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2022.04.09

お出かけが“学び”になる。小学生の知的好奇心を伸ばす東京周辺スポット

2022年度から高校で探求学習が始まります。不確実性が高いこれからの世の中を生きる子どもたちにとって、「なぜだろう?」「もっと知りたい」という探究心や知的好奇心は重要な力になってくるでしょう。
そこでおすすめなのが、身近な学びスポットへのお出かけです。今回は、「子どもに知的好奇心の芽を育てたい」「親子でワクワクしながら学びたい」と思っている小学生のパパやママに一押しの一冊を、関東のお出かけスポットとともに紹介します。

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お出かけと知的好奇心の深い関係

知的好奇心とは?

子どもの毎日は、未知の事柄や初めて見るもの、めずらしい出来事に満ちています。ただ、そんな事柄に疑問や興味を持つかどうかには個人差があります。

「なんでだろう?」「もっと知りたい」とワクワクする気持ちが『知的好奇心』。知的好奇心が強い子は知識を得る喜びを知っているので、進んで学習し、自ら新しい知識を得る意欲がいっぱいです。

知的好奇心は子どもの人生を豊かに楽しくする力、将来の可能性を広げる力だと言えるのです。

知的好奇心の伸ばし方

知的好奇心を育むためには、子どもの好きなことをとことんやらせる親のスタンスが大切です。

子どもをよく観察し、興味を持ったことがあったら、本や図鑑などで深堀りする機会を。無理に読ませようとしなくても、気になるテーマの本や図鑑があれば、子どもはきっと食い入るように眺めたり読んだりすることでしょう。

さらに本や図鑑、インターネットで疑似体験したことを確かめたり、実際に体験して、リアル体験につなげることで、子どもの知的好奇心はぐんぐん伸びていきます。

リアル体験といっても、習い事を始めたり、遠くに旅行に行ったりなど、特別なことをしなくても大丈夫。気軽に日帰りで近場にお出かけするので十分です。

親子のお出かけで伸びる力

東北大学脳科学センターの教授で脳科学者の瀧靖之先生によると、好奇心を土台に育まれる「8つの力」があるのだそうです。

  1. 洞察力:よく観察して奥深くまで推測して見抜く力
  2. 思考力:さまざまな事柄を見て判断したり、論理的に考えたりする力
  3. 想像力:目の前にない物や見えない部分までを思い浮かべる力
  4. 発想力:もともとの知識や経験、情報を組み合わせ新たなアイディアを生み出す力
  5. 計画力:先や時間の流れを見通して、筋道を立てて進める力
  6. コミュニケーション力:親との愛着関係を土台にしてさまざまな人と関わり合える力
  7. 思いやり:相手の気持ちを考え、寄り添う力
  8. 語彙力:言葉を知り、適切に使う力

これらの力はどれも、机に座って教科書で学んだからといって身につくものではありません。リアル体験でこそ伸ばしてあげられる力なのです。

子どもの知的好奇心を伸ばすガイドブック

8テーマ、89の“学びスポット”を紹介

では、どんな場所へのお出かけが知的好奇心を刺激してくれるのでしょう? そのヒントとなるのが、株式会社JTBパブリッシングが発行するガイドブック『るるぶKids こどもの知的好奇心がすくすく育つ学びスポット 東京周辺』です。

子どもが興味を持ちやすい8つのテーマ(恐竜、動物、昆虫、宇宙、乗り物、アート、絵本・アニメ、日本の歴史)別に、知的好奇心をくすぐるのにぴったりなお出かけスポット89か所が紹介されています。

紹介されているスポットはどこも、図鑑でなじみ深かったり、日常の延長として気軽に楽しめたりする場所ばかり。テーマに偏りがないので、低学年の子も高学年の子も、男子も女子も、行ってみたいスポットが見つかります。

子どもへの「問いかけポイント」がわかる

PR TIMES

「子どもの知的好奇心を伸ばそう!」と張り切って出かけたところで、「すごいね!」「うん…」だけで会話が途切れてはもったいない。

そんなパパやママでも大丈夫。『るるぶKids こどもの知的好奇心がすくすく育つ学びスポット 東京周辺』には、学びスポットで親がどのように問いかけたら良いのかという「問いかけポイント」が書かれています。

「目にしたものそのままを言葉にすればOK」など、すぐに実践できるアドバイスが豊富ですよ!

各テーマの達人によるQ&Aコラムも充実

PR TIMES

宇宙タレントの黒田有彩さんや絵本作家・評論家の広松由希子さんなど、8つのテーマごとにその道の達人が登場するQ&Aコラムも読みごたえ抜群。

テーマの魅力や好きになったきっかけ、仕事の面白さやこの仕事を目指す子どもへのメッセージなど、子どもの将来の選択肢や可能性をぐっと広げてくれる内容です。

知的好奇心を高める「関東のお出かけスポット」

ここからは、『るるぶKids こどもの知的好奇心がすくすく育つ学びスポット 東京周辺』を参考に、子どもの知的好奇心をくすぐる関東の日帰りお出かけスポットを紹介します。

低学年におすすめの日帰りお出かけスポット

1.カワスイ川崎水族館

2020年、JR・川崎駅前にオープンした「カワスイ川崎水族館」は、日本初の「昼の部」「夜の部」2部制の水族館です。約230種の魚や動物の昼と夜との違った姿が見られます。

生き物の名前や特徴を知りたい時は、タッチパネルやQRコードをスマホにかざせばOK。解説看板を極力なくしてスタッフが館内でコミュニケーションを取るのがカワスイのコンセプトなので、積極的に質問してみましょう。

毎月第3土曜日は、小学生以下対象の「こどもの日」。魚の解説が聴ける「カワスイこども教室」や工作、絵本の読み聞かせなど子どもが喜ぶイベント満載な1日です。

小学生以上を対象とした「バックヤードツアー」もおすすめ。普段見られない設備や工夫をスタッフに案内してもらえてワクワクが止まらないはずですよ。

2.三鷹の森ジブリ美術館

井の頭公園内にある「三鷹の森ジブリ美術館」は、スタジオジブリの宮崎駿監督が館長を務める美術館です。

園内には決まった順路や解説は一切なし! 物語の主人公になった気分で、興味の向くままに散策しましょう。

『千と千尋の神隠し』の「湯屋」そっくりな中央ホールや、今にも動き出しそうな巨神兵のそびえ立つ「屋上庭園」など、映画のシーンそっくりな眺めを探すのも楽しいですよ。ふわふわ素材でできた大迫力の猫バスの中に入って遊べる「猫バスルーム」は、特に人気です。

アニメーションができる過程を学べる「映画の生まれる場所(常設展示室)」はジブリの美術スタッフの仕事道具やデスクが再現されていて、隅々まで見て楽しめます。

  • 三鷹の森ジブリ美術館のHPはこちら

3.多摩動物公園 昆虫園

写真はイメージです

自然に近い環境での動物展示を目指す「多摩動物公園」。雑木林が約6割を占める広大な敷地は4つのエリアに分かれていますが、おすすめなのが「昆虫園」です。

1年中ポカポカの大温室には草花が咲き誇り、常時15~20種・1000~2000頭の蝶が飛び交ってまるで楽園のよう。孵化する前の蝶のさなぎの姿が見られる「チョウ育成室」では、タイミングが良ければ羽化す瞬間が見られるかも。

「本館2階標本展示室」では、模型や標本、グラフィックパネルで分かりやすくさまざまな昆虫を解説しています。

世界各国の珍しい昆虫を展示する「外国産昆虫コーナー」では、ヘラクレスオオカブトなど日本の昆虫にはないダイナミック・大迫力の昆虫が見られます。巣の中でキノコを栽培するという驚きの生態の「ハキリアリ」は必見!

高学年におすすめの日帰りお出かけスポット

1.日本科学未来館

日本科学未来館HPより

先端科学や最新テクノロジーを学べる「日本科学未来館」。参加体験型の展示や科学コミュニケーターのトークイベント、実験コーナーなど、子どもにも分かりやすく楽しい展示が魅力です。

さまざまな視点から見た地球の姿を映し出す装置「ジオ・スコープ」は大小13ものボードが並んでいて、近未来的な雰囲気に大興奮間違いなし! 

宇宙に興味のある子には、国際宇宙ステーションでの暮らしや研究成果が分かる「こちら、宇宙ステーション」の展示がおすすめです。「“ちり”も積もれば世界をかえる」の展示を見れば、地球深部探査船「ちきゅう」や小惑星探査機「はやぶさ2」などの偉大な研究も、全て「世界の姿を知りたい」という人々の好奇心が実を結んだものだと分かるはず。

「ニュートリノから探る宇宙」の展示では、日本が研究をリードしている目に見えない素粒子・ニュートリノを観測する装置の模型の中に入る体験ができますよ。

2.日本銀行金融研究所 貨幣博物館

日本銀行金融研究所 貨幣博物館HPより

古代から現在までの日本の貨幣・記念硬貨はもちろん、海外の貴重な通貨もずらりと並ぶ“お金の博物館”、「日本銀行金融研究所」。お金の歴史や文化が学べます。

映像コーナーや体験コーナーが楽しい「常設展示」で必見なのが、「黄金の分銅」。16世紀後半~17世紀前半に備蓄用に鋳造されたと言われる金塊で、まばゆいほどの黄金の煌めきに目がくらみそう。

豊臣秀吉や徳川家康が作らせた大判の重さを体感したり、お金の偽造防止技術を学んだりするのも盛り上がります。

  • 日本銀行金融研究所 貨幣博物館のHPはこちら

3.東京都美術館

写真はイメージです

上野公園内にある「東京都美術館」は、日本初の公立美術館。さまざまな展覧会が定期的に開催され、本物のアートに触れられます。ギャラリートークや音声ガイド、ワークショップなど、子どもも楽しめる工夫もいっぱいです。

普段は休室日の月曜日を中学生以下子どもとその保護者を対象に開室する「キッズデー」は特におすすめ。リラックスして作品鑑賞が楽しめます。

また、東京都美術館は建築家・前川國男氏設計の建物自体が美術品だとも言われています。奇数月の第3土曜日には、建物を鑑賞するツアー「建物探訪」にも参加できますよ。

子どもの知的好奇心を高めるのに必要なのは、家の外に出かけてできる「リアル体験」。『るるぶKids こどもの知的好奇心がすくすく育つ学びスポット 東京周辺』掲載の89の学びスポットは、どれも「知るのが楽しい!」「もっと知りたい!」と思える施設ばかりです。

コロナ禍だけど楽しめる関東日帰りスポットで、親子のワクワクする素敵な時間を過ごしてくださいね。

<参考資料>
株式会社JTBパブリッシング「“知的好奇心”が、子どもの人生を豊かに&楽しくする!『るるぶKids こどもの知的好奇心がすくすく育つ学びスポット 東京周辺』2022年1月21日(金)発売」(PR TIMES)
るるぶKids「脳医学者の瀧 靖之先生に聞く!子どもの成長に必要な「知的好奇心」と「8つの力」」
ママ賃貸コラム「知的好奇心って?子どもの知的好奇心の高め方・育て方を知ろう!」

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