教育は未知にあふれている

ソクラテスのたまご

2019.03.07

母親だからできる小学生男子を机に向かわせる方法とは

新学習指導要領で小学生から英語学習が始まるなど子どもの教育計画が次々と前倒しされていく中で、いかにして子どもを勉強させるのかは、多くの保護者にとって悩ましい問題だと思います。特に遊びたい盛りの小学生男子をもつ親は「学校の勉強についていけるのか」「うちの子はいつになったら勉強をする気になるのか」気をもむことでしょう。そこで、小学生男子がいる家庭での勉強との向き合い方や子どもとの接し方について解説します。

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厳しく管理しようとすることが逆効果になることも!?

学生時代の経験や予備校での業務に関わっていて感じるのは、小学生男子は、自ら学習する子どもはいるものの、やはり学習への自主性は個人差が大きいということです。

 

学習への意欲があまり見られない子どもの場合、無理に勉強に向かわせても集中力も意欲もないのでなかなかうまくいきません。かといって、ただ見守るだけで本人の意識が自然と変わっていくこともあまり期待できません。

 

やはり、小学生男子においては親の働きかけが必要です。ただし、母親があまりに厳しくわが子を管理しようとするとしている家庭の場合、親子関係がうまくいかなくなるケースが多い印象です。

 

「エディプスコンプレックス」という精神分析用語を知っていますか。異性の親に対して愛を抱くというものであり、小学生男子なら母親には甘えたいと思うのは自然なことなのです。

 

しかし、母親が厳しく管理しようとしている場合、子どもには甘える対象がいなくなってしまい精神的に不安定になってしまいます。そこで、厳しく指導する役割を思い切って、塾に委ねてしまうのはいかがでしょうか。

 

 

子どもが学習しやすい環境を用意する

塾は、母親に甘えるためだけに通わせるわけではありません。プロの塾講師に任せたほうが、親が直接わが子に勉強を教えるよりうまくいくことが多いのです。

 

親子だとどうしても、お互い感情が絡みやすく、理性的に「教える」「教わる」という関係が成り立ちにくくなるというのは多くの方が経験しているのことなのではないしょうか。

 

適材適所ということを考えるのであれば、直接的な学習の指導は第三者に任せて、親は子どもをサポートする立場に回ったほうが子どもにとって学習に取り組みやすい環境になります。そして、それが小学生男子であればなおのことなのです。

 

管理以外に母親ができるサポート

母親が子どもにしてあげられることの中でも、大きなことは、親子のコミュニケーションの時間をとることです。小学生という時期は、子どもが親とコミュニケーションをゆっくり取れる最終段階といってもよいと思います。中学生になると、学校生活にプラスして部活や委員会などで多忙になりがちで、落ち着いた時間を確保するのが難しくなるからです。

 

子どもとのコミニケーションを多くとっていると、わが子がどんなことに興味を持っていて、どんな特性があるかがいろいろわかってきます。そこで、我が子の興味関心、特性に合った学習環境を家の中で整えることができるようになります。

 

例えば、子どもが関心がある分野の図鑑や雑誌を書棚に用意するのはどうでしょうか。今すぐ手に取りたくなるような本ばかりではなくても、子どもの気が向いたときに手に取れる場所に本があることが学習意欲や好奇心を育てるために役立つときがくるかもしれません。

 

グローバル化に向けて、壁に地図を貼ったり、地球儀を置いたりして、関心ある分野と結びつけていつでも世界や海外の国を学べるようにできる環境をつくってあげるのもいいと思います。

 

学習に関する管理や指導は専門家に任せ、母親は子どもが学習しやすくなる精神的なサポートや好奇心を育てるための物理的な学習環境を整えてあげるといいでしょう。

 

渚薫

渚 薫 (監修:西村創)

教育・受験指導専門家の西村創が主宰する「西村教育研究チーム」のメンバー、現役医学生ライター。慶応義塾大学医学部合格で現在医学専攻中。医学部受験に詳しい。予備校の業務にも携わっており、さまざまな事情にも精通している。TOEIC850相当の英語力で、TOEIC対策の記事を中心に執筆。

渚 薫 (監修:西村創)の連載一覧

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