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2022.04.16

子育て家庭が引越しで後悔しないためのポイントとは?【物件選びのチェックリスト】

来年度に子どもの入学や進学を控える方の中には、「今年度中に物件探しをしよう」と思われている方もいるのではないでしょうか? しかし物件選びの前に知っておきたいのが、半数の近くの子育て家庭が「引越し後に後悔している」という調査結果があるということ。そしてその要因は、事前のチェック不足によるものだということです。
今回は、物件に関する後悔を防げるよう、子育て家庭が引越し先で後悔しがちなポイントをまとめました。快適で住みやすい物件を選ぶ参考にしてくださいね。

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株式会社リナリスクの調査によると、子育て家庭の半数近くが、事前のチェック不足が原因で、引越し後に後悔しているようです。

では、子育て中のご家庭が物件探しをする際に気をつけるべきことは、どのようなことなのでしょうか? 物件購入における注意点、子育て家庭が物件選びで後悔しがちなポイントを見ていきましょう。

子育て家庭の約半数が、引越し後に後悔

PR TIMES

株式会社リナリスクの調査によると、引越し前に引越し先を調べておけば良かったと何かしら後悔している人の割合は、47.7%となっています。

期待に胸を膨らませた家族との新しい生活だったはずなのに、半数近くの人が後悔しているというのは残念なことですね。引越しは頻繁にできるものではないので、後悔があってもしばらくの間はそこで暮らしていかなければいけません。物件を購入する場合はなおさらでしょう。

では具体的にどのようなことを後悔しているのでしょうか? ここからは後悔した要因について解説していきます。

物件選びで後悔しがちなポイントは?

物件選びでどのような後悔があるのかを調査した結果は次のとおりです。それぞれどのように後悔しているのか、具体的に見ていきましょう。

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物件の仕様

引越しで後悔する要因としてもっとも多かったのは「物件の内装・間取り・設備に不足があった」30.1%です。効率の悪い間取りや使いにくい収納など、物件の仕様が思っていたのと違うと思う人が多いようです。

実際に生活してみると、生活動線が思ったより上手く機能しないことがあります。また、収納の位置が不便だったり、手持ちの家具が上手く置けなかったり、といったことがあります。

このような後悔をしないためには、物件を決める際に引越し後の生活を明確にイメージしておくことが大事です。炊事洗濯、子どもとのお出かけなど、日常のシーンを具体的に想像することで、引越し後に後悔しない仕様の物件を選ぶことができます。

また、不動産会社に他の物件の間取りを見せてもらったり、同じ世代の子育て家庭に話を聞いたりするのも良いでしょう。物件の内見時には、設備の使い勝手を確認するために、動かせる設備は全て動かしてみることがポイントです。

周辺環境

「学校へのアクセス」「夜の環境」「買い物のしづらさ」などの周辺環境について後悔する人も多いようです。

物件を探す際には、昼間だけではなく、面倒でも複数の時間帯で周辺を歩いておきましょう。可能な限り、通勤・通学路を利用する時間帯に歩いてみることをおすすめします。

また、徒歩圏内に利用しやすいお店があるか、近所に住んでいる子どもがどのくらいいるかなどを詳しく確認しておくと引越し後も安心です。

子どもが就学前だとつい忘れがちですが、今後長く住む予定であれば、この先通うことになる小学校・中学校への通学距離や通学路の環境などを調べておくことは重要です。

周辺環境については、不動産会社に聞くよりも実際にその土地に住んでいる人に聞いた方が確実です。紙面上ではわからなかったリアルな交通事情や環境などを知ることができるでしょう。

学校・病院との相性

「学校がいまいち」「病院がいまいち」など、施設との相性で後悔している方もいるようです。

施設との相性は実際に利用してみないとわからないものです。しかし、学校や病院は生活するうえでお世話になる場所であるため、相性が合わなかった場合は、長期にわたり気持ちよく過ごせないこともあります。

幼稚園や保育園の評判はネットでも口コミを調べることができますが、実際に通っている人の話を聞くのが一番です。可能であれば、物件周辺の幼稚園や保育園、小学校などを見学させてもらうと良いでしょう。

病院も一度受診すると、相性をチェックしたり、対応を確認したりすることができます。子育て世帯は、昼間の時間帯だけでなく、救急夜間診療を行っている病院の対応時間や場所なども調べておきたいですね。

また、近所の公園で遊んでみたり、実際にスーパーを利用してみたりすると、地域の雰囲気がわかるのでおすすめです。

人間関係

「隣人の騒音」「自治会の人間関係」「子どもが少ない」など、近隣の人間関係で後悔することもあるようです。

物件を決める前に周辺住人の年齢層を知っておくことは大切です。単身世帯とファミリー世帯が混在する場合は、生活リズムが違ったり、子育ての理解が得られなかったりすることがあるためです。

人間関係については、近隣住民に直接会って詳しく話を聞くことができれば一番良いのですが、全くの部外者に深いところまで話してくれる可能性は低いといえます。不動産会社がある程度把握していることもあるので、聞いてみても良いかもしれませんね。

また、物件の内見の際に、共用のゴミ置き場や自治会の掲示板を見ておくと、周辺の様子をうかがうことができます。

子育て家庭が物件探しで重視していること

ここからは、子育て家庭が物件探しで重視していることをご紹介します。

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子育て家庭では、物件を選ぶ際に「リビングダイニング・対面キッチン」「子どものための部屋」など、子どもとの過ごしやすさを重要視している方が多いようです。

便利な設備より子育て家庭としての生活のしやすさが優先されていることがわかりますね。

隣人の子育てへの理解度を確認する方法

次に、隣人の子育てへの寛容さについて確認したかどうかの調査の結果を見ていきます。

子育て家庭において隣人の子育てへの理解度は過ごしやすさに直結します。しかし、子育てについての寛容さを隣人に確認しなかったという人は81.9%と高い割合になっています。

ただ、調査結果の通り、「気になったが確認しなかった(できなかった)」という人が確認しなかった人の約半数を占めています。気になっても確認するのが難しかったことが考えられますね。

そんな中注目は、18.9%の人が「引越し前に確認した」と回答していることです。確認できた人は、どのような方法で隣人の理解度を確認できたのでしょうか? 一部コメントを抜粋して紹介します。

  • 下見に出掛けた際にタイミング良く隣人と会えたので、直接会話をした(30代/男性/神奈川県)
  • 土地は隣が売主さんだったので、購入前に子どもに理解があるかどうかを確認した。マンションも購入したが、隣にどういう人が住んでいるのかも販売会社に聞いて確認した(30代/女性/愛知県)
  • 建築会社から教わった。隣人だけでなく地域の自治会の班長さん宅を訪ねて周辺地域の雰囲気について伺った(40代/女性/岐阜県)

確認できたと回答された人は、隣人や不動産会社、自治会などと直接会って物件決定前に対策しているようです。

引越し時のあいさつは当然ですが、下見の際に隣人に会っておくというのがポイントですね。相手の印象や考え方がわかり、子育てに対してどのように考えているのかわかります。

隣人が子ども嫌いの人だった場合は、引越し後のトラブルを避けるために、その物件を諦めることも必要かもしれません。

物件選びのチェックポイント

「子育て家庭の引越し」に関する調査の結果から、物件選びのチェックポイントのリストを作成しました。物件を内見する際に、物件選びのポイントチェックにご活用ください。

  • 物件の内装・間取り・設備
  • 保育園や学校へのアクセス
  • 夜の環境(夜道の暗さ)
  • 買い物の便
  • 交通の便
  • 公園や自然環境
  • 保育園や学校の相性
  • 病院の評判
  • 隣人や周囲の騒音トラブルが起こってないか
  • 自治会の対応や人間関係
  • 周囲に同世代の子どもがいるかどうか
  • 隣人の子育てへの理解があるかどうか
  • 地域の子育て助成の有無

「子育て家庭の引越し」に関する調査では、「物件」「周辺環境」「人間関係」などで引越し後に後悔している方は約5割もいることがわかりました。

後悔する要因を事前に理解していれば、物件の下見の際に調べておくべきポイントをおさえられ、引越し後に後悔することが少なくなるでしょう。時間と手間がかかり大変ですが、足を使った事前調査はとても重要です。

引越し後の生活を快適に過ごすことができるように、妥協せず、物件を決めるポイントをしっかりとチェックしておいてくださいね。

<参考資料>
株式会社トナリスク「【要因と対策を調査!】子育て家庭の引越し、その半数近くが後悔!トラブルを未然に防ぐために行うべきこととは?」(PR TIMES)
訳あり物件買取プロ「賃貸契約で後悔したことがある人は約7割!調査結果からわかった契約前に絶対しておくべき2つの対策とは?」
粗大ゴミ回収隊「【2022年最新】単世帯・子育て世帯別|後悔しない引越し先の選び方とポイント」

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