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2025.11.08

【漫画連載】見事に電車好きになった1歳男児!子どもが見つけた“好き”に、親はどう関わるといい?

漫画家・こげのまさきさんの連載企画が始まります。こげのさんの子育てエピソードとあわせて、専門家の一言アドバイスを紹介!ぜひご覧ください。

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漫画を描いたのは

こげのまさきさん

イラストレーター・漫画家。2019年に男児を出産しSNSで育児漫画をアップしている。著書に『マンガでわかる!赤ちゃん大図鑑 子育てで本当に役立つ100のひみつ』(KADOKAWA)など。 X:@koge_diary Instagram:@masaki_koge

子どもが好きなものを見つけたら親はどう関わればいい?

子ども自身が見つけた“好き”は大切にしてあげたいですよね。子どもが好きなものを見つけたときに、親はどう接してあげるのがいいのでしょうか?

「お子さんの年齢や発達状況によって適切な大人の接し方は異なります。ただ、どのような年齢・発達状況であっても『否定をしない』『子どもの好きなもの、子どもが好きだと思う気持ちに興味関心を持つ』ことが大切です」と語るのは児童発達支援事業所での勤務経験もある公認心理師の宮崎りさ先生。

そのうえで、次の2点を意識するとよいとのことです。

  • 否定をしない
  • 子どもの好きなもの、子どもが好きだと思う気持ちに興味関心を持つ

否定をしない

子どもとはいえ、親とは異なった気持ちや考え方を持っています。親自身があまり好きでないものや、家庭の教育方針的に好まないものに関心を持つこともあるかもしれません。
子どもの好きなもの自体は肯定できなくても、「◯◯が好きなんだね」「△△がかっこいいと思うんだね」と子どもの気持ち自体は否定せず、共感するようにしてあげてください。
そうすることで、「自分の気持ちや興味を尊重してもらえた」という経験を積むことができ、新たな興味につながりますし、自己肯定感を高めることにも繋がります。

子どもの好きなもの、子どもが好きだと思う気持ちに興味関心を持つ

ある程度やりとりができるお子さんであれば「どうしてそれが好きなの?」「どういうところが好きなの?」など質問するのも良いと思います。
自分の好きなものに親が興味を持って聞いてくれるという経験は、親への信頼にも繋がりますし自己肯定感を高めることにも繋がります。
また、好きなものについて言語化することで、自分の興味関心について整理したり興味を深めたりすることにも繋がります。
まだやりとりが難しいお子さんであれば「青いね」「車だね」「回ってるね」など、子どもが興味を持っていることに、一緒に関心を持って伝え返すのもオススメです。

子どもの“好き”を伸ばしてあげるには?

子どもは好きなものへの興味関心をもっと伸ばしてあげたいと思った時に、親はどう関わったり、サポートをしてあげるとよいでしょうか?宮崎先生に次の3つのコツを教えてもらいました。

  • 評価よりも子どもが楽しんでいること・夢中になっていることに関心を向ける
  • 子どもを観察する
  • 子ども自身に選んでもらう

評価をするよりも、子どもが楽しんでいること・夢中になっていることに関心を向ける

例えば絵を描くことが好きなお子さんに、ほめる意図で「上手に描けたね!」とつい言いたくなってしまいますよね。
ほめることがだめなわけでは無いですが、過度にすると「自分が好きだからやる」という内発的な動機づけよりも、「うまくできてる/できてない」という他者による外的な評価を気にしてしまうことがあります。
例えば「夢中で描いてたね!」「楽しそうな雰囲気が伝わってくるね」と声をかけたり、「工夫したポイントはあるの?」「これは何を書いたの?」など子どもに問いかける声掛けも良いかと思います。
子どもが「上手にできた!」と喜んでいる際には「やったね!上手にできたね!」と一緒に喜びあうのも子どもにとってはうれしい経験になります。そのため、絶対にほめてはいけないというよりは、子どもが楽しんでやっていることを、大人の目線で過度に評価しすぎないように意識すると良いかと思います。

子どもを観察する

子どもが好きなものに関して「どこが好きなのか」「なぜ好きなのか」に注目することで、子どもの“好き”の傾向を見つけることにつながります。
例えば、電車が好きなお子さんでも「電車の種類を覚えるのが好き」「電車のアナウンスを再現するのが好き」「タイヤが動くのが面白い」「走らせるのが楽しい」「線路を繋げるのが好き」など好きな理由は様々かと思います。
お話のできる年齢であれば、お子さんに聞いてみるのもオススメです。
子どもの好きな理由を見つけると、「これが好きということはこっちも好きかな?」など他に好きそうなものがいくつか推測できるので、そういったところから興味を広げるのも良いですね!

子ども自身に選んでもらう

上記の観察で推測したものなど、ついつい大人からすすめたくなってしまいますが、大切なのは子ども自身に選んでもらうこと!子ども自身の自己選択・自己決定の機会を保証してあげましょう。
複数選択肢を用意したうえで子どもに選んでもらったり、子どもの手の届く場所に置いておき、子どもから興味を持つのを待つなど、あくまでも子ども主体になるようにしてみてください。

子どもの好きなものに対して、ほめ過ぎたり他のものを勧めてしまったり、ついやってしまっていました…!みなさんも宮崎先生のアドバイスをぜひ参考にしてみてください。

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