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2023.04.19

AIよりも賢い子に育てるためにはどうすればいい? その1つの答え

いよいよAI時代の足音がすぐそこに聞こえてきました。AIをはじめとする科学技術の発展が目まぐるしい近年。時代の変化と共に、これからを生きる子どもたちが身につけるべき力も変わってきています。

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いよいよ本格的なAI時代が到来

「AIの導入により、10~20年以内に49%の仕事はなくなるだろう」
こんな論文が話題になって早8年。

いよいよ、驚異的な性能を備えたAIの台頭が始まりました。特に最近は、対話型AIであるChatGPTが話題になっています。オリジナルのテキストを作成してくれるサービスで、条件を打ち込むことで文章を打ち出したり、翻訳や要約をしたりするAIです。必要な資料を探すなどのアシストもしてくれるため、業務内容や時間の削減が可能になるだろうと注目が集まっています。

一方で、ChatGPTにもできないことがあります。多くのAIに言えることですが、アイデアを出したり、相手の気持ちを推測したりと、クリエイティブな発想やパーソナルな業務を請け負うことはできません。アイデアを出し、ChatGPTをコントロールするのは、あくまでも人間なのです。

AIに全てを託すのではなく、AIを上手に活用できるようにしていくことが、これからは必要となってきます。

AI時代を生きる子どもたち。これから必要な力とは?

変化が目まぐるしく、今後の予測が困難とされるVUCA(ブーカ)時代と言われる現代社会。AIをはじめとする科学技術は、今後もますます進歩していくでしょう。

そんな社会へはばたいていく子どもたちは、“人間にしかできないこと”で力を発揮する必要があります。それはAIにはできない、クリエイティブな思考であったり、主体性や協調性であったりします。機械の方が正確で速い計算や処理作業はAIに任せ、抱えている課題に対して、情報を収集・整理し、自分なりの解決策を見出す。そういった自分で考える力が必要となってくるのです。

新型コロナウイルス拡大もそうでした。パンデミックの渦中には、自分で考えて行動する力が試されたと言えます。現に、これを契機に、新たな製品やサービスが数多く開発されました。未知の時代を生きる子どもたちこそ、時代のニーズに応じて、自分で考え、行動できる力を身につけることが必要なのです。

自ら課題に迫る探究学習

そこで、現在注目が集まっているのが「探究学習」です。「探究型学習」とも呼ばれ、従来高校生で扱っていた「総合的な学習の時間」も、2023年には「総合的な探究の時間」に改称されました。それほど、これからより一層力を入れていく必要があるとされている学習方法の1つです。

探究学習とは、自ら課題を設定し、解決に向けて情報収集・整理を行い、自分なりの答えを出すという学習プロセスを踏みます。自ら課題に向かう主体性や自分で考えて課題を解決する力を身につけることを目的としています。

探究学習の答えは1つではありません。答えのないテーマに対して自分はどうアプローチしていくか、また周囲の人とどう協働して学びを深めていくかが重要になります。

特化した習い事やスクールも登場

高校では、探究学習が必修科目として位置付けられましたが、これらの資質能力はもっと以前、小学校のうちから磨いていくことが良いとされています。自ら課題を据え、課題解決に向けて考える姿勢を身につけておくことは、各教科での学び方にも影響するからです。

現に、全国学力・学習状況調査でトップクラス常連の秋田県の小学校では、探究授業のプロセスを踏んだ授業スタイルが昔から根付いています。探究学習のステップを踏むことで学力も伸びていくと考えられそうですね。

しかし、小学校のうちから探究学習を取り入れているのは、全国的に見ても一部の学校にすぎません。そこで、近年では、習い事やスクールに注目が集まっています。

小学生向けビジネススクール「I’m Boss」(Future Road合同会社)もその1つ。

ZOOMをベースに用いたオンラインレッスンのため、全国どこからでも参加することができます。また、最近では子どもたちが、より楽しく主体的に取り組むことができるよう、メタバースも導入しました。ゲームの要素を取り入れ、レッスンでの頑張りに応じて、ポイントが加算されたり、そのポイントを使って買い物をしたりできます。

出典:PR TIMES

「I’m Boss」の学び方は「探究学習」と「マジック学習」。「探究学習」は、独自のミッションに対して、課題を設定したり、情報を収集・整理・分析したりしながら、自分の頭で考える『主体性』や『課題解決力』を身につけることを目的としています。

また、メタバースを導入したことにより参加者同士のコミュニケーションが促進され、互いにアイデアを出し合ったり、意見を共有したりしやすくなりました。仲間と協力してミッションに取り組む中で、情報整理力や発言力を伸ばすことも期待できます。

「マジック学習」では、プロのマジシャンにマジックを教わります。次週にそのマジックを披露する発表会を行うことで『プレゼンテーション能力』『表現力』を磨くことができます。

興味のある方は、まず無料体験トライアルを試してみるのもおすすめです。パソコンやタブレットなどの通信機器とインターネット環境があれば試すことができます。

出典:PR TIMES

いよいよ私たちの身近になりつつあるAI。AIがどう普及していくか今後の動向が気になりますね。これからの世の中は、さまざまな職種においてAIが活躍することになるでしょう。これからを生きる子どもたちは、AIに負けるのではなく、AIを上手に活用するにはどうすればよいのかを自分で考えることができる、そんな大人に育ってほしいものです。

<参考資料>
PR TIMES(Future Road合同会社)

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堀之内梢

国立大学教育学部卒業。専門教科の国語を愛し、教科担当制の私立小学校にて勤務。好きな教材は「おにたのぼうし」。好きな文法は品詞分類。学級担任として、多くの子ども・保護者と関わる。現在は教員業の傍ら、教材執筆者・ライターとしても活動中。プライベートでは1児の母。

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