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2023.01.30

程度はバラバラですが……。通常学級に通う小中学生の8.8%が「特別な支援が必要」報道にママたちの声は?

学習面や行動面など、特別な支援を要する子どもたち。文部科学省の調査により、増加傾向にあることがわかりました。この結果をみなさんはどう感じますか? 今回は、1,700人以上のママたちにアンケート調査した結果をご紹介します。

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「特別支援」に関する文部科学省の発表が話題に!

近年、芸能人をはじめ、大人でも自身の発達障害を公表する人が増えてきました。発達障害に関する認知やその特性についての理解が広まり、偏見も減ってきたように感じます。

そんな中、気になるニュースが舞い込んできました。2022年12月に文部科学省が発表した、「特別な支援が必要な小中学生は通常の学級に8.8%程度いる」というトピックです。

この割合で算出すると、35人学級では、3人は特別支援を要する児童生徒がいるということになります。10年前の調査結果は6.5%だったので、増加傾向にあるといえます。支援体制を整えていく必要性を感じますね。文部科学省も、今後、通級指導(通常学級に在籍しながら一部の授業は別に受ける支援)をより一層充実させるよう、対策を検討するとしています。

ママたちの反応は?

「8.8%」「1学級に3人ほど」…このニュースを耳にしたママたちは、その実態についてどのように感じたのでしょうか。株式会社インタースペースは、ママに役立つ情報配信サイト「ママスタセレクト」にて、このニュースを見て感じたことをアンケート調査(総回答数:1,728票)しました。

出典:PR TIMES

調査結果は、「こんなに多いと思っていなかった」「大体これくらいと思っていた」「もう少し多い気がする」がなんとほぼ同率という結果に!寄せられたそれぞれの意見を見てみましょう。

こんなに多いと思っていなかった

子どものクラスや周りに発達障害の人がいなくて、実際に会ったことがないから

娘の同級生にも1~2人はいるけれど、びっくりした

「8.8%」という数字を「多い」と感じる、驚きの声が寄せられました。地域や学校によっては、特別な支援が必要だと思われるお子様に出会う機会は少ないのかもしれません。

だいたいこれくらいだと思っていた

感じ方の問題で、以前から人数としてはあまり変わってないのでは?

今まで明らかになっていなかっただけで、昔からこのくらいの人数はいたと思う

こちらは、妥当な数字であると捉えているママたちの声です。自身や我が子の経験から、これぐらいの人数だろうと感じているようです。

もう少し多い気がする

教員です。程度はバラバラですが、年々困難を抱える子が増えている気がします

保育園に勤めていますが、困難のない子のほうが少ないのでは……と感じる

多くの子どもと関わる教員や保育士などのママからも声が寄せられました。集団の中での過ごし方、友だちとの関わり方など、教育現場にいるからこそ、「気になる」「気が付く」場面も多いのでしょう。

発達に特性がある子も共に学ぶ場を

同率という結果はめずらしいですね。それだけ育ってきた環境や周囲の人間関係によって、違いがあるのでしょう。

また、今回の文科省の調査は、学級担任による回答をベースに集計されています。「落ち着きがない」「こだわりが強い」などの対人関係を含む行動面とともに、「話す・聞く」「書く・読む」「計算する」などの学習面の回答項目もあります。表面化し、目につきやすい行動面だけではなく、学習スキルの定着に困難を感じている子どももいます。

「1学級に3人ほど」この数字を多いと捉えるか、少ないと感じるかは人によって違います。しかし、特別な支援が必要であろう子どもたちが学級に潜在していることはたしかです。

近年では、学校教育における「ユニバーサルデザイン」や「インクルーシブ教育」などの言葉も一般的になってきました。学校は、発達に特性がある子どもたちも、集団の中で共に学びに向かえる場である必要があるのです。

数値が明らかになっただけでは、現状は変わりません。また一括りに「特別な支援が必要」と言っても、支援内容や効果的な指導方法は、それぞれ異なります。子どもたち1人ひとりのよりよい成長をサポートするためには、専門知識を有する教員の派遣、複数名での人員配置など、支援体制自体も見直す必要性があると筆者は考えます。

<参考資料>
PR TIMES(株式会社インタースペース)
文部科学省「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果(令和4年)について」
NHK「発達障害の可能性がある小中学生は学級に8.8% 文科省調査」

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堀之内梢

国立大学教育学部卒業。専門教科の国語を愛し、教科担当制の私立小学校にて勤務。好きな教材は「おにたのぼうし」。好きな文法は品詞分類。学級担任として、多くの子ども・保護者と関わる。現在は教員業の傍ら、教材執筆者・ライターとしても活動中。プライベートでは1児の母。

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