偏差値60以上の中学に通う生徒は、幼児期にどんな習い事をしていたのか?
難関中学に合格するためには、学業成績はもちろんのこと、思考力、創造力、集中力などさまざまなスキルが問われます。そこには、学校だけでは身につかないスキルもあるでしょう。では、偏差値60以上の中学に通う子どもたちは、幼少期にどのような習い事をしていたのでしょうか?
ひまわり教育センターは、子どもの幼児期(3〜6歳)の生活や教育について、「偏差値60以上の中学校に通うお子さんをもつ保護者100人」「それ以外の中学校に通うお子さんをもつ保護者100人」にそれぞれアンケート調査をおこないました。
「偏差値60以上の中学校に通う生徒」がやっていた習い事は?
「偏差値60以上の中学校に通う生徒」は、幼児期に次のような習い事をしていたそうです。
最も多いのは「スイミング」、続いて「ピアノ、ヴァイオリンなどの楽器」、3位が「英語」でした。「公文」や「知育系の幼児教室」に通っていた子も一定数いるようですね。
では、習い事の数はいくつだったのかというと……
最も多いのは「3つ」。続いて「2つ」「1つ」でした。難関中学に合格するようなお子さんは、週5~週7でみっちり……というイメージがあるのですが、意外にそのような子は少ないようです。それどころか「させていない」という回答も12%ありました。
「偏差値60以上の中学校に通う生徒」がやっていた習い事は?
では、「それ以外の中学校に通う生徒」について見ていきましょう。いわゆる“普通”の生徒がしていた習い事はこちら。
「スイミング」が群を抜いて圧倒的1位! 2位「英語」、3位「体操」と続きます。
スイミングが1位なのは偏差値60以上の中学校の生徒も同じですが、「ピアノ、ヴァイオリンなどの楽器」は4位。「英語」「公文」も、難関中のお子さんと比較すると、回答率が低めですね。
習い事の数も見ていきましょう。
「1つ」が42.2%で最多ですが、「させていない」も31%とかなりの数字。3つも4つも詰め込んでいる家庭はほとんどなく、「1つ」「2つ」「させていない」のいずれかの場合が多いことが分かります。
以上の結果から考察すると、「偏差値60以上の中学校に通う生徒」「それ以外の中学校に通う生徒」は、幼児期の習い事の種類が異なっているようです。
どちらも「スイミング」が1位ですが、「偏差値60以上の中学校に通う生徒」は「ピアノ、ヴァイオリンなどの楽器」の習い事を多くしている傾向が見られました。
音楽に触れると、脳機能が向上することが研究でわかっています。
たとえば一般社団法人・日本子ども音楽教育協会の理事長・滝澤香織さんによると、両手を駆使するピアノでは、右脳と左脳のどちらも活性化するそうです。米バーモント大学のジェームズ・ハジアク教授も、楽器の練習は集中力を向上させる効果があるとしています。
一見「音楽」と「学力アップ」は関連がなさそうですが、脳を鍛えるという意味で効果があるのかもしれません。難関校合格を目指すなら、音楽の習い事を検討してみるのもいいかもしれませんね。
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