【ソクたま専門家紹介】育成も手がけるカウンセリングのプロ!神田裕子さんってどんな人?
カウンセラーとして35年以上活躍するプロフェッショナルでありながら、気さくであらゆる悩みに寄り添い相談者の心を晴れやかにする神田裕子さん。明るい太陽のような神田さんに、これまでの経歴やお仕事についてお聞きしました。
35年以上続けているカウンセラーは天職
―これまでの経歴や、今どんなお仕事をされているのか簡単に教えてください。
神田先生:20代のときに所属していた研究所で心理学を学び、そこからの派遣される形で心理学を教え始めました。
30歳前後で産業カウンセラーの資格を取得して、34歳でカウンセリングルームを開いて独立しました。それからはカウンセラーの養成や、専門学校・大学で授業をしたり。
40代では北海道、東京、熊本にカウンセラー養成スクールを広げながら、研修や講演の仕事もして忙しくしていましたね。この頃は娘が生まれて、子育てと仕事との両立に悩んで葛藤していた時期でもありました。
50歳になったら子どものために生きようと決めていたので、予定通り会社(スクール)を譲渡し、また個人で活動し始めて今に至ります。
20代の頃に臨床心理士の試験が始まったので、まだカウンセリングについていろいろ整備されていない時代がキャリアのスタートだったんですね、なので「カウンセラーとはどういうものか」を自分でつくってきた感じです。
「カサンドラ症候群」や「発達障害」が得意分野ではありますが、現在は主に産業カウンセラーの仕事をしています。その間に個人でカウンセリングやコーチング、発達障害の方のトレーニングなどを請け負っています。
―カウンセリングのお仕事を始めたきっかけは何ですか?
神田先生:もともと人の心や複雑な心理を読み解いたりとか、そういうものがずっと好きでした。小学生の頃は推理小説をよく読んでいたし、高校生の時は将来私立探偵になりたくて探偵事務所に電話したこともありました(笑)。
自分自身も葛藤の多い思春期や青年期を過ごしていたので、人の心には興味があって哲学や心理学の本をよく読んで勉強していました。それが繋がって今の仕事をしています。
―カウンセリングの際に気をつけていることは何ですか?
神田先生:「どんな悩みでも、自分にも同じ悩みの芽がある」と思っています。特に意識をしているというよりも、自然とやっていることなのですが。
「浮気した妻に復讐したい」とか「性癖を恥じている」「子どもを愛せない」といったいろんな相談がありましたが、何らかの要素でその思いが大きくなってしまっただけで、自分の中にも同じ思いの“芽”があるといつも感じています。だからこの仕事を続けていられるんだと思います。毎回「他人事」ではなく「自分事」として受けるので。
あとは、少し重い話になってしまいますが……。今までで一度だけ、不運が重なってクライアントが亡くなってしまったことがありました。
もちろんずっと意識はしていましたが、改めて私たちの仕事は命を預かる仕事なんだと痛感しました。なので、どこかで自分の命も張らなきゃいけない時が来る。そういう思いでやっていますし、スクールで教えていた時もこのことは徹底して伝え続けてきました。
―これまで印象的だった相談にはどのようなものがありますか?
神田先生:それは毎回ですね!カウンセリングを受けて元気になってくれると本当にうれしいですよ。天職です。逆にエネルギーをもらって、「よし、また頑張れる」って思います。
ネガティブな感情に寄り添う仕事ではあるんですけど、カウンセラー自身はネガティブとポジティブの両方を持ち合わせてないといけないと感じています。寄り添いながらも笑い飛ばすことも必要だし、内容によっては安心させるために「大した事ないわよ」って言う時もあります。
あなたの悩みを神田裕子さんに相談してみませんか?
ソクラテスのたまごの姉妹サービス「ソクたま相談室」なら、あなたの悩みや不安を神田裕子さんに直接相談できます(秘密厳守)。
神田さんへの相談ページを見てみる神田さんの書籍
子育てのお悩みを
専門家にオンライン相談できます!
「記事を読んでも悩みが解決しない」「もっと詳しく知りたい」という方は、子育ての専門家に直接相談してみませんか?『ソクたま相談室』には実績豊富な専門家が約150名在籍。きっとあなたにぴったりの専門家が見つかるはずです。
子育てに役立つ情報をプレゼント♪
ソクたま公式LINEでは、専門家監修記事など役立つ最新情報を配信しています。今なら、友だち登録した方全員に『子どもの才能を伸ばす声掛け変換表』をプレゼント中!