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2023.03.07

【独自調査】岸田首相の「異次元の少子化対策」に子育て中のパパママが思うこと

岸田文雄首相が2023年の年始に掲げた「異次元の少子化対策」。この施策ついて全国の子育て世代はどう感じているのでしょうか? 「ソクラテスのたまご」が子育て世代80人に実施した独自アンケートで得られた回答を紹介します。

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「異次元の少子化対策」とは

岸田文雄首相が年頭の記者会見で表明し、話題となっている「異次元の少子化対策」

具体的にいつから何が行われるのか、2023年3月7日時点では明らかになっていませんが、以下の3本柱を中心に、2023年3月末までに具体策を取りまとめるとしています。

「異次元の少子化対策」3本柱

  1. 「児童手当」などを中心とした経済的支援の強化
  2. 学童保育や病児保育を含む幼児教育・保育サービスの強化、産後ケア・一時預かりなどの拡充
  3. 働き方改革の推進と制度の充実

独自調査! 岸田首相「異次元の少子化対策」に思うこと

「ソクラテスのたまご」は0歳~18歳までの子どもをもつ子育て世代80名に対し、「岸田文雄首相が掲げている「異次元の少子化対策」についてどう思いますか?」というアンケート調査を実施しました。

その回答を見ると、「子育てしづらい今の環境を理解しているのか」「お金を配っても少子化対策にはならない」「岸田首相は子育ての大変さを分かっていないのではないか」という3つの意見が多く上がっていました。具体的な声を紹介します。

1.子育てしづらい今の環境を理解しているのか

アンケートの回答の中で一番多かったのは「子育てしづらい環境を理解しているのか」という疑問の声です。今の社会に子育てのしづらさを感じている人が多く、安心して産み育てられる社会環境や労働環境を整備してほしいという声が多く見られました。

異次元とはなんぞやと思います。異次元の前に目の前で苦しんでいる子育て世代がいて、なぜ少子化になっているのかが根本的にわかっていないのかなと思います。お金もそうですが、子育てしにくい環境をどう考えているのかがわかりません。

(30代後半女性)

具体例がないと何とも言えない。実際に教育現場を見たり、子育て家庭の声を聞いてから、政策を練るようにしてほしい。サービスや支援を受ける側が必要としていない政策は、単なる予算の無駄遣いに過ぎないと思います。

(20代後半女性)

異次元って言っている意味がわからない。だいたい保育園も十分に作れてないのに寸志のお金ばらまけば主婦が黙るとでも思っているのか。本当に何が必要か聞き流さず聞き取れよって感じです。

(40代前半女性)

もっと安心して子育てできる環境が必要だと思います。子供を産んでは預けて働くのを繰り返すための政策では家族が疲れてしまうと思います。子供たちが自分たちも結婚して家庭を持ちたいと思える家庭作りができる政策が欲しいです。今の状態と政策では子供たちは結婚や家庭に憧れを抱きにくいと思います。

(50代前半女性)

2.お金を配っても少子化対策にはならない

次に多かったのが「お金を配っても少子化対策にはならない」のではないか、というコメントです。「お金を配るよりも子どもを産みたくなるような社会にするのが先決だ」とする声が上がりました。

岸田首相は根本的な事が分かっていないと率直に思いました、若年層はお金が無いから子供を作らないのではありません、子供どころか恋愛にも結婚にも興味が無いから子供は必然的に出来ないのです。

(40代前半男性)

全く理解できません。本当に少子化対策をしたいと思っていますか?子どもを持つ親が柔軟に働きやすいような環境を整えてください。休みたいときに休める、テレワークができる、もっと融通の効く環境にしてください。お金を配っても少子化は止まりません。もう少し真面目に考えてください。

(30代後半女性)

異次元と感じられる要素が無い。お金をばらまくことが少子化対策になると思えない。『物理的』のみならず、世間や親自身の『意識的』にも、仕事と子育ての両立できる環境が整わないと子供を産もうと思う人は減る一方だと思う。また、晩婚化に歯止めがかからないと少子化は止まらないと思う。

(40代前半女性)

3.岸田首相は、子育ての大変さを分かっていないのではないか

もう1つは、「岸田首相は子育ての大変さを分かっていないのではないか」という声です。「異次元の少子化対策」を打ち出した後の国会で、岸田首相が「育休中のリスキリング(学び直し)を後押しする」と発言したことに対し、批判の声が寄せられています。「子育てだけでも大変なのに育休中のリスキングに対する後押しは見当違い」という回答が多く見られました。

名前の通り異次元すぎてもはや何をしたいのか、よく分からないというのが正直な答えです。育児や家庭、お金のことだけで精一杯なのに親のスキルアップのために勉強しよう、なんてよくその考えに至ったなと思いました。

(20代後半女性)

どこら辺から異次元なのか全くわかりません。ついには、産休育休中の学びを支援すると言っていますが、実際子育てを経験中の身からするとかなりハードルが高いものだと思います。具体的に対策の金額の明確化や減税など目に見える政策をしてほしいです。

(30代後半男性)

岸田首相は子育てを全て奥様に任せっきりだったのだろうなという印象。学び直しなんて、小さい子どもを見ながら自分の睡眠時間の確保すら難しいのにできるわけが無い。岸田首相の少子化対策の対象は、シッターさん、家政婦さんなどを雇えて、自分の時間を作ることが出来る超富裕層なんじゃないですか。地方に財源の負担をなど言っている時点で、国がやる気が無いのが目に見えている。

(40代前半女)

岸田総理の育休中の学び直しという発言が批判されていますが、それは充分な睡眠が取れていて尚且つ、親の援助や旦那さんの協力など家庭環境の整った人のみできる事だと思うので大抵の母親はそれができないので批判されても仕方が無い。

(40代前半女性)

具体的な内容は検討中という「異次元の少子化対策」。少子化に歯止めがかかるような「異次元の施策」になることを期待したいですね。

<参考資料>
東京新聞「岸田首相肝いり「異次元の少子化対策」 肝心の財源は春の統一選後に議論先送り」
Yahoo! JAPANニュース「【解説】国や東京都「新対策」発表 “異次元”少子化の歯止めに? 専門家「最大の問題は教育費」」

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「ソクラテスのたまご」編集部

大人のための子育て・教育情報サイト「ソクラテスのたまご」で、子育て・教育の専門家150名以上の取材協力や監修のもと子育てに関する確かな情報を発信中。子育て・教育の悩みに特化した日本最大のオンライン相談サービス「ソクたま相談室」を運営。編集部員は、全員が子育て中の母親、父親です。|公式インスタグラム公式LINE

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