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2023.03.16

子育て中のパパママが「児童手当の金額」について感じている4つのこと

子育て支援の一環として行われている「児童手当制度」について、全国の子育て世代はどう感じているのでしょうか? 「ソクラテスのたまご」は子育て世代80人に「児童手当の金額についてどう思いますか?」という独自アンケートを実施。その回答の中から多かったものを4つ紹介します。

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児童手当制度の概要

令和5年3月現在、「児童手当制度」の概要は次の通りです。

児童手当制度

  1. 支給対象
    中学校卒業まで(15歳の誕生日後の最初の3月31日まで)の児童を養育している方
  2. 支給額
    ・3歳未満 一律15,000円
    ・3歳以上小学校修了前 10,000円(第3子以降は15,000円)
    ・中学生 一律10,000円
  3. 支給時期
    原則として、毎年6月、10月、2月に、それぞれの前月分までの手当を支給

なお、児童手当制度には所得制限があり、年間所得の限度額を超えている場合は、子どもの年齢や人数にかかわらず、子ども1人あたり一律月額5,000円。それ以上の所得の方は、令和4年10月支給分からの給付が廃止になっています。

今回「ソクラテスのたまご」は子育て世代80人に「児童手当の金額についてどう思いますか?」というアンケートを実施しました。子育て世代のリアルな声の中で、多かったものを4つ紹介します。

1.金額が足りない

1つ目は「児童手当の金額が足りない」ということです。

貰えないより貰えたほうがいいとは思うけれど、賃金が上がらない上、物価や光熱費はどんどん上がる状況の中、現在の支給金額では足りないという声が多く寄せられました。

議員の方々は、子供が生まれてから成人するまでにどの位のお金が掛かるのか、わかっているのでしょうか?国民給与が30年も上がってないのに出費だけが増えて生活するのでやっとです。これも政治家のせいなので少なすぎる児童手当を政治家自身でもっと増やしてもらいたいです。

(50代前半男性)

足りな過ぎる。自分達の老後の資金貯蓄もしなくてはならないのに,学費が高過ぎてとても貯蓄まで回せない。しかも物価上昇が止まらない。投資で貯蓄を増やすと言っても元がないから何も出来ない。八方塞がり状態であり,とても子供を育てるような体制にはなってない。

(50代前半男性)

貰えないよりは良いと思うが1万5000円は少ないと思う。そして年に3回支給なので支給しない月は児童手当で日用品を購入している人にとっては生活苦になると思うし、値上がりの現代で賄えるほどの金額ではないと思う。

(30代前半女性)

児童手当はとても貴重ですが、金額は少ないように思います。一時的にまとまったお金が支給されたとて、毎月の衣食住のお金で手一杯の状況になってしまいます。もう少し金額を上げてもらえないと、子育てで家計が圧迫されます。

(30代前半女性)

2.18歳まで支給してほしい

2つ目は、「18歳まで支給してほしい」ということです。

高校や大学などの学費も家庭の大きな負担となるので、子どもが成人を迎える18歳までは支給してほしいという声が多く寄せられました。

高校卒業まで支給してほしい。高校では教材や遠足等で中学よりも多くの費用を徴収されています。また、大学の受験に係る費用も大きな負担となっています。また、この年齢頃はスマホを所有するため、その費用もかかります。このため、高校生の年齢にも支給してほしいです。

(40代後半男性)

少子化対策に注力すべきところは児童手当だけではないので金額の増加は求めないが、年齢を子供が成人になる18歳までに延ばすべきだと思う。高校は授業料補助があるとはいえ、実際は制服や教科書代、部活動代が今までよりかかり、全員の保護者が仕事を持てるわけではないから。

(40代後半女性)

児童手当は中学生までだったので現在は貰っていませんが、ハッキリ言って足りませんでしたね。多少の足しにはなりましたが、幼少期から小中学校と給料は上がらず物価は上昇、養育費は増すばかりですからね。18歳までは欲しいですよね。

(50代前半男性)

3.3歳以降減額されることが不満

3つ目は、「3歳以降にお金がかかるのに減額されるのが残念、納得がいかない」ということです。

食費・教育費・学費などが子どもの成長とともに出費も増えてくるのに、3歳以降減額されるということに不満を感じている人が多いようです。

毎月1万円もらえるのは有り難いですが、できればもう少し増やしてもらえるとありがたいです。子どもの今後かかってくる教育費のことを考えるとあまり十分とはいえません。また3歳以降お金がかかってくるのに、減額されるのも残念です。

(30代前半女性)

3歳から減るのは正直、痛い。それまでも細々としたお金はかかるが、3歳以降、特に小学生以降は少しずつ少しずつ、かかるお金が増えてくるのに児童手当はなぜか減る。確かにオムツやミルク代はなくなるけど、その分食費も増えるし、学校の行事代・授業料などかなりかかるので、児童手当の額をあげるか、扶養手当を戻すかしてほしい。

(20代後半女性)

月15000円では子どものおむつ代、ミルク、食費などは当然賄えず、十分とは言えないが、貰えるだけありがたいとは思っている。しかし、なぜ3歳以降は月10000円に減額されるのか納得いかない。3歳以降の方が絶対にお金がかかるのに。

(30代後半女性)

4.所得制限を撤廃してほしい

4つ目は、「所得制限を撤廃してほしい」ということです。

年収が上がれば上がるほど多くの税金を納めているのに、支給されないのは不公平だと感じている人が多いようです。子どもに対する手当は、所得に関わらず平等であるべきという声が多く寄せられました。

もらえるだけありがたいとは思うが、その金額をもらったからといって生活が潤うわけではないし、それがあるからもう1人産もうと思える金額ではないと強く思う。所得制限をつけていることに対しては不公平だと思う。

(40代前半女性)

世帯主の年収が上がるともらえなくなることに疑問を感じる。必死に働いて税金を納めているのに、稼いだら恩恵が受けられなくなるというのはいかがなものか。児童手当は子どもの学費にあてたいので年収制限を撤廃していただきたい。

(30代後半女性)

少なすぎると思うし、年収制限があるのはおかしいと思います。同じように働いて家族のために稼いできた人達が、同じように税金を払っているのにも関わらず制限で児童手当をもらえないというのはとても不公平だと感じます。

(20代後半女性)

妥当な金額ではあるが、所得制限を設けるのはどうかと思う。児童手当に所得制限をかけたり撤廃するのであれば学費や子供にかかるお金を無料にしたりするほうが良いと思います。どんな家の子供でもみんな平等にするべき。

(30代前半女性)

他には、「児童手当の支給額を、経済現状に見合った金額にしてほしい」という声が多数寄せられていました。物価や光熱費の高騰など、暮らしにまつわるさまざまな価格が変動する中、情勢に応じた児童手当の支給を望むパパママが多いことがうかがえます。

※回答は原文ママです

<参考資料>
内閣府「児童手当制度のご案内」

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