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2026.02.24

【漫画連載】子どもの「買って!」 上手に対応するには?

漫画家・こげのまさきさんの連載企画。第8回のテーマは子どもの「買って」にどう対応するか。スーパーのお菓子コーナー、ショッピングモールのガチャガチャコーナー、100均などなど、日常に溢れる子どもの「買って!」スイッチポイント…。上手な対応を専門家に聞きました。

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漫画を描いたのは

こげのまさきさん

イラストレーター・漫画家。2019年に男児を出産しSNSで育児漫画をアップしている。著書に『マンガでわかる!赤ちゃん大図鑑 子育てで本当に役立つ100のひみつ』(KADOKAWA)など。 X:@koge_diary Instagram:@masaki_koge

子どもの「買って!」どう対応したらいい?

お出かけ先で買う予定のないものを「買って!」と言われること、よくありますよね。うまく買わない方向に持って行くことができるときもあれば、大騒ぎするのでめんどくさくなってつい買ってしまったり…。

「これは事前の対応が重要です。事前に約束をしておくこと、そもそも子どもが欲しがるもののある場所に行かせないこと、など環境調整も重要なポイントになってきます。
漫画のこげのさんの対応はとっても素敵で、目から鱗でした!逆転の発想で面白いですね!」と教えてくれたのは子どもの発達に詳しい公認心理師の宮崎りさ先生。

事前にできる工夫と、子どもの好きなものがある場所に行かせない工夫につて詳しく伺いました。

事前の工夫① 事前に買うものを伝えておく

事前に買うものを伝えておく、またはお菓子は買わないことを伝えておきましょう。

お店に入る前に「今日買うのは○○だよ」「今日はお菓子を買わないよ。帰ったらお家でチョコを食べようね」など何を買う予定なのか、そのあとどのような予定(できれば子どもにとってうれしいもの)があるのかなど見通しを伝えておきましょう。

事前の工夫② 欲しいものを我慢できた際のご褒美を用意しておく

「買わない」だけの約束だと子どもにはメリットがないため、小さい子どもや切り替えが難しい子どもは、お約束だけでは我慢できないこともあります。
そういった子の場合は「お菓子は買いません。お菓子を我慢できたら○○ができるよ」など我慢できた際のメリットを子どもに伝えておきましょう。

ある程度時間感覚のある子どもの場合は「帰ったらゲームができるよ」「家でチョコを食べられるよ」などで良いと思います。

低年齢の子どもの場合は「あとで」「帰ったら」など、ご褒美までの時間が空きすぎると効果が無いことがあります。そのため、子どもにとって嬉しいご褒美をすぐに提示できるように準備しておきましょう。
例えば、「お菓子我慢できたらスペシャルシール/内緒のお菓子がもらえるよ!」と伝え、シールや小さな1粒だけ渡せるタイプのお菓子などを用意しておきましょう。このときに普通のシールや普通のお菓子であっても、ちょっと特別風に言うのもポイントです!

好きなものがある場所に行かせない工夫 大人の用事を楽しませる

余裕のあるときに限られるとは思いますが、買い物などの大人の予定を子どもが楽しめるようにすることで、他のことに注意を向けさせない工夫です。

お買い物リスト(紙でもスマホのメモ、写真でもOK)を子どもに見せて、「牛乳探すの手伝って」「トマトはどこにあるかな?」など、子どもに手伝ってもらう方法です。

低年齢の子どもであれば「お買い物クエスト!◯◯を探せ!」とゲーム風に買い物を進め、万が一子どもが欲しいものを持って来た際には「ブッブー!それはクエスト品ではありません」「次回のクエストには登場するかも?」など、ゲームの世界観で声をかけるのも良いかと思います。

オリジナルの「ポイントカード」を作るのもおすすめ

トークンシステムを取り入れるのもいいですね。いわゆるポイントカード方式で、

①大人が子どもに守ってほしいルールを提示する
②ルールが守れたらシールやスタンプがもらえる
③シールやスタンプが貯まれば子どもにとって良いことがある

といったものです。折り紙や画用紙などにマスを書くだけで簡単に作ることができます。子どもの好きなキャラクターのメモなどでつくるのもおすすめです!

このシステムを使う際に大切なのは、子どもと相談して決めることです。大人が一方的に決めてしまうと、子どもはやらされている感覚になってしまいます。
シールが貯まった際のご褒美も、選択肢から子どもに選んでもらうなど、子どもが嬉しいことにしましょう。 

また、最初から高いハードルに設定すると、子どもが達成感を得られず嫌になってしまうので、最初は2個や3個程度の少ない数から始めて、達成できたら「レベルアップだね!」などと伝えて新しくマスの数を増やした次のレベルのカードを用意してみましょう。

ルールも子どもに守ってもらうことはひとつだけにしましょう。
例えば「買い物に行く際は手を繋いで歩き、お菓子は見かけても買ってと言わない。スーパーでは走らない。お菓子を買わずに家に帰る」ではなく「お買い物に行った時お菓子を我慢する」といったイメージです。

対応に疲れてつい買ってしまう…そんなときは?

子どもに駄々をこねられると、大人も疲れるし、周囲の目もあるし…。良くないとわかっていても、もういいか…とついつい買ってしまいたくなりますよね。そういった時はどうすればいいのでしょうか?

お気持ちはとてもよくわかります…!この対応が良いか悪いかでいうと、子どもが大声を出したり、泣いたり暴れたりしたタイミングで買うのは、よくない対応と言えます。

なぜかというと、泣いたり大声をだしたりしたあとに買うことで、子どもは「泣いたら買ってもらえた」「大きな声で言えば聞いてくれる」と理解します。逆に言えば「買って」と落ち着いて言葉で言えた際に買うのであれば、子どもが不適切な行動をしたわけでは無いので問題無いです。

よくない理由は、泣いたり大きな声を出したタイミングで買うことで、子どもが「不適切な行動をすることで欲しいものがもらえる」と学習してしまい、より不適切な行動が増えてしまうためです。

泣いたり暴れたりしてどうしても子どもが収まらず、買うしか手段がないと感じる場合や大人が限界を迎えて買うしかないという切実な場面でも、できることはありますか?

どうしても切り替えられず、買わざるを得ないときもあるかと思います。あくまで最終手段にはなりますが、その時のポイントをお伝えします。

例えば「買って」と言われて「だめ」と言った際に子どもが「やだやだ!買ってよ!ほしい!!」と大声で泣き叫んだとします。「お約束なんだった?」と声をかけたり、スタンプカードを見せ、子ども自身が約束を思い出して切り替えられたら、すぐに「えらい!」と声をかけたり、シールをあげたりして子どもの良い行動をほめてあげてください。

それでも泣きわめくなどの状態が続いた場合、大人が子どもを連れて場所を移動できそうであれば、一旦ほしい物がある場所から離れてクールダウンしましょう。

それすら無理だ、もう買うしか子どもをなだめる方法は無い!という場合は、そのまま買い与えるのではなく、気持ちが乱れた状態でも子どもができそうな指示を出しましょう。

ある程度言葉の指示が伝わる子どもであれば、「買ってくださいって言おうね」「必要な買い物が終わったら最後に買うね」などと伝えます。子どもが「買って」と言えたら「上手に言葉で言えたね。言葉で言えたから今日は買おう」、子どもが親の買い物を待てたら「お買い物付き合ってくれたからお菓子買おう」など、泣いたら買ってもらえたのではなく、「泣き止んで言葉で言えたから買ったんだよ」「買い物に付き合えたから買った」ということを伝えましょう

難しい場合は「欲しい人?」と言って手をあげてもらう、「えんえんお終い。にこにこになったら買おう」と伝えるなど、子どもによってハードルを下げましょう。どうしようもない場合の最終手段ではありますが、「不適切な行動」と「子どもにとって良い結果」を結びつけないことが大切です。

駄々をこねてどうしようもないときの具体的な対応についてもとても参考になりました…!みなさんもぜひ、できる部分から取り入れてみてくださいね。

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