最新「中学受験」事情|“勉強だけ”は少数派、4割以上が「習い事やクラブは辞めずに続けた」
新学期が始まって約1カ月。中学受験を見据えたご家庭は、今までの生活サイクルを変えることもあるでしょう。でも、「勉強ばかりの生活でいいの?」と立ち止まる方は少なくありません。習い事やクラブ、そして学校の選択……。「受験生アンケート」から見えた、最新の中学受験事情を紹介します。
中学受験を最初に考えたのは「母」が最多も、志望校は「子ども」が決めた
進学塾・栄光ゼミナールを運営する栄光は、2023年度に私立・国立中学校を受験した受験生251人とその保護者290人を対象に「受験生アンケート」を行いました。
まず「中学受験を最初に考えたのは誰か?」という設問から。
大半のご家庭では、「母」が最初に中学受験を考えるようです。しかし志望校や併願校など、具体的な進学先は「子ども本人」が決めていることも多いようです。
では、志望校はどの段階で決めたかというと……
「小5」「小6」が大半という結果に。お子さんの可能性は無限大。ギリギリまで進路を決めないことで、自分や我が子に合った中学校を見極めようとしているのかもしれません。
志望校を選ぶうえで重視したこと
中学受験は、お子さんの人生の大事な分岐点。志望校選びは親子ともに慎重になりますよね……!
先輩方は、志望校を選ぶときに主に「学校の教育方針・校風」に注目したそうです。
「学習に集中できる環境(施設・設備)」は、親子でかなり注目度に隔たりがあるようですね。反対に、「大学への進学実績」は親のほうが気になっている様子。
ちなみに学習面以外で重視した点についてはこちら。
「制服」「クラブ活動」など青春の象徴のような項目は、お子さんにとって重要なようです。一方、「通学が便利」を気にしてくれているのは、まさに親心ですね。
習い事やクラブは「辞めずに続けた」が4割以上
中学受験に向けた勉強が本格化するのは、一般的に小学4年生からとされています。では合格を勝ち取るためには、小学4年生に進級したら、これまで続けてきた習い事などをやめて、すべてを勉強時間に充てるべきなのでしょうか?
「受験生アンケート」によると、習い事やクラブは「辞めずに続けた」が4割以上にのぼっています。
多くのご家庭が、勉強100%になりすぎず、習い事やクラブと上手に両立させていることがわかります。
お子さんにとっての息抜きなのでしょうか、それとも「さまざまな才能を開花させてあげたい」という親心? あるいはお子さんが「この習い事が大好きだからどうしても続けたい!」とせがんだのかはわかりません。
しかし、いずれも受験直前、もしかしたら前日にも通った可能性を考えると、なかなか勇気のあるすごいことですね……!
中学受験を最初に考えたのは、主に母のようです。最終的に進路を決定したのはお子さんですが、結論を出すのは小5~小6がほとんど。しかし、受験が近づいても4割以上は習い事やクラブを辞めずに続けています。
勉強ばかりになりすぎず、うまく息抜きしながら、本番まで最高のパフォーマンスをキープできたら良いですね!
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