【漫画連載】永遠に続く「なんで?」 専門家が教える“なぜなぜ期”対応のポイント
漫画家・こげのまさきさんの連載企画第2回。今回は「なんで?」が無限に繰り返えされる「なぜなぜ期」について。専門家のアドバイスとあわせて紹介します。



子どものなぜなぜ期 親はどう対応するのがベスト?
子どもの「なんで?」が繰り返される時期、どうするのがいいのかよく分からないまま対応したりして、「これでいいのか?」と不安になることもありますよね。この「なぜなぜ期」はどんな対応をするのがよいのでしょうか?
児童発達支援事業所での勤務経験もある公認心理師の宮崎りさ先生に聞いてみると、「なぜなぜ期は子どもの成長の証です。子どもの好奇心や、やりとりしたい気持ちを尊重してあげるのが良いですよ」との回答が。
言語や思考が発達し、自我も芽生えてきたことで、自分と他者の違いに気付いたり、ものや出来事の仕組みがわかるようになったりします。それにより、様々な物への興味が出て、自分で知りたい・考えたい!という気持ちが強くなってきます。
また、大人とのやりとりを楽しめるようになってくるので、「なんで?」という質問を通したやりとりそのものを楽しんでいることもあります。
「なんで?」と聞かれた際には、答えられることであればすぐに答えてあげるのも良いですが、「なんでかな?って思ったんだね」「不思議に思ったんだね」など子どもの気持ちに共感してあげることも大切です。
余裕があるときは「なんでかな?一緒に調べてみよう」と一緒に調べるのも良いですね。
「なんで?」の内容も本当にさまざまあります。すぐに回答できるものもあれば、親自身も分からないものも。それぞれどのように対応してあげるといいかについても伺いました。
ある程度明確な理由や答えがある質問には、はぐらかしたり流したりせずに子どもの年齢に合わせてわかりやすく伝えてあげてください。
そうすることで、興味関心が広がったり、自分が困ったときやわからないときに大人は答えてくれるんだ!という安心感や自己肯定感に繋がります。
理由のないことや大人にも分からないことを聞かれることもあるかと思います。そんな時はこげのさんのように「そう言われてみればなんでだろうね?」「面白いことに気付いたね!」「確かに不思議だね…」「一緒に考えてみよう」など謎を一緒に楽しむのもおすすめです!
ある程度やりとりができるお子さんであれば「誰が考えたのかな?」「なんでだと思う?」と子どもに投げかけるのも良いと思います。「なんで◯◯して良いの?/駄目なの?」系の質問には「じゃあ良いときってあるのかな?」「駄目なときはどんなときかな?」など逆の状況を考えてもらうのも良いかもしれません。
親に余裕がないときは?
とはいえ、余裕がないと一回一回向き合うことが難しかったりしますよね。そういった時はどうすればいいのでしょうか。
すぐにできない場合は「日曜日に図書館に行って一緒に探してみよう」などと見通しを伝え、子どもの疑問や気持ちを蔑ろにしていないことを伝えてあげましょう。
「面白いことに気付いたね」「確かに不思議だね」と子どもの質問を受け止めつつ「またご飯のあとに考えてみよう」と見通しを伝えたり「ママがお洗濯してる間に考えてみてくれる?」と子どもに考えてもらうのも良いですね。
最初は「この時が来たか…!」とちょっとワクワクもするなぜなぜ期ですが、一日に何度も続くとなかなかしんどい部分もありますよね。宮崎先生に教えていただいた「好奇心や、やりとりしたい気持ちを尊重してあげる」「子どもの疑問や気持ちを蔑ろにしていないことを伝える」というポイントを心に留めて、なぜなぜ期に向き合っていきたいですね。
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