「子どもがいるからできない」が変わったのは
インスタグラムで育児にまつわる情報を発信している「ソクたまアンバサダー」。そんなアンバサダーのみなさんに、子育てや教育について、それぞれの視点で執筆してもらうコラムです。今回は、インスタグラムで日々のことを綴っている、はるさんの子育てコラムをお届けします。
「子どもがいること」はすごく幸せなはずなのに、それを幸せに思えないどころかだいぶ窮屈に感じていた私がいた。
だって、ちょっと休みたいなって思っても「子どもが居るから」すぐには寝れない。
ここに行きたいな~って思っても「子どもと一緒」だと行きづらい。
「子どもが風邪を引いた」から仕事を休まなければいけない。
何をするにも「子ども」がくっついてくる。
分かっていたつもりだったけれど、ママってこんなにも何かをあきらめたり我慢しなければいけないなんて思っていなくて、「え。思ってたのと違うよ……?」の連続だった。
今まで何の気なしにしていたことでさえも急にできなくなったから、ママってすごく窮屈だなぁと感じていた。
こんな風に思ってしまう自分がイヤだった。
なんだか情けないというか、「子どもがいるから私が不幸です」って言ってるみたいだったから。そんなことを思いたくて親になったわけじゃないのに。
だけど、良くも悪くもSNSで他の人の生活が見られる時代。
周りを見れば、「子どもがいても」好きな場所に行っているママがいる。好きなことをしているママもいる。
「子どもがいるから」とあきらめている自分から見たら、そういう人たちが余計にキラキラ見えてうらやましかった。
「どうして私にはできないんだろう」そう思っていた私の頭の中には、自分ができない理由ばかり思い浮かんだ。
だけどふと、「どうしてこの人は、子どもがいてもできるんだろう?」と考えてみた。
それで気が付いた。私はいつも、無意識に”できない理由”ばかりを探していた。
心の中で決まって自分に問いかけるのは「どうしてできないんだろう」だった。これじゃあできない理由にしか目がいかない。
だけど、「どうしたらできるだろう?」にしたら、できるようにする工夫を考える、そういう情報が不思議と目に入る。
「人は見たいものしか見ていない」って言うけれど、私もそうだった。たったコレだけ、ちょっと意識を変えるだけで見えるものが全然違う。
「あれ……?本当はできるかも……」
そうやって少しずつ、見えるものが変わって、ママの私がしたいことを叶えられるようになっていた。
それから、子どもの行きたいところだけじゃなく、自分の行きたいところにも行くようになった。
ただ、子どものことを全く考えないわけじゃない。
「私が行きたい」と「子どもも楽しめそう」のどちらも叶えられる方法を探すようになった。私だけが楽しくても、子どもが楽しくなかったら私だって満たされない。
「子ども中心」で決めていたことに、「私」を混ぜるようにした。やりたい事にも挑戦するようになった。
「どうやったら子どもがいてもできるのか」を考える。難しそうでも、考えてみたら手段はたくさんあることに気づく。
もちろん、子どもが一緒だとどうしても難しいこともあって、その時は夫に子どもたちをお願いして、1人で出掛けさせてもらう。
こうして書くと何も特別なことはしていないのに、昔の私にはすごく難しいことだった。
それは、自分の中に「ママだから我慢するべき」って気持ちがどこかにあったから。
ママだから子どもを優先させるべき、自分を優先したらそれはわがまま。
そう思っていたし、そういう目で見られるのも怖かった。
子どもがいてもできる方法はたくさんあるのに、「どうせできないだろう」とか「難しそう」と思って避けていた自分にも気づく。子どもを見て欲しいって夫へお願いする関係性も、伝える勇気も持てていなかった。
選べるのに、選ばなかった。選べる自分じゃなかった。
だけど、自分の好きなことをするってわがままなこと……?ちがうよね。
夫に子どもをお願いしちゃダメ……?いやいやそんなことない。
小さな要らない思い込みを少しずつ外していく。夫との関係もコツコツ積み重ねる。
そうしてだんだんと「子どもがいるから」は私のなかで窮屈なことでも、不幸せなことでもなくなっていった。
こう思えるまでにずいぶん時間はかかってしまったけれど、「ママってそんなに我慢しなきゃいけないのかな?やりたいことやっちゃえばいいじゃん!」って思えるくらい、今の私はママの私も好きだよ。
だって、ママだけど私の人生。やりたい事や行きたい場所があるのは変わりない。
だから、子どもと一緒にできる方法を考える。「子ども中心」に「私」もほどよく混ぜる。
この塩梅に正解はない。昔は正解がないから悩んだけれど、正解がないからこそ私なりの正解をつくったらいい訳で、誰かに「それが正解だよ」なんて言ってもらわなくてもいい。
自分で正解をつくっていい。
それに、私が幸せであることが子どもの幸せにも繋がることを忘れちゃいけない。
自分が子どもの時もそうだった。ママが笑っているのが嬉しかった。ママが一生懸命なのはかっこよかった。
子どもの頃、「ママが幸せだったらいいな」って思ってたもん。だから、そんなママで居られるよう「子どもがいても」今日も”私”の願いも叶えていく。
子どものためにも私が楽しく生き生きとしている姿を見せていきたい。
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