第に心を閉ざして、本音を言わなくなってしまいます。子どもがしたいことがあれば、親子で調べたり協力したりして、実現までの道筋を一緒につくってあげたいですね。

4. 子どもに考えさせ、自主性を育てている

周りの頭がいい子の親で、勉強しなさいとガミガミ言う人はいない。子どもに考えさせる親の子は、とても頭がいい子に育っている。両親が仕事の時は食材だけ買いそろえて「これで夕食を作ってね」と任せていたり、進路を決める際もまずは子どもがどう考えているのかをしっかり考えさせたうえでアドバイスや助言をしている。小さいころから「子どもに考えさせる」システムが出来上がっているんだと思う。

しっかりと子どもに目を向けつつも、管理はせずに、子どもの意志を尊重している。親が見ていることが分かっているので、子どもが羽目を外すことはないし、外しそうになったら親が止めている。そうすることで自分で考えるという習慣が身についている。

小さい頃からの習慣からか、頭がいい子は大抵、自分が今何を一番優先しなければならないかを分かっている子が多いと思います。部活・遊び・勉強のメリハリがしっかりあり、要領がいいのも特徴です。

自分で考える習慣のついている子どもは、頭がいい子に育つようです。目を配りつつも自主性に任せるのは、実はとても難しいこと。つい口を出したくなることもあると思いますが、それでも子どもの判断を信じているのでしょう。

これからの予測不能な時代においては、人に言われたことを淡々とこなすのではなく、自分で考え、行動できる力がより重要になってきます。家庭でも指示を与えるのではなく、考えさせる習慣を身につけさせてあげたいですね。時には失敗を許容する懐の広さも、頭がいい子を育てるためには必要なのかもしれません。

4つの共通点から、「頭がいい子」の保護者は、子どもに対して「一歩下がって見守りながら必要な場面でサポートする」というスタンスの方が多いことが分かりました。

「頭がいい子」に育つに越したことはありませんが、もちろん決してそれだけがすべてではありません。学力に限らず、例えば優しさ、思いやり、責任感など、お子さんのさまざまな長所にも目を向けてあげられるといいですね。

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