• facebook
  • twitter
  • LINE
  • hatena
2022.04.05

子どもが持ち帰るプリントや作品、どうする?プロの「取捨選択の基準」とは

「家族みんながムリなく続けられる片付けと心地よい暮らしづくり」をコンセプトに、「つづく暮らし」を主宰する3児(高1・中2・小6)の母で、整理収納アドバイザーのtakaさんに、「ソクラテスのたまご」読者がお悩み相談。今回は「子どものプリントや教科書、作品を残す基準が知りたい」というNさんからの質問に答えてもらいました。

  • facebookfacebook
  • twittertwitter
  • LINELINE

小3&4歳ママ・Nさんのお悩み

子どもが日々学校から持ち帰るプリントや作品。捨てて良いものか、どれを残すべきなのか、いつも悩みます。気づけばリビングの引き出しの中がプリントだらけ。宿題も作品も世界に一つだけのもの、思い出の品だと思うと、処分するのも躊躇してしまいます。新年度を迎えるにあたり教科書も変わるので断捨離したいのですが、取捨選択するのに良い方法はありますか?

残す量を決めたらスッキリ!

子どもが持ち帰るものをどうするかは、子育て世代の親にとって避けて通れない悩みの一つ。実際、どうしていいか分からず、持ち帰ってきたものをそのまま何年も溜め込んでいるご家庭も少なくありません。

わが家には高校生と中学生の息子、小学生の娘がいて、相談者さん同様、子どもが幼かった頃はいろいろ悩みました。子どものものとなると、思い入れがあったり、親だけで要不要の判断するのが難しかったり…。結果、多くのものを残していました。

しかし、わが家はマンション暮らしで収納に限りがあるため、子ども3人分の保管物だけに多くのスペースを割くことはできず。何をどれくらい残すか試行錯誤した結果、残す量(器)を先に決め、その中に収まる分だけ保管するという方法にたどり着きました。

また、親だけで子どものものを取捨選択・管理するのは難しく、負担も大きかったため、子どもが判断できる部分は本人に委ねることに。

takaさんの作品・教科書・プリントの管理方法

わが家の管理方法については以下の通りです。

1.作品について

園児の頃は頻繁に持ち帰った作品は、小学校以降、頻度がずいぶん減りました。ですが、わが子は工作が好きで、自宅でよく何かしら作っていて、作品は増える一方。そこで、作品に関しては①飾る場所を設けること、②保管できる箱(思い出ボックス)を準備することで増えすぎることを防ぎました。

飾る場所はリビングからも見える子どもスペースの一角に設置。この場所からはみ出さない量ならいくら飾ってもOKというルールを作り、その中で子どもに管理させました。

作品はこの棚に

さらにリビングからは死角になる壁面にも子どもの作品を飾っています。

壁面にも作品スペースを

学校から持ち帰った・自宅でたくさん作った等で、飾るスペースから溢れるものが出た時は、それを処分するか保管するかを本人に決めてもらい、保管する場合は思い出ボックスの中に。しばらく飾ることで心が満たされるのか、溢れたものは処分される確率が高めです。

思い出ボックスから溢れたものは処分

思い出ボックスにはバンカーズボックスを使用。最初は今の半分のサイズを用意したのですが、すぐに満タンになってしまい子どもが残しておきたいものが入らない事態に…。親が譲れる収納スペースと子どもが満足できる量をすり合わせ、今の大きさに変更しました。

2.教科書について

教科書の保管については、子どもの様子を見ながら、小学生のうちは1年分、中学生以降は卒業するまで残すことに。

教科書をどうするかも子どもが判断

娘はリビング学習で、昨年度のものを収納する場所を作れないので、保管する教科書は押入れの一角に収納しています。わが子の場合、昨年度の教科書を見返すことはほぼありませんが、本人が「一応残す」と言うので保管しています。

3.プリントについて

プリントに関しては、保護者向けのものなら1年間保管するもの、月ごとや行事が終了するまで保管するもの等、保管と処分の判断がしやすかったのですが、子どものテストや学習プリントなどは捨てて良いものかが親子ともに判断できず…。

先生に確認したところ、自宅で必要なければ処分しても良いとのことでしたので、保管するか処分するかの最終判断は、子どもに委ねることにしました。

そのため今は、保護者向けのプリントは私が管理し、テストや学習プリントなど保護者向けでないものは子どもそれぞれに管理してもらっています。

持ち帰ったプリントはその日のうちに出してもらい、目を通した後、保護者向けのものとそれ以外に分類。保護者向けのものは処分もしくは保管し、テストや学習プリントなどは子どもの場所にあるクリアファイルにポイッと入れます。(テストの直しは基本学校でやってきます。)

入れ口を手前にしたファイルに挟むだけ

こちらに入れた時点で、管理するのは子どもにシフト。私は日々持ち帰るものを確認し、子どものものはクリアファイルにポイッと挟むだけです。

普段子どもがこの中を整理することはないので、数ヶ月経つとクリアファイルの中は大量に。

長期休み期間に整理

中身の整理は夏休みや春休みなどの長期休みに行うことにしていて、子どもに整理してもらいます。

とは言っても、どれを残すかの判断は子どもにとっても迷うところ。わが子は今でこそ一人でスムーズにできますが、はじめのうちはできなかったので私も整理に付き合い、一緒に取り組みました。

たくさんのテストやプリントを一つずつ見返して、残すか処分するかを子どもに決めさせる作業は、時間がかかり忍耐も必要。

回数を重ねるごとに子どもが取捨選択できるようになります

しかし、夏・冬・春と何度も繰り返すことで、子ども自身が段々取捨選択するコツを掴み、一人で整理することができるようになります。

左が処分するもの、右が残すもの

子どもが残すと決めたものは、ファイルに保管。

保管には無印良品のファイルを使用

子どもによって、点数の良かったテストを残す時もあれば、テストは全て処分し今後使いそうなものだけ残す時もあり、残す・処分するの基準はさまざまです。

保管ファイルの中身は次回プリント整理をするタイミングで再度見直し、不要なものがあれば処分しています。

ちなみに子どもにプリント管理を託すために用意したものは、クリアファイルとファイルのみ。

子どもによって残すものが違います

わが家は無印良品で購入しました。保管用ファイルは無印良品のポリプロピレンバインダーA4・30穴に、リフィールクリアポケットA4・30穴を組み合わせています。子どもが残す量に合わせてリフィルを増減できるのでおすすめです。

「子どもに任せる」を繰り返してみて

質問者さんがおっしゃる通り、新年度を迎える今の時期はものの要・不要が判断しやすく、整理するには絶好のタイミング。

わが家はプリントや作品の管理を子どもに任せたことで、それらについて悩むことがなくなり、子どもたちには自分の大切なものを取捨選択する力が身につき、一石二鳥だったと感じています。

必要なものを選び取る力が身に付きます

中には、全部残しておきたいと言うお子さんもいますが、整理を繰り返すことで気持ちが変化し、手放せるようになるケースも多いです。

何度も繰り返すことで子どもなりの取捨選択の基準が明確になっていくので、諦めずに、まずは一緒に整理することから始めてみてくださいね。

taka

taka

整理収納アドバイザー・防災共育管理士®︎1級講師 ものを整理収納するだけでなく、無理なく続けられる片付け方法や家族が片付けしやすい環境づくりを提案。整理収納サービス「つづく暮らし」を主宰し、片付けサポートやオンライン相談、レッスンなどを定期的に開催している。防災に関する知識も豊富で、暮らしの中で備えるコツに定評あり。ホームページ https://www.tsudukukurashi-taka.com

\ SNSでシェアしよう /

  • facebookfacebook
  • twittertwitter
  • LINELINE