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2023.09.05

勉強嫌いな中学生でも大丈夫。現役教員と開発した「勉強を習慣化させる方法」

勉強に部活に忙しい中学生。「勉強についていけない」「テスト前なのにスマホばかり見ている」という保護者の嘆きも聞かれる一方で、「すべての科目が90点以上」といった成績上位層の子どももいます。
そんな成績上位層の子どもたちは、一体どんな勉強をしているのでしょうか。また成績がなかなか伸びない子どもの家庭に共通していることとは? オンライン学習サービス「勉トレ」の代表中村寛人さんに、中学生の学習サポートについて話を聞きました。

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※本ページはプロモーションが含まれています

お話を聞いたのは

中村 寛人さん勉トレ代表

塾講師を経て、オンライン学習サービス「勉トレ」を立ち上げ。自身が勉強が嫌いだったことから、勉トレは現役教師と協力して「やる気に頼らず学習を習慣化させる仕組み」を開発した。「やればできるのに自宅での学習が定着しない」という小学生~高校生にマッチしたサービスを提供している。

ダイエットと勉強の共通点とは?

子どもの将来を思うほど、「もっと勉強しなさい」と口うるさく言ってしまうもの。しかし勉強がゲームのようにワクワクする楽しいものだったら、お子さんは自分から進んで取り組むのではないでしょうか。そう、勉強は本来「楽しくないもの」。これはさまざまな塾に通っては辞めることを繰り返してきた私が、よく分かっています(笑)

つらくて苦しいけれどやらなければ。この気持ちを理解してもらうため、私はよく保護者の方に「勉強とダイエットは似ています」という話をします。勉強する大変さは忘れてしまっても、ダイエットは現役という保護者の方は多いですよね。

では保護者の方々は、「やせたい」「来月までに-3㎏やせる」と目標を立てたときに、毎回その目標を達成できていますか? 目の前のお菓子の誘惑に負け、「今日だけは食べて明日から」とか「雨だから天気がよくなったら運動しよう」などと何かと理由をつけては先延ばしにしてはいないでしょうか。このように「今はできないけれど、後からならできそうな気がする」ことを「時間不一致現象」と呼びます。

子どもの勉強に対する思いは、まさにこれです。人間は億劫なことを後回しにしたいもの。それを責めても意味がありません。「スマホに夢中だから勉強しない」とおっしゃる保護者の方は多くいますが、この「時間不一致現象」がある限り、たとえスマホを取り上げたからといって勉強するわけではないのです。

目の前に受験という大きな壁がある中学3年生の場合は、自分から「やらなくては!」とスイッチが入ることもありますが、中学1年生、2年生が勉強を後回しにしてしまうのは、こうした理由からです。

中学生の成績が上がらない原因は3つある

成績が上がらない原因①・アウトプットの量が不足している

スマホばかり見ていつ勉強しているのか……というお子さんの場合、そもそも勉強時間が足りていないことが考えられます。しかし中には「真面目に授業を聞き、家でも勉強しているのに成績が伸びない」タイプのお子さんもいます。こういった子に共通しているのは、“アウトプットの量が足りていない”ということです。

成績アップには、学んだことをアウトプットする力が大きく関わってきます。しかし学校でも塾でも、授業というのは基本はインプットです。先生に教えてもらい、それを聞いているだけで「今日は勉強した」という気になっているのです。しかしインプットだけでは、知識が定着しないことはあきらかです。

約9割の人は読書をしたり、講義を受けたりしても、「わかったつもり」になっているだけで、実際は知識として記憶に定着していないのです。つまり、インプットはただの「自己満足」。「自己成長」はアウトプットの量に比例するのです

『学びを結果に変える アウトプット大全』(サンクチュアリ出版)

例えば授業を受けた回数は同じでも、テスト範囲の勉強をこなすだけで精一杯でワークを1回しか解いていない子は、アウトプットが足りていません。3回、4回とワークを繰り返してアウトプットすることで、問いの意味や自分の弱点が分かり、学習内容が脳に刻まれます。成績のいい子はもちろん勉強するセンスもありますが、勉強をするという基準が「解けるようになるまで」となっているため、必然とアウトプットの量も多くなる傾向にあります。

成績が上がらない原因②教科、学年別の対策をしていない

数・英は「積み上げ式」、国語は「読解力のセンス」が重要

数学と英語は「積み上げ式の学習」です。積み上げ式とは、新しい単元が積み重なって進んでいく学習のこと。そのためたとえば中2で習う連立方程式が分からない場合は、中1の1次方程式でつまづいている可能性が高いと考えられます。このような積み上げ式学習の数学と英語に関しては、「苦手な単元を作らない」ことがとても重要です。

そして国語は「成績が上がりにくく、かつ下がりにくい教科」です。これは読解力のセンスが成績に大きく関わることが原因。中学1年、2年のうちはできるだけ読書をして、読解力のセンスを磨くことをおすすめします。

次に学年別の対策についてご説明します。ただ漫然と「勉強しなさい!」と繰り返すだけでは、成績は上がりません。なぜならそれぞれの学年によって気をつけるべきこと、時間をかけるべきことが異なるからです。

中学1年生

中学に入ると科目が増え、科目の難易度もグンと上がります。特に積み上げ式学習の数学、英語に関しては一度苦手意識をもってしまうと後々まで響きますので、「いかに早くスタートを切るか」、そして「分からない単元や苦手な単元を作らないようにする」ことがもっとも大切です。

高校受験までにはまだ余裕がありますが、中1で身につけた「勉強に対する姿勢」は、今後の中学生活の基礎となります。保護者としてはあれもこれもとやらせたくなるとは思いますが、この時期はまず「子どもを認めてあげる」ことを大切にしましょう。

この先高校受験へと向かっていくなかで、親子に信頼関係があるかないかは大きく関わってくる問題です。また部活動などもあり体力的、精神的にも余裕がない時期です。時間は短くても構わないので、「毎日勉強する習慣」をつけましょう。

 中学2年生

中2といえば思春期真っ只中。勉強をせずスマホばかり見ていて何を考えているか分からない……と頭を抱えている保護者の方からの相談が多い学年です。

しかし中学2年生は、大人が思うよりもずっと賢いですし、実はいろいろと考えています。しかしそれが実行できずに、不安や悩みを抱えている場合が多いのです。まずはそういった思春期のモヤモヤを保護者が受け止めてあげることが大切です。

また中学2年生のうちに身に着けたいのは、「目標設定力」と「目標達成力」です。入学して1年以上経ち、もう大体自分の学力がどのあたりかが分かってきた頃です。次のステップは、「目標を定めてそれを達成する力を身に着ける」こと。そのためにはまず上手な目標設定を行いましょう。ポイントは現実から理想への道程をイメージし、そこに至るまでのスモールステップを考えること。進路は中2のうちから考えることが大切です。

中学3年生

いよいよ受験が目の前に迫ってきます。中学3年生の平均勉強時間は2時間26分(*東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所「子どもの生活と学びに関する親子調査2020」より)。休日は4~5時間、夏休みや冬休みは6~8時間の勉強時間が必要とも言われます。まずはこのような長い時間勉強ができるだけの、体力と気力が必要です。

また分析力も必要になります。ただやみくもに勉強をして間違えた問題に×をつけるだけでなく、「どこが間違えていたんだろう?」と考える力がある子は必ず成績が伸びます

そして保護者のサポートもとても大切です。志望校はどこなのか? 次のテストの日程は? 入試のスケジュールは? 今の受験の仕組みは? などの情報は学校や塾に丸投げせず、しっかりと調べ、子どもとよく話をしましょう。

成績が上がらない原因③勉強するための「仕組み化」ができていない

勉強の基本は「必要なことを必要な量、継続して行う」ことにあります。暗記のスピードや理解力のあるなしなど一人ひとり資質は異なりますが、この基本ができれば、必ず結果がついてきます。これもダイエットと勉強の共通点。やせるために必要な運動や食事コントロールを行えば、体重が減らせるのと同じことです。

ではどうやったら必要な量を継続して勉強させることができるのでしょうか。それにはまず、やる気やモチベーションのあるなしに関わらず、勉強をせざる得ないように「仕組み化」する必要があります。

仕組み化を構築するための第一歩は、「戦略計画」と「行動計画」を立てることです。成績が上がらないお子さんは戦略計画を立てることはできても、行動計画を考えることが得意ではありません。

  • 戦略計画・数学のワークをテストまでに1日5ページやる
  • 行動計画・夜7時から8時までリビングで数学のワークを5ページやる

戦略計画と行動計画には、このような違いがあります。行動計画のほうがより具体的で、実効性があることがお分かりいただけるでしょうか。この行動計画が立てられるようになると、勉強の仕組み化がしやすくなります。

しかし人の意思は弱いので、せっかくの行動計画も実行できないこともあります。そのため

  • 7時に勉強開始の報告する
  • 8時に終了の報告をする
  • 8時15分に勉強した範囲のチェックをしてもらう
  • さぼらないようにリビングでやる

などやるべきことを明確にして、それが達成できたかどうかをチェックする。ここまでするのが仕組み化です。

勉強を習慣化する方法とは?

戦略計画と行動計画が立てられるようになり、仕組み化ができたら後はそれを継続する「習慣化」を行います。習慣とは「食後に歯磨きをする」「食事の前には手を洗う」など、同じことを繰り返すことで考えなくても自然と体が動く状態になること。
それと同じように、毎日同じ時間になったら無理せず勉強するように導いていくのです。個人差はありますが、一般的に新しい習慣は、2週間から3か月ほどで定着すると言われます。

私が運営するオンライン学習塾『勉トレ』では勉強を習慣化させるため、担当講師がついて授業を行う「パーソナル(インプット)」と、人の目がある状態での「自習(アウトプット)」の2種類の授業を行っています。

  • パーソナル
  • 専任講師がマンツーマンで学習計画や授業を行う。担当講師の指名もできる。
  • 自習
  • その時間の担当者が生徒を確認し、「人の目がある状態」で学習する。学習を始める前には行動計画を確認し、授業の後には達成した内容についても確認する。

自習といっても一人で勉強するのではなく、授業の前には必ず目標を立て、終わった後には振り返りをします。また自習の間はリアルタイムで講師がその様子を確認しています。

アウトプットの際に大切なのは、
1制限時間が決まっていること
2何をやるかが決まっている
3監視の目があること

ですので、勉トレではこのような「自習」という授業形態を組み込むことで、アウトプットに最適な状態を作り出しています。

習慣化だけじゃない「勉トレ」のメリット

1コマ500円からという驚きの料金体系

一般的な個別指導の塾では、一人の講師がかかりっきりで生徒を教えます。しかし勉トレでは、マンツーマンで講師がつく「パーソナル」と、生徒がアウトプットに集中する「自習」に授業を分けたことで無駄を省くことができました。そのため一般的な個別指導塾よりも低価格で質の高い授業を受けることができます。

初期費用がかからない

勉トレでは授業料以外の費用が一切かかりません。入塾金、システム利用料、管理費、退会のしばりも一切ありません。文部科学省の調査によると、公立中学校の塾費用は平均(年額)38万9,861円。学年が上がるごとに高くなっていきます。勉トレなら塾にかかる費用をぐっと安く抑えることができます。

参考:文部科学省「2021年度(令和3年度)子供の学習費調査

現役の教員と作った、習慣化が身につく学習法

自習を授業化したり、インプットとアウトプットを分割する授業を行うという勉トレの仕組みは、教育のプロである現役の教員の意見を取り入れて開発したもの。勉強の習慣がどうしたら身に着くか? についてとことん研究し、たどり着いた勉強法です。

部活や習い事で忙しくても両立が可能

勉トレはオンラインの塾なので、通塾や送迎にかかる時間がありません。また夜間に遷都が外を歩く危険性もなくなります。これは保護者の方にとっても安心なのではないでしょうか。

さらに、以下のように授業・講師の予約が柔軟にできることも魅力のひとつです。
・講師を好きに選択できるので、相性の合う先生を見つけられる
・好きな日、好きな時間に予約できるので、部活などで忙しい生徒にも柔軟に対応できる

勉強への取り組みや現状が分かり保護者が安心できる

勉トレでは、自習時間の計画や成果などをすべてLINEで保護者の方に共有しています。「机には向かっているけれどスマホを見ているのか、勉強しているのか…」と疑心暗鬼になって親子でもめごとが絶えなかったという保護者の方から、「子どもが頑張っているのがよく分かりました」「勉トレを始めてから親子関係がよくなった」という声が数多く寄せられています。

無料体験だけで成績がアップした例も

勉トレでは現在体験授業を実施中。通常塾の体験授業は多くても2コマ程度ですが、勉トレなら1コマ50分の授業を自習10コマ分まで無料、3000円でパーソナルを2コマ受講可能というキャンペーンを行っています。

この無料体験を受けただけで英語の点数が27点上がった、勉トレで受けた単元の数学が満点だったという嬉しい声も! まずは無料体験からお試しください。

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