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2021.01.06

英検取得は高校受験に有利? 内申点や加点の仕組みを解説します

英検取得が高校受験に有利に働くということは、聞いたことがあるという人も多いでしょう。高校受験が現実味を帯びる中学2年生の子どもを持つ親はもちろん、高校受験はまだまだ先だと思っている小学生の親も、知っておきたい英検取得のメリット。受験での加点方法やいつまでに何級を取得すべきか、英検取得のための勉強法を解説します。

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そもそも「英検」とは?

英検の正式名称は、「実用英語技能検定」です。年3回実施され、受験者数は年間300万人を超えます。国内最大規模の英語検定試験として、50年以上の歴史を持っています。

まずは、英検とはどういった内容なのかを具体的に説明しましょう。

英検は、5級(初級)・4級・3級・準2級2級・準1級・1級(上級)という7つのグレードに分かれており、それぞれ“聞く・読む・書く・話す”の4技能を測定します。自身の英語レベルに応じてどの級からスタートすることも可能で、5級~1級の全ての級でCSEスコア(※)に基づき、合否判定がなされます。

CSEスコアとは

Commom Scale for Englishの略で、英検の成績をユニバーサルな尺度で計るために、英検を主催する日本英語検定協会と日本生涯学習総合研究所が共同で開発した指標。級ごとにそれぞれ技能別の満点を設置し、その結果も成績表にスコア表示されます。総合的な英語力と、技能ごとの能力を絶対指標で知ることができるので、自分の得意と弱点が分かり、今後の学習の参考になります。

英検の意義として考えられるのは、

  1. 英検合格という目標を掲げることにより、英語を勉強する意味を理解しモチベーションを保ち続けることができる。
  2. 英検にチャレンジすることで、自分の英語力を客観的に把握できる。

英検はいつ実施されるの? 級のレベルは?

【英検の実施日程と実施場所】

英検は、6月・10月・1月に一次試験が実施されることが多いようです。

実施場所には、本会場と準会場があります。本会場は、協会が設置する公開会場のこと。試験会場は受験票にて通知され指定はできませんが、申し込み時に希望の受験地を選択することができます。準会場受験は、申し込み責任者が定めた申し込み団体単位の会場での受験になります。通っている学習塾や英会話教室で受講が可能です。

【試験内容と各級のレベル】

5級・4級は、一次試験のみ。筆記試験とリスニング試験によるリーディング・リスニング力が問われるものです。合否は一次試験の結果のみで判定されますが、合否閲覧日以降スピーキングテストを1回、インターネット上で受験することもできます。

3級以降は、一次試験でリーディング・リスニングに加えライティング力が試されます。一次試験に合格すると二次試験に進みます。二次試験は英語での面接試験で、スピーキング能力が判定されます。その結果で、合否が決まります。

5級・4級・3級で問われるのは、基礎力の定着度。レベルは5級は中学初級程度、4級は中学中級程度、3級は中学卒業程度とされています。

5級においては家族のこと、趣味やスポーツなど身近な話題が出題されます。4級になると出題形式や内容が、より実用的に。身近なトピックを題材とした読解問題が加わります。3級では、海外の文化など広い視野が必要な問題も見受けられます。

高校中級程度が準2級、高校卒業程度が2級です。

準2級になると、教育や科学を題材とした長文の穴埋め問題が加わります。センター試験と同じようなレベルの問題が出題されるので、大学受験対策にも最適。さらに2級では、社会性のある英文読解も出題されます。海外留学、国内での入試優遇・単位認定などコミュニケーション力が高く評価されます。

中学生が英検を取得するメリット

英検取得は、高校受験に有利に働きます。これは、中学生が英検を取得する大きなメリットになります。

私立校と公立校で異なる英検のメリット

では、具体的に英検はどのような評価対象になるのでしょうか。私立高校と公立高校に分けて、それぞれ詳しく解説します。

【公立高校受験での英検評価】

英検を持っていると、一部の高校において調査書点(内申点)での加点が期待できます。

学校にもよりますが、多くの場合3級以上が評価の対象となります。1~2点程度の加点ですが、入試ではわずかな点数でも合否に関わるほど大きく影響することがあります。

【私立高校受験での英検評価】

英検を取得すると、主に学力検査(入学試験)への加点が期待できます。私立の場合、英検の扱い方はさまざまで学力検査の加点以外にも次のようなケースがあります。推薦入試の出題条件として3級・準2級の保持を必須とするケースや、学力選抜にて筆記試験を行わず、英検CSEスコアをその高校の換算表によって評価するケースなどです。

特に英語に力を入れている高校や英語科の場合、試験項目の一部免除や合否判定の考慮項目となるパターンが多いようです。また、公立校に比べて各学校が参考にする級の幅は広く“5級以上”や“2級以上”とばらつきがあります。

ただし、公立・私立ともに中には英検が受験の評価対象にならない学校もあります。

【受験以外にもある! 英検取得のメリット「英検留学」】

英検の資格で、海外の高校に留学することも可能です。これを、「英検留学」といいます。アメリカやオーストラリアを中心に、約400校ほどが英検も英語力の証明になると認めています。留学に必要な級は教育機関によって違いますが、「2級A」(※)を持っていると留学できる学校の選択肢がかなり増えるようです。

※2級A:英検2級に合格しており、4技能の合計CSEスコアが、2150点以上である人に与えられる資格。

英検取得は中3までに2級を目指そう!

文部科学省は中学卒業段階の英語力の達成目標として英検3級を掲げていますが、高校受験で英検の恩恵を受けるのならば中学3年までに2級合格を目指すのがおすすめです。

中学生から英検をスタートする場合、

  1. 中1の秋に英検3級合格
  2. 中2の春もしくは秋に英検準2級合格、または英検3級・準2級のダブル受験
  3. 中3の春もしくは秋に英検2級合格

といったように、計画立てて英検取得を進めていきます。

受験のためだからと、いきなり英検3級からスタートするのが難しい子どももいるかもしれません。できれば小学生のうちに、まずは5級から段階的に取得し“試験慣れ”させるのが良いでしょう。

英検取得のためのおすすめの勉強法はある?

英検取得のための勉強法について、リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングに分けて紹介します。

【リーディングの勉強法】

リーディングで大切なのは、第一に語彙力を身に着けること。効率よく語彙力をつけるために、単語を覚えるときには同義語や類義語、熟語も一緒に関連付けて覚えましょう。

また、例文の中で覚えることを意識することで文法力も身に着きます。

具体的には毎日、例文付きの単語帳を“登校前の5分間に2ページ”といったように時間とページ数を決め、例文ごと頭に入れる習慣をつけましょう。少しずつ頭に入ってきたら、きちんと知識として定着しているかを確認する作業も大切です。これと並行して、語彙・文法がまとめられた参考書を一冊仕上げましょう。浮気せずに、一冊やり切ることが大切です。

リーディングには、長文読解力も大切です。リーディングのスピードアップのためには、多読という学習方法がおすすめ。自分のレベルに合った洋書をチョイスするか、適切な洋書がなければ受験する級の問題集の長文を使っても良いでしょう。

多読では全ての意味をきっちり理解する必要はなく、大まかな意味を捉えることに徹します。目標は、あくまでも英語の文章に慣れること。

長文読解に必要なテクニックは

①設問に目を通してから本文を読む
②接続語や数字などに注意して読む。

この2点を念頭に置き、問題をこなしましょう。

【ライティングの勉強法】

英検では、3級以降の1次試験で筆記問題が出題されます。ライティングの問題数は1問のみですが、一定以上の点数を取らければ合格できません。ライティングの評価は、内容・構成・語彙・文法と観点別に評価されます。したがって、筆記問題に対しての対策と練習が肝になります。練習なしでいきなり自分の考えを英語で書くというのは、なかなか難しいものです。

ライティングの練習としておすすめなのが、英語で日記を書くこと。最初は短くてもいいので、とにかく何か書くことを習慣にしてみましょう。慣れてきたら、接続詞などを使いながら少し長めの文章を組み立てることにトライ。分からない単語や文法があればその都度、調べる習慣をつければリーディングの勉強にもつながります。

【リスニングの勉強法】

英検の公式サイトに載っている過去問に何度もチャレンジし、慣れることが大切です。その際、音声が始まる前に素早く選択肢を先読みする習慣をつけると良いでしょう。何の質問なのかを推測することができるようになります。

【スピーキングの勉強法】

英検では、3級から二次試験(面接)でのスピーキング力が問われます。手渡されたカードに載っている本文の音読からスタートします。正確に読めるように普段から英単語を覚える際は、必ず発音も一緒に覚える習慣をつけましょう。また、日本語として使われている英単語(例:supermarketやchocolateなど)は日本語読みではなく、正確な読み方を覚えます。

パッセージ(英文のまとまり)、イラストに関する問題はリスニング同様、冒頭の疑問詞が鍵になります。“いつ・どこで・なぜ・何か”など、答えるべきことが決まるからです。

最後に受験者自身のこと、考えについて質問されます。対策としては、例えば毎日のお風呂タイムにテーマを一つ決めて、そのテーマについて自分の考えを述べてみることを課すのです。“お風呂の時間”など、時間を限定することがポイント。正確さより、英語を口から発することを大切にしてください。どうしても分からない単語があれば、お風呂から出た後で調べてみるのも良いですね。

高校受験では、英検3級以上を持っていると有利に働くことがあります。もちろん、2級を持っていれば、いうことなしです! 英検の勉強をすることは自分の英語力を把握し、その知識を整理することにもつながります。紹介した勉強法を参考にしながら、わが子の英検へのチャレンジをバックアップしてあげてくださいね。

参考:公益財団法人 日本英語検定協会   

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