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2021.08.12

小学生向けオンライン家庭教師の失敗しない選び方、おすすめ4社を厳選【教育アドバイザーに取材】

時間の融通がききやすく、他人を家に入れる必要もないオンライン家庭教師。ですが、「何を基準に選べばいいの?」「果たしてうちの子に合っているの?」と不安もあるはず。しかも、合わない業者を選ぶと契約トラブルなどで後悔することもありそうで…。そこで、家庭教師業界に詳しい教育アドバイザーの吉永泰進さんが失敗しないサービスを選ぶポイントを解説。おすすめオンライン家庭教師サービスも紹介します。

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話を伺った人・記事監修

吉永泰進さん教育アドバイザー

子どもに合わせた家庭教師サービスを紹介する「家庭教師の窓口」代表取締役。教育系企業で経営・育成・マーケティングを学び、29歳で独立。現在は、経営コンサルティングや家庭教師の窓口の運営だけでなく、不登校児の心のケアや学力サポート、学校との交渉、保護者支援などの活動も無償で行っている。

入会前にチェックすべき3つのポイント

コロナ禍で需要が高まっていることもあり、ネット上にも多数の業者が名前を並べるオンライン家庭教師。興味があっても何を基準に選べばいいのか悩んでしまいますよね。

教育アドバイザーの吉永泰進さんは、下記の3点をチェックするだけで、安心して受講できるサービスをかなり厳選できると話します。

【ポイント①】実際の講師による体験授業を受けられるか

学習塾や通信学習教材では、当たり前のように受講できる「お試し授業・期間」ですが、オンラインに限らず家庭教師サービスでは、実際に指導をしてくれる講師が無料体験授業を行うことはほとんどないそう。

「ただし、無料体験授業と称して営業担当のスタッフが10分程度の体験授業を行うケースは少なくありません。彼らは、授業がとても上手で、授業も短時間なので子どもの集中力も切れません。ですが、その様子を見て『ここよさそうだ!』と入会しても実際の講師は別人ギャップを感じて後悔するというケースは少なくありません

そこで、私は家庭教師サービスを選ぶなら、『実際に授業をする講師で無料体験指導お願いします』と伝えるようにアドバイスしています」(吉永さん、以下略)

ただし、保護者が「無料体験授業をできますか?」と聞いても、「できますよ! 無料体験指導なら、説明をするスタッフが行いますね」と業者のペースで丸め込まれてしまいがちとのこと。

「家庭教師サービスはネットで問い合わせをすると、営業担当者から電話がかかってきます。ですが、彼らは営業トレーニングを積んでいる営業のプロです。営業マンのペースに乗らないよう『実際に授業をする講師の体験授業』という点にこだわってお願いし、『できない』という業者であれば、辞めたほうがいいと思います」

【ポイント②】費用の目安は月1万5000~2万円

オンライン家庭教師の授業料の目安は、週1回90分の授業で月々1万5000~2万円です」と吉永さん。料金の幅は、学生・社会人・プロなど家庭教師の質によるものなのだそう。

「料金の確認は多くの人がすると思いますが、『大体8000円くらいですね』とやけに安い料金を言う業者もいますが、『あれ?安い?』と思ったら、『それは何分授業ですか?』と必ず聞いてください。例えば、8000円というのが30分授業の金額という場合もあります。ネットの料金表に時間表示がない場合も必ず電話で何分の料金なのか確認をしましょう」

ただ、ネットで検索していると1コマ2000円前後の格安なサービスもあるようですが…。

「そのようなサービスで注意したいのは教材費や契約条件です。教材費が高額だったり、長期契約が必要で解約をしても返金されなかったり。教材自体は悪いものではないのですが、子どもが使いこなせるのか、何年も続ける気があるのかとなるとどうでしょう」

子どもに合うか分からないからこそ、安く始められれば…、とつい思ってしまいがちですが適切なサービスに出会うためには月1万5000~2万円という目安となる金額は必要だと考えておいた方がよさそうです。

【ポイント③】講師に手元カメラは設置されているか

オンラインだからこそチェックしたいのは、書画カメラ(手元を映すカメラ)が設置されているかどうか。

書画カメラがあれば、画面が顔と手元の2分割になって子どもの顔を見ながら解説を書くことができ、対面式に近い指導ができます。書画カメラがないとひたすら口頭で伝えたり、Zoomのホワイトボード機能のようなもので伝えるしかありません。ホワイトボード機能だと共有画面になっていて子どもの表情が見えないので、理解しながら聞いているのかが分かりません

限られた時間で効率よく指導を受けるためには、問い合わせをする時点で書画カメラを持っている教師を希望するのもよさそうです。

無料体験指導、料金、書画カメラという3点を抑えれば、実際の教師との相性が分かりますし、相性が分かれば1万5000~2万円の料金を支払う価値があるか判断しやすくなります。2~3社を試して比較してみると、納得のいくオンライン家庭教師選びができると思いますよ。ただし、4社以上だとどれがいいか分からなくなる可能性も高いので注意してくださいね。

おすすめオンライン家庭教師サービス4選

次に、さまざまな家庭教師サービスを見てきた吉永さんがおすすめの小学生向けオンライン家庭教師サービス4社を紹介します。

人見知りな子におすすめ「家庭教師のファースト」

対応学年小学生・中学生・高校生
(大学生・社会人向け「資格・検定コース」あり)
月謝(税込)10,395円(45分×月4回)
19,800円(90分×月4回)   
特徴・授業の補講から、英会話、中学受験対策まで幅広く対応
・講師数8万人と、国内トップクラスの在籍数を誇る
・専任の先生よるマンツーマン指導が受けられる

20年以上の実績があり、低料金でありながらハイクオリティの指導に定評がある「家庭教師のファースト」。オンライン授業は、小学生のコースは入会金0円、学年やレベルを問わず1万9800円(税込/90分×月4回)です(兄弟割引有り)。

また、オンライン家庭教師サービスにありがちな授業の度に教師が異なることはなく、完全にマンツーマンなので人見知りな子でも緊張がほぐれやすそう。

ダブル担任制で宿題を毎日チェックしてくれる「Growth家庭教師」

対応学年幼児・小学生・中学生・高校生
月謝 アルバイト講師:8,500円(小学生)
選任講師:12,000円(小学1〜3年生)、20,000円(小学4〜6年生)
特徴 ・ダブル担任制により、日々の宿題管理までサポートが受けられる
・無料で映像学習の受講が可能

指導する講師と毎日の宿題をチェックするスタッフの2人で子どもの学習サポートを行う「Growth家庭教師」。

週1回の指導だけではなく宿題をチェックすることで、子どもがきちんと理解できているのかを確認しながら学習を進めていくことができます。

料金は、アルバイト講師で60分8500円~、選任講師60分1万2000円~。

また、無料で映像学習を行うことができ、テスト前などに苦手な単元を自分のペースで復習できるのも特徴です。

プロ家庭教師が個別のニーズに応える「家庭教師のアルファ」

対応学年幼児・小学生・中学生・高校生
月謝(税込)8,800円〜(小学生の場合)
※オーダーメイドプラン作成により、個別で価格が異なります
特徴   ・在籍している講師は全員プロの家庭教師
・30日間のお試し受講が可能(全額返金あり)
・中学受験コースあり

小学生コースの場合、週1回60分の授業で月1万7600円から、という比較的高めの料金設定の「家庭教師アルファ」。ですが、家庭教師は全員が教育者として成熟した社会人のプロ家庭教師のみ。

学習習慣を身に付けるレベルから受験レベルまで、各子どものニーズに合わせてプランニングしてオーダーメイドでカリキュラムを作り学習をサポートします。

大手企業が個々の中学受験をサポート「学研の家庭教師」

対応学年幼児・小学生・中学生・高校生
料金(税込)  セレクト学生家庭教師:6,490円~(1時間あたり)
プロ家庭教師:8,800円~(1時間あたり)
特徴・難関中対策から、帰国子女受験対策、中学受験塾別フォローなど、主に中学受験を行う小学生向けのコースが充実
・志望校の出身者・在籍者を家庭教師として紹介
(例:開成出身の東大生による開成中対策など)
・オンラインと対面のハイブリッド受講が可能

教育業界の老舗企業「学研」が運営する家庭教師サービス。35年以上をかけて培ってきた指導ノウハウをもとに、ひとりずつに合った指導をしていきます。

また、10万人以上が登録されたデータベースから子どもに合った講師を選任。プロ家庭教師で60分授業1回8800円から、とお高めな料金設定ながら、中学受検を考える家庭には適したサービスです。

子どもに合う講師に出会うための4つのポイント

わが家に合ったオンライン家庭教師サービス業者に出会えても、実際に子どもを教える家庭教師が合わなければ効果が期待できない気もします。とはいえ、いい家庭教師の選び方なんてどんな風に見つければいいか分かりませんよね。吉永さんは、下記の点を踏まえて家庭教師を見てほしいと話します。

【ポイント①】業者の規模の大きさで判断しない

写真や学歴を見ただけでは、その家庭教師がどのような人物で、どんな指導をするのか分かりませんよね。その点、大手の家庭教師サービスであれば、大手企業の基準にクリアし、大手のノウハウを用いた指導をしてくれそうな気がしますが…。

「専属契約をしている講師は少なく、特に大学生は掛け持ちして複数の業者に登録しているケースが多いです。しかも、業者によって使用するテキストやシステムの違いはあっても、指導力のレベルを大きく左右するような違いはありません。

一方で、講師の時給は業者によって異なり、大手ほど時給が安い傾向があります。もし、自分が講師だったら、時給が高い生徒と低い生徒のどちらの子の指導を長く続けたいと思いますか?」

もちろん、子どものためを思い平等に指導を行ってほしいですが、長く契約を続けて欲しい子のほうがモチベーションが高くなっても不思議ではありません。

【ポイント②】学生、社会人、プロ、それぞれの特徴を知る

業者の規模の大きさで講師の良し悪しを予測することはできませんが、学生、社会人、プロによってメリットは異なります。

<大学生講師>

「料金が低いというメリットはあるものの、やはりバイトです。講師自身の授業やテスト、就活もあるので最後まで責任をもって面倒をみてくれる保障はありません。ですが、子どもと年齢が近い分、子どもによっては素直に話を聞いてくれやすく、講師自身の学生時代の経験談を聞くことができます」

<社会人講師>

「社会人講師は副業として家庭教師をしている人も多く、勉強や教えることが好きな人が多い傾向があります。働き盛りの30~45歳教員免許持っていないけれど教えるのが上手い人が多く、50~60代になると教員免許があり、以前は教育現場にいたという人が多くなります。社会人だからこそのコミュニケーション力や責任感があります」

<プロ家庭教師>

「経験豊富なプロ家庭教師は、難関中学対策など高い学力レベルの指導やモチベーション維持、学習管理などが期待できる一方で、料金の高さがネックです。また、プロと名乗っていても、絶対に成績があがるという保証はありません」

【ポイント③】見た目や社会性で判断しない

「まず覚えておいてほしいのは、外見と指導力はイコールではないということです。身なりに気を使っていないような人でも指導力はものすごく高いという講師もいます。大人と話すことが苦手ですが、子どもだと上手く話ができる講師もいます(最低限のマナーは必要です)。オンラインでの指導ですので、外見で判断するのはもったいですよ」

また、家庭教師はサービス業ではないということも覚えておいた方がよさそうです。

「そもそも家庭教師は安定した収入の保証はありません。大学生であればなおさら、近くのコンビニなどで働いたほうが稼ぎやすいですよね。それでも家庭教師を選ぶという人は、よほど接客が苦手か、心から指導が好きかということになります。社会性は低くても教えることは得意ということもあるので指導力で判断してあげてください」

【ポイント④】授業に集中できなければ変えてもらう

どの業者でも基本的には無料で講師の変更はできます。ですが、もし子どもが指導に集中できなかったり、成果が感じられなかったりしても“講師ではなくうちの子が悪いのかもしれない”と思う保護者もおり、相性がいまいちでもそのまま続けてしまいがちです。

悪いのは子どもではなく、その子に対応できない講師です。どんなに集中力のない子でも振り向かせるのが講師の仕事です。いまいちだと感じたら、絶対に変えた方がいいですよ」

オンライン家庭教師が向かない子のタイプ

保護者がいいサービスは講師を選んでも、そもそもオンライン家庭教師という学習スタイルが子どもに合っていなければ成果は現れません。吉永さんは、下記のような子にはオンライン家庭教師はおすすめできないと考えているそう。

小学生低学年の子

いくら書画カメラがあるといってもオンライン家庭教師の場合、情報を聞いて取得して学んでいくことになります。低学年の子の場合、聞いたことを記憶しながら学んでいく力が未熟な子が少なくありません。オンライン家庭教師よりも対面式で、メモを書いてあげながら勉強することをおすすめします。

提出物を出し忘れがちな子

オンライン家庭教師は、教師の指示をきちんと聞いて、実行する力が必要です。学校の提出物を出し忘れることが多い子は、教師の指示をきちんと聞いていなかったり、ルールを守るという意識が低かったりする場合が多いのでオンライン家庭教師は向いていません。

「オンライン家庭教師の場合、ノートを取るふりをしてスマホをいじっていたり、パソコンやダブレットの画面で関係ない動画を見ていても家庭教師は気づくことができません

勉強への意欲がない子、ルールを守る意識が低い子の場合、オンライン家庭教師のマッチングを希望していても、対面式の家庭教師を勧めるケースも少なくないそう。

苦手なところが分かっている子

ほかにもオンライン家庭教師ではなく、塾を勧める場合もあるそう。

「基本的に家庭教師は、何が分からないのか分かっていない子の学習サポートに向いています。そのため、子どもが何を苦手なのか分かっている場合は、分からないところをピンポイントで学べる個別指導塾を勧めることがあります。分からないところすぐに質問して解決でき、個々のレベル・ペースで苦手を補い、強みを伸ばすことができます」

小学生のうちにこそ家庭教師がおすすめ

子どもに勉強の遅れを感じている場合、最初に学習塾を考える人は多いのではないでしょうか。ですが、吉永さんは「勉強が苦手な子こそ、小学生のうちに家庭教師を」と話します。

「保護者の方と話していると、『集団塾よりも個別指導塾、さらに優秀な子が家庭教師』と考えている人は少なくありません。ですが、僕は頭がいい子ほど個別指導がよく、その次に集団塾、勉強が苦手な子ほど家庭教師が向いていると考えています。小学生のうちに家庭教師をつけて勉強習慣をつけ、勉強の仕方をつかんでいれば、あとは安めの集団塾に通うだけで中学の成績維持や高校受験はできると思います。長い目でみれば教育費も安くすみます

逆に、勉強習慣がついてないのに集団塾に行かせても、『授業についていけない』『膨大な宿題をこなせない』と、勉強に対してさらに苦手意識ができてしまうそう。

「家庭教師は勉強習慣をつけたり何が分かっていないのかを見つけて対策をしたりするのが目的です。特に、オンライン家庭教師は、時間の融通や立地の問題もクリアしやすく、対面の家庭教師よりも始めやすいサービスですよ」

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