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2020.12.09

わが子が疑うサンタクロースの正体。「サンタっているの?」にどう答える?【保護者30名に調査】

読者の皆さんのお子さんは、サンタクロースの存在を信じていますか? 「サンタっているの?」と質問されたことはありますか? 今回は小・中学生の子どもを持つ保護者30名に協力してもらい、各家庭のサンタ事情を調査。わが子がサンタの正体に疑いを持ち始めた時、親はどんな対応をするのが正解なのでしょうか。

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子どもとのクリスマス、どう過ごしている?

クリスマスの過ごし方というと、クリスマスツリーを飾ってごちそうやクリスマスケーキを食べるというのが定番ではないでしょうか。調査に協力してくれた保護者30名全ての家庭で、クリスマスを家族の“イベント”として自宅で楽しんでいることが分かりました。

自宅で家族水入らずが、クリスマスの定番!

全家庭でクリスマスケーキやクリスマスメニューを用意、中には子どもと一緒にケーキを手作りするという家庭も多くありました。

共通するのは“子どもが食べたいもの”、“子どもが喜んでくれるもの”を用意し、子どもを楽しませたいという親心。

ケーキの材料を子どもと一緒に買いに行き、手作りしています。まだ小学1年生で細かい作業が難しいため、ケーキのデコレーション担当をお願いしています。

“子どもは大好きだけど手間のかかる”普段出さないメニューを作っています。

朝から子どもと一緒にケーキを作るのが、わが家の恒例です。

クリスマス当日まで毎日お菓子を1個ずつ食べられる、アドベントカレンダーも子どもたちの楽しみです。

家族水入らずで自宅で過ごし、中には実家と自宅で2回クリスマスパーティを行う家庭もあるようです。

他の家庭のサンタクロースの演出が気になる!

クリスマスというイベントの中で、多くの子どもの一番の楽しみといえば“サンタクロースからのプレゼント”。

どの家庭でも「子どもに喜んでもらいたい」「子どもの夢を壊したくない」…いろいろな思いを込めながら、サンタクロースの演出を行っているようです。

以下に挙げた内容は、家庭で行っているサンタクロースの演出についての回答。「良い演出が思い浮かばない」「もっと子どもにワクワク感を与えたい!」という人は、参考にしてみてくださいね。

  • サンタクロースにプレゼントを入れてもらう袋を用意します。
  • 子どもが書いたサンタクロースへの手紙は、夜中にこっそりプレゼントと交換しておきます。
  • 祖父が衣裳を着て、サンタクロースになりきります。
  • 夫が会社帰りにサンタクロースの衣裳に着替え、玄関のインターフォンは鳴らさず鈴を鳴らします。子どもと一緒に玄関へ向かい、サンタクロースからプレゼントとご馳走を受け取ります。
  • 「サンタさんが迷わないようにしようね」と、子ども部屋の扉を開けておきます。
  • サンタクロースへの手紙、クッキーとミルクを用意します。手紙は回収、クッキーとミルクも親が食べます。
  • 子どもだけではなく、親にもプレゼントを用意します。朝起きると家族全員にプレゼントが置いてあり、みんなで喜び合います。

サンタクロースから子どもに贈る手紙は“英語で書く”という親が多いようですが、“辞書や英訳ツールを使って文章を考える”、“インターネットで例文を調べる”、“子どもは読めないけれどあえて筆記体で書く”など、サンタにリアリティを持たせるという涙ぐましい努力もうかがえました。

なぜか会えないサンタクロース。子どもが存在を疑っている?

毎年、家族が寝静まった後にこっそりとプレゼントを置いていくサンタクロース。「今年こそ、サンタさんに会いたい!」と張り切って起きていても、いつの間にか寝てしまったり「早く寝ないとサンタさん来ないよ」と親に言われたり…。会いたくても会えない、けれど毎年欠かさずプレゼントをくれる。そんなミステリアスな存在に、疑問を抱く子どもは多いようです。

実際、「子どもにサンタクロースはいる?」と質問されたことのある親は18名。質問に対しての親の回答には、いくつかのパターンが見出せました。

ボロが出てしまわないように…。多くは語らず派

  • 「いないと思うよりも、いると思った方が楽しくない?」
  • 「サンタがいるということは証明できないけれど、サンタがいないということも証明できないんだよ」
  • 「いるよ。サンタさんを待っている子どもたちのところに来てくれるよ」
  • 「信じていないと、サンタさんは来てくれなくなっちゃうのになあ」
  • 「信じている子のところにしか来ないんだよ。疑ってる人には、サンタさんはプレゼントあげたくないんだって」
  • いるんじゃないかな。お母さんも見たことがないんだけどね

サンタクロースの素性を解説派

  • 「サンタさんは北欧の方にいるらしいね。でも、ハワイだとパンツ一丁だったりするみたい(笑)。お母さんも会ったことはないから、詳しいことは分からないんだけど…」
  • サンタクロースの物語を教えたり、本を読んだりしています。
  • 大人になったらサンタさんの居場所が分かるけれど、子どもには知られてはいけない決まりなの」

キリスト教の歴史から説明しているという親、職業としてサンタクロースをしている人がいるということを説明したという親もいました。

“リアルサンタクロース”で証明派

  • 幼稚園のときに参加した、サンタクロースが来るイベント。白いひげに体の大きな外国人サンタクロースに握手してもらい、すっかり信じていました。
  • サンタクロースの動画を見せて、納得させました。
  • ちょうどクリスマスシーズンにアイスランドのサンタクロースを紹介するニュースが流れていたので、それを見せました。

どの親も、これまで築いてきた夢や思い出を壊してしまわないよう思考錯誤していることが分かります。中には

『いるよ』で押し通しています。子どもたちも中学生ですから分かっているとは思いますが、付き合ってくれています

という親子のほほ笑ましいエピソードもありました。

けれど、子どもの年齢が上がるに連れてサンタクロースの情報は親以外のところからも入ってきます。そして、とうとう子どもに「サンタクロースはいない!」と言われる日が来るのです…。

子どもがサンタを信じなくなるのは、いつ?

子どもがサンタクロースの存在について「信じているか」という質問に対しては、

  • 信じている…15名
  • 疑っている…9名
  • 信じていない…6名

サンタクロースの存在を「信じている」のは全て小学生、主に低学年の子ども。中学生の9割が「信じていない」という結果に。学年が上がるほどサンタクロースを「信じない」という子が増えていくようですが、サンタを信じなくなってしまうきっかけは何なのでしょうか。

子どもがサンタの正体を悟ったきっかけ

調査対象者の回答で一番多かったのが、学校の友達に「サンタクロースはいない」と言われてしまうこと。成長とともにいろいろなものを見聞きしていくので、これは致し方ありません。

けれど、親の行動がきっかけになることも…。

子どもとのサンタクロースの思い出を少しでも長く続けたい…そう願う親は多いはず。子どもの夢を壊す決定打を与えないためにも、こんな行動には注意したいですね。

夫が枕元にプレゼントを置くところを、子どもに目撃されてしまいました…。

クリスマス前にプレゼントを隠してあるのを見つけ、プレゼントは大人が買って来ていると知ったようです。

幼稚園の頃、先生がサンタクロースに扮しているのを見てしまったそうです。

そして「サンタクロースを信じている」と回答した親の多くが行っていたのは、子どもからのサンタトークを否定せず、親は多くを語らないこと。子どもの話に共感はするけれど、自分からあれやこれや言ってしまうとかえって怪しまれてしまうという理由があるようです。

「サンタが親だった」と知った子ども。クリスマスはどう変わる?

これまで、子どもに喜んでもらいたいという思いで演じてきたサンタクロース。けれど、わが家に来るサンタクロースの正体が親だったと知った時、子どもはどう思うのでしょうか。ショックを受けたり「親がうそをついていた」「だましていた」と思ってしまったりでは、これまで築き上げてきた夢も思い出も水の泡。

わが子に“その時”がやって来た時、親はどう対応したのでしょうか。

「サンタはいない」という子どもに、親が出した回答は?

  • 日本までは来ないけど、外国にはいるんだよ」とフィンランドのサンタクロースを教えました。
  • 「サンタさんはいるよ。だけどサンタさんは世界中を回っていて忙しいから、パパがサンタさんに頼まれてプレゼントを置いているんだ
  • 「いるよ」で押し通しています。
  • 「信じている子の所にはずっとサンタクロースは来るんだよ、だから今年はもう来ないかもよ?」と冗談めかして言いました。
  • もう十分楽しんだと思うのでそれ以上、信じさせようとは思いませんでした。「信じてる子には、そのままそっとしておいてあげてね」と言いました。
  • キリスト教の成り立ちからかみ砕いて話し、「信じる子は信じるけど、信じない自由もあるよ」と伝えました。

毎年、自分にプレゼントを届けてくれていたサンタクロースが実は親だった…。子どもがそれを知った時、少なからず驚きやがっかりする気持ちはあるでしょう。けれど、今まで親から受け取ってきた楽しい気持ち・うれしい気持ち・幸せな思い出が壊れてしまうことはないのかもしれません。

親自身、子どもの頃のクリスマスを振り返ってみても自分の親に感謝する気持ちの方が大きいのではないでしょうか。「忙しい中、自分のためにいろいろ準備してくれていたんだ」というのは、親になったからこそ実感することでもありますよね。

親の気持ちはしっかり子どもに伝わっている。それを感じることのできる回答もありました。

「小学6年生のときに『サンタクロースは、実はお父さんとお母さんだったんだよ』と正直に話し、納得してくれました。それでも十分、喜んでくれていたことを今でも覚えています」

サンタクロース不在でも、クリスマスは変わらない!

クリスマスの中で、サンタクロースからのプレゼントはメインのイベントだったという家庭は多いでしょう。しかし、子どもにサンタの正体を知られてしまったという保護者の回答すべて「プレゼントの渡し方が変わっただけで、それ以外の過ごし方は変わっていない」というものでした。

今回の調査で分かったのは、サンタクロースの存在に関わらずクリスマスは家族にとって大切なイベントだということ。

これまでサンタクロースを演じていた親からは、「いつか、サンタクロースの意義を理解してくれると思っています。あの姿やかたちでなくても、そのような存在はあると信じてほしい」という回答も。こうやって、クリスマスやサンタクロースの思い出は親から子へと受け継がれていくのではないでしょうか。

自分も親にしてもらったように、子どもにも楽しいクリスマスの思い出を与えたい」というのが、全ての親に共通する思いなのかもしれませんね。

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濱岡操緒

岩手県出身。大学卒業後、ゲーム会社で広報宣伝職を経験した後、ママ向け雑誌やブライダル誌を手掛ける編プロに所属。現在はフリーランスのエディター&ライターとして活動中。一人息子の中学受験で気持ちに全く余裕がない中、唯一の癒しとなっているのが愛犬と過ごす時間です。

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