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2023.09.23

「子どもが不登校」で休職、退職、欠勤も……「家に残すのは不安」「スマホでダラダラ」親のストレス、どう解消?

お子さんは学校に楽しんで通っていますか? 不登校の小中学生は24万4940人(2021年度)と、9年連続で増加しています。もしお子さんが不登校や行き渋りをしているのなら、家が逃げ場になるように、保護者が環境を整えてあげたいもの。でも保護者の方がストレスを抱える場合もあるでしょう。今回は悩んだ保護者の相談先をご紹介します。

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子どもの不登校、「保護者の仕事に影響」約6割

不登校の子どもの数は年々増えていますが、特にここ数年の増加率は顕著です。小中高を合わせると、不登校の子どもの数は30万人以上にのぼるそう。不登校自体は悪いことではありませんが、保護者としてはわが子の将来が心配になることもあるでしょう。

不登校に悩む保護者向けの無料LINE相談窓口「お母さんのほけんしつ」を運営するNPO法人キーデザインは、不登校の子どもを持つ保護者約200名を対象にアンケート調査を行いました。

まず「お子さんが不登校になってからの仕事の状況を教えてください(複数回答可)」と質問。結果はこのようになりました。

出典:PR TIMES

「早退・遅刻・欠勤が多くなった」と回答した保護者は約3割。また「休職・退職した」「雇用形態を変えた」の回答は約2割でした。アンケート結果から考えると、不登校の子どもを持つ保護者の6割以上が、仕事に何らかの影響があったことがうかがえますね。

「お母さんのほけんしつ」には、「心が不安定な子どもを家に1人でいさせるのが不安なので、悩みましたが休職することにしました」「子どもが行き渋りしていて送迎が必須になったので、遅刻や早退せざるをえなくて」といった声も寄せられているそうです。

確かに、自分の殻に閉じこもってしまったお子さんを家にひとり残して出かけるのは心配です。また、何とか登校させることができないかと送迎役をこなす保護者もいるようですが、実際のところ、毎日だとかなり大変でしょう。

保護者が仕事を辞めることが逆効果になるケースも

次に、「不登校・行き渋りになってからの子どもの様子として、あてはまるもの全てにチェックしてください」と質問した結果がこちらです。

出典:PR TIMES

もっとも回答率が高かったのは、「人と関わることや外出することに抵抗を持つようになった」でした。また「自己を否定するような発言があった(「どうせ自分なんて」のような自分を否定する、卑下する発言)」という回答にも半数以上の保護者がチェックしています。

子どもが朝起きるのが遅い、ご飯を食べる時間が毎回違う、ゲームやスマホをしてダラダラ過ごしているといった生活サイクルや過ごし方に苛立ちを覚える保護者も多く、時には子どもに対して感情的に意見することもあるようです。しかしそのことで子どもの反感を買うと、親子の間にも距離ができてしまいます。

NPO法人キーデザインは、「ケースバイケースですが」と前置きしたうえで、「子どもが心配だから仕事を休む、辞めるといったことを決断する人もいるけれど、仕事を続けることで、親子間に適切な距離ができ、親も子も余裕を持って生活することができるケースもある」と言います。

”自分を守るために”学校との距離をとっている不登校の子どもたちにとって、家は心の寄りどころ。過度な監視や管理をしたり、プレッシャーをかけることを避けるために、「子どもが心配だから仕事を休む」のではなく、あえて仕事を続けるのがベターな場合もあるのですね。

不登校・行き渋りに悩んだときの相談先

子どもの不登校・行き渋りが原因で、保護者まで心を病むことはめずしくないようです。

仕事中も家にいる時も、どんなときも子どもの不登校のことで頭がいっぱいで苦しい

仕事、家事、子育てと毎日休む暇もなく、子どもに希死念慮もあり、最近は親の私が全て投げ出したいとすら思ってしまいます

精神科でうつ病と診断を受け、薬を飲んでいます。子どもと一緒に生活するのがつらい……

「お母さんのほけんしつ」にはこうした声も寄せられているようです。もしあなたもそんな悩みを抱えているのなら、1人で悩まず、まずは誰かを頼ってくださいね。

「ソクたま相談室」なら、不登校の専門家に直接話を聞いたり、アドバイスをもらうことができます。

また、普段フリースクールで不登校の子どもと関わるスタッフや自身の子どもが不登校を経験する保護者にLINEで無料相談できる「お母さんのほけんしつ」で話を聞いてもらうのもいいでしょう。誰かに話を聞いてもらうだけで、気持ちが落ち着くこともあるかもしれません。

不登校に悩んでいる保護者の相談先

出典:PR TIMES

ストレスが限界に達した不登校の子どもにとっては、自分を整理する時間が必要なのでしょう。殻に閉じこもったお子さんが、自分の足で新しい一歩を踏み出すのは少し時間がかかるかもしれません。でも、それも含めてまるごと認めてあげたいですね。

<参考資料>
PR TIMES(特定非営利活動法人キーデザイン)

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