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2021.05.19

遊びながら子どもの運動神経を伸ばす!親が運動を苦手でも楽しく運動できるおもちゃを厳選!

運動、体育と聞くと苦い思い出がよみがえる人…いませんか? 自分が運動が苦手だったからこそ、子どもには同じ思いをさせたくないと思う人も少なくないはずです。ですが、自分で運動のコツを教えることはできず、運動系の習い事を無理やりならわせるのも違うかも。それなら、体を動かすのが楽しくなる遊びはどうでしょう。遊んでいるうちに運動が好きになったり、運動能力を高めたりしそうなおもちゃを厳選して紹介します。

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子どもの運動能力を高めるなら15歳までに

「子どもの運動神経は遺伝で決まる」と思っている人は多いのでは? しかし、財団法人日本体育協会・スポーツリーダーの鈴木邦明さんによると、子どもの運動能力には、もともとの才能だけではなく環境も同じくらい大きく影響するのだそう。

お父さんやお母さんが運動神経が良くなくても、環境を整えることで子どもの運動能力が開花することもあるかもしれないのです。

そしてその鍵を握るのが、「ゴールデンエイジ」です。ゴールデンエイジとは、子どもの運動能力を高めるのに最適と言われる年齢のことで、9歳〜12歳までを指します。

ゴールデンエイジは、「スキャモンの発達曲線」という、子どもの器官や機能が、年齢によってどの程度発達するかを示したグラフがもとになっています。

「スキャモンの発達曲線」によると、神経系の発達が最も著しい時期が9歳から12歳まで。この期間の神経系の発達が運動能力に大きく関わると考えられています。

つまり、9~12歳にさまざまな運動を経験することが、子どもの運動能力を高めるためには重要だと言われています。

さらにゴールデンエイジを迎えるまえの4歳から8歳頃までを「プレゴールデンエイジ」、ゴールデンエイジを終えた13歳から15歳頃までを「ポストゴールデンエイジ」と呼びます。

ゴールデンエイジだけではなく、プレゴールデンエイジやポストゴールデンエイジでの取り組みも、子どもの運動能力を高めるのに大切だと言われています。

とはいっても、「体を動かすのが苦手で一緒に運動するのは無理」「どんなことをすればいいのかわからない」という保護者もいるでしょう。そこで、子だもだけでも遊びながら運動を経験できるおすすめアイテムを紹介します。

家の中で遊びながら運動能力を高める3アイテム

運動に苦手意識がある子は人前に運動するのが嫌というケースも少なくありません。家の中で手軽に楽しくできて運動能力アップが望めるアイテムを紹介します。

人目を気にせず体幹を鍛える「リングフィット アドベンチャー」

やはり小学生が飛びつきやすいものといえばゲーム。Nintendo Switch用ソフト「リングフィット アドベンチャー」は、運動系ゲームとしては定番ですが外せません。

TVCMなどの影響もあり、二の腕痩せなどダイエット、フィットネスゲームと見られがちですが、小学生なら体幹を鍛えるトレーニングがおすすめ。体幹を鍛えることで体全体が安定し、体の使い方が変わり、運動が全般的にレベルアップしやすいといわれています。特にゲーム好きの子であれば、夢中になって続けるので持久力や筋力アップも期待できるかもしれませんよ。

家の中で腹筋、背筋を手軽に鍛える「ビリボ」

ヨーロッパで、小学校の体育の授業に使用されているビリボは、ヘルメットをさかさまにしたような形状の不思議なアイテム。アイディア次第で室内でも屋外でも使えます。

例えば、運動が苦手な小学生なら、ビリボに座り、手足を地面から離してバランスを取りながらスピンをしてみましょう。それだけで腹筋、背筋を鍛えることができます。家の中でテレビを見ながらでもできると思いませんか?

体幹を鍛える「スライドボード」

つるつるすべるボードの上で足を横に滑らせ、スピードスケートのような動きをするフィットネス器具「スライドボード」。

下半身の筋力アップのためにオリンピック選手も使用しているそう。繰り返し使うことで、バランス感覚や体幹が鍛えられるといった効果も期待できます。

公園や庭、広場で遊びながら運動能力をアップする3アイテム

「運動をしよう!」そんな気合いは入れなくても、外で思い切り遊ぶだけでも子どもの心身は刺激を受けて成長していけるような気がしませんか? 遊びやゲーム感覚高めでも体を鍛えていけるアイテムを紹介します。

バランス感覚が養われる「ジャンピングボール」

保護者の中には、「子どもの頃にホッピングで遊んだ!」という人も多いですよね。そのホッピングがバランスボールと合体したかのように進化したのが「ジャンピングボール」です。

「ジャンピングボール」は、地面に着く部分が柔らかいボールになっており、ホッピングよりもバランス感覚が必要。楽しみながら平衡感覚や体幹を鍛えることができます。ハンドルを取り外すことができ、ハンドルなしで使用すると難易度もアップし、飽きずに長く使えそうです。

楽しみながら体力向上「ポケットカイト」

「今更、凧あげ!?」と思うかもしれませんが、凧あげは、凧をあげる際に走る必要があるので体力向上が期待できます。

また、凧あげは、風向きや強さを考えながら走るスピードや体勢を変えることで調整力(環境など周囲からの情報によってをもとに、適切に体を動かす能力のこと)強化への期待大。調整力を鍛えることで幅広いスポーツを上手に行うことができるようになっていきそうです。

今回紹介する骨のないポケットカイトは、小さく折りたたんでポケットなどに入れておくことが可能。落下した時に危険性が少ないところもうれしいですね。

ストレス解消にも役立つ「パンチバッグ」

ボクシングなど格闘技のトレーニングに使用するサンドバッグのようなもの。ビニール製で柔らかく安全性が高いところが魅力で、使わないときには中の空気を抜くと、コンパクトに収納することができます。

遊び方は、的に向かってパンチやキックを! 目と手の協応(スポーツを上手にこなすのに欠かせない能力)が高まり、思春期のストレス解消にもなりそうです。

また、パンチやキックを連続して行うことは、有酸素運動にもなります。アメリカのイリノイ大学の研究によると、有酸素運動は子どもの集中力や記憶力を高める可能性があるそうですよ。

引用元:トイザらス

体育で恥ずかしい思いをしないための3アイテム

運動が苦手な子の保護者にとって心配なのが「体育の時間で困らない?」ということ。そこで、体育の授業にも役立ちそうな3アイテムを紹介します。

効率よく全身を鍛えられる「トランポリン」

トランポリンは、ランニングや筋トレに比べると疲れないのに、全身運動なのでインナーマッスルまで鍛えられ、体幹を強くなるのだそう。

またトランポリンは、凧あげと同じく調整力を高めるのに効果的だといわれています。特に、調整力の中の定位能力(動いているものと自分の位置関係を認識する能力)が高まるとされており、この能力が高いとサッカーなどの球技が上手になるそう。

ボール遊びは尻込みするという子もトランポリンなら楽しく始められそうですね。

とはいえ、運動に不慣れな子には、ジャンプし続けるだけで精いっぱいのはず。好きな曲をかけて1曲分飛び続けられたらごほうびを用意するなど、親子で小さな目標を立てながら続けるとモチベーションは続くかもしれません。

ちなみに今回紹介するトランポリンは、子どもの安全性に配慮しバネを使用しないゴム式。取り外しのできる手すりもついているので、バランスを取ることが難しい子どもでも、安全に遊ぶことができそうです。

無理なくなわとびの動きを学べる「エアなわとび」

小学校の体育につきもののなわとび。なわとびは、なわを回しながらタイミングを合わせてジャンプをしなければならず、難しいと感じる子どもも多いのでは?

このエアなわとびはなわの取り外し可能。なわを外して使うことで、ジャンプと手の動きにのみ集中できるので、段階を踏んでなわとびに必要な動きを習得できそうですね。

楽しみながらボールの投げ方をマスター「マジックナイン」

番号の部分にボールを投げる、テレビ番組でもおなじみストラックアウト。楽しみながらボールの投げ方やコントロールを身につけることができる遊びです。このマジックナインは、庭だけでなくおうちなど狭いスペースでも遊べるところが魅力です。

ゲーム感覚で取り組めるので、「もっとやりたい!」というモチベーションもアップしそうですね。

子どもの運動神経は、たくさん体を動かす経験を積むことで養われる可能性があります。だからといって無理強いしてしまうと、運動自体を嫌いになってしまうかもしれません。

子どもが体を動かすことを「楽しい」と感じ、自分から進んで続けられることが大切です。子どもの能力や好みに合ったアイテムを上手に使って、運動する機会を自然に増やしてあげてくださいね。

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さとうかおり

1974年生まれ。札幌市在住。大学生の娘と息子の母。親戚に障害を持つ子どもがいたことから特別支援教育に関心を持ち、北海道教育大学の養護学校教員養成課程(現特別支援学校教員養成課程)に進学。卒業後、特別支援学校の教員になったものの、当時の特別支援学校のあり方に疑問を持ち退職。「もっと子ども一人一人に寄り添った支援を行いたい」という思いを胸に、現在は放課後等デイサービスにて運動指導や学習支援などを行っている。犬と読書、スピッツ(バンドのほう)が大好き。

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