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2025.05.21

教育移住先にもぴったり!政令指定都市トップレベルの子育て支援がある 兵庫県神戸市

子育てしやすい街として全国1位に輝いた神戸市は、利便性の高い都市機能と、自然豊かな里山の両方を楽しめる環境があることから、教育移住先としても注目を集めています。妊娠期から高校生まで切れ目のない子育てサポートも豊富で、待機児童ゼロの実績、移住支援制度など、子育て世帯を支えるシステムが充実しています。さらに学区制のない高校選択や世界レベルのインターナショナルスクール開校など、教育環境も魅力的です。この記事では、神戸市の子育て・教育環境と移住支援について、具体的にお伝えしていきます。

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神戸市はどんなところ?

神戸市は日本を代表する大都市の一つで、近畿地方兵庫県の南東部にある政令指定都市です。神戸市は兵庫県内で人口が最も多く、9つの区から構成されています。「神戸ハーバーランド・メリケンパーク」や「北野異人街」など観光地としてのイメージが強い神戸市ですが、実は子育てするのにぴったりな街

政令指定都市最高レベルの子育て支援があるだけでなく、教育環境のよさや、移住・定住者向け支援も充実しています。そのため、子どもにあった教育環境を求めて住んでいる場所を変える「教育移住」先としても注目を集めています

都市部と里山が近い

自然が多い環境では、幼少期に必要なさまざまな感覚を養うきっかけがあると考えられています。幼児期に自然から刺激を受けて育つと、子どもの可能性がより広がるのではと期待する人は多いのではないでしょうか。

観光地として有名な神戸市ですが、普段のお出かけや買い物は三宮やアウトレットといった便利な場所で楽しむことができますし、子育て家族に欠かせない動物園や博物館などの施設も充実しています。

そして意外にも、中心街から車で40分ほど走るとのびのびとした里山風景が広がり、自然公園や牧場が多くあるのも魅力。神戸里山アンバサダーのInstagramからは神戸市の自然を活かして農業やお店を始められた方など、それぞれのライフスタイルを楽しんでいる様子が伝わってきます。

後述する利便性の高さもあり、都市部と里山のどちらに住んだとしても、両方の良さを享受できる環境です。

神戸里山アンバサダーInstagram:https://www.instagram.com/kobesatoyama/

利便性が高く、進学先の選択肢も豊富

「今は自然いっぱいで育てたいけど、大きくなったら好きな学校に通ってほしい」「買い物や通勤で不自由したくない」このように子育て環境や教育を考えた移住・転居で問題になってくるのが利便性。 

利便性がよいと進学先の選択肢が増えます。神戸に本部がある大学と短期大学の数は、政令指定都市の中でも第3位、大学都市と呼ばれるほどの充実ぶりです。さらに2025年9月には英国トップクラスのインターナショナルスクール「North London Collegiate School Kobe」が開校予定。選択肢のひとつに世界レベルの教育が受けられる学校があるということも、大きな魅力です。

また、通勤を考えてもJR三ノ宮駅は関西各地へアクセスしやすい新快速が通っていますし、神戸空港から東京までは約1時間です。普段はリモートワーク中心で時々出社や出張が入るという勤務形態でも、神戸市ならスムーズにアクセスできる環境が整っています。

子育てサポートや移住支援が手厚い

神戸市は2024年版「共働き子育てしやすい街ランキング」で全国1位。そのランキングの背景には、子育て支援の方向性を定めた「神戸っ子すこやかプラン」をもとに、妊娠期から高校生まで切れ目のない支援を充実させていることがあげられます。

移住支援という点では、里山での暮らしを希望する家族や、親世帯と近居・同居する家族などの子育て世帯に対しての移住支援制度も充実しています。

参考:2024年版「共働き子育てしやすい街ランキング」日経クロスウーマン(日経BP)×日本経済新聞社

全国1位に輝いた切れ目のない支援が魅力 神戸市の子育て・教育環境

神戸市が「共働き子育てしやすい街ランキング」で全国1位に輝いた理由は、妊娠期から就学後まで続く支援の豊富さです。産後ケアや定期便サービス、待機児童ゼロの保育環境、交通費無料制度など、家族の暮らしに寄り添った支援が、子育て世代から高い評価を受けています。神戸市の「親子を応援する」「笑顔がはじける」支援をご紹介します。

神戸市の主な子育てサポート(編集部作成)

妊娠~産後の手厚いサポート

妊娠から出産に関する支援はどの自治体でも行われていますが、神戸市は様々な家庭状況を考えた手厚い支援が揃っています。その中でも特に住民からの評価が高い支援を3つ紹介します。

  • 産後ケア事業
    神戸市の産後ケアには訪問型と通院・通所型の2種類があります。
訪問型1歳未満の赤ちゃんとお母さんのいる自宅に助産師さんが訪問する事業です。訪問時にお母さんの健康管理や産後の生活に関する相談や、赤ちゃんの体重測定や発育のチェック、沐浴などを行います。
通院・通所型助産所や産科等医療機関に母子で宿泊もしくは通所で預けることができる事業です。お母さんの健康管理や赤ちゃんに関する相談に加えて、希望があれば一時的に別室で赤ちゃんの預かりも可能になっています。
  • こべっこウェルカム定期便
    子育て家庭の見守りを兼ねて、育児経験のある見守り配達員が育児用品を届けてくれるサービスです。赤ちゃんの誕生をお祝いするプレゼント(ベビー雑貨やおもちゃ、絵本など)から始まり、育児用品(おむつやミルクなど)を生後1歳6ヶ月までに最大10回受け取ることが可能になっています。

  • 「子育てチーフアドバイザー」制度
    神戸市内には120もの児童館があり、その全館に、育児に関する相談にのるスタッフが常時配属されています。

子どもの預け先を確保しやすく安心して働ける

最近は共働き家庭がスタンダードになりつつあります。ただ、働くには子どもの預け先の確保が必須になりますが神戸市の状況はどうでしょうか。

幼児期に関しては、待機児童数は4年連続で0人となり、子どもが病気の時にも預けられる病児保育施設は市内に24箇所もあります(令和7年4月1日時点)。

働いている方はもちろん、 再就職準備中や育休中のお母さん(お子さんを連れたお父さんも利用可)が利用できるコワーキングスペース「あすてっぷコワーキング」は、市内に3か所あり、子ども連れでも参加できるイベントやセミナー、そして6ヶ月〜就学前のお子さんを対象に無料で一時保育も行なっています。

小学校に上がっても、神戸市の学童保育は利用を希望される全ての方が待機なしで利用することが可能です。延長利用の場合、19時までの預かりが可能で、夏休みなどの長期休みでは8時間開所しています。

子どもとのお出かけの負担を減らす支援

お出かけしやすい支援が揃っているのも利便性が高い神戸市ならではの取り組みです。ここでは子育て世代を対象にした外出サポートを取り上げてみました。

支援制度対象支援内容詳細
エコファミリー制度親が同伴する小学生以下の子ども神戸市営地下鉄や神戸市バスなどの料金が無料
海岸線中学生以下フリーパス中学生以下地下鉄海岸線が無料(乗り放題)
駐輪場親子おでかけサポート中学生以下の親子連れ市営駐輪場の一時利用料金が無料(土日祝のみ)

中高生向けの支援も充実

多くの自治体で小学生以下を対象に行っている公共施設などの入場無料制度ですが、神戸市では中学生まで拡大されています(のびのびパスポート)。

また、市内にある公立、私立合わせて60近くの高校は学区制がなく自由に行きたい学校を選ぶことが可能。さらに全国初の取り組みとして通学定期券代が全額補助される「高校生通学定期補助制度」があります。

高校生通学定期補助制度:https://www.city.kobe.lg.jp/a64411/kosodate/seshonen/kokoteiki/kokoteiki.html

子育てに関する情報をわかりやすく発信

神戸市では子育てに関する情報をわかりやすくまとめた専用サイトと、実際に子育て支援制度や市内のおでかけ先を利用した市民がリアルな声を発信するInstagramアカウントを運用しています。情報を分散させず「神戸市の子育て情報はここを見ればOK」という形にしていることで、利用者からも便利だと好評です。

こどもっとKOBE:https://kodomotto-kobe.jp/
こどもっとKOBEくらぶ Instagram:https://www.instagram.com/kodomotto_kobe_club_official/

神戸市の移住定住サポート

住み慣れた土地を離れて、移住や転居をする際は、事前の計画や情報収集が欠かせません。神戸市では市内への転入を検討している子育て世帯にうれしい神戸市の補助金制度などが充実しています。

神戸市の移住定住支援

支援制度助成金額等支援内容詳細
こうべぐらし応援補助金「住みかえーる」最大35万円団地への住みかえや親子世帯との近居・同居に補助
神戸市ファミリー向け賃貸住宅「シティハイツ」月額家賃を2割減免新婚世帯・子育て世帯の家賃を減免
神戸公社賃貸
「ウェルカムKOBE」
「すくすくジュニア」
両制度あわせて月額最大15,000円市外から転入する世帯や中学生以下の子どもがいる世帯に家賃を補助
農村地域でのお試し移住対象となる施設に1ヶ月間暮らしながら移住相談ができる
里づくりの拠点施設等整備支援事業 定住型対象経費の1/3以内 上限200万円神戸里山暮らし空き家バンクに登録された空き家の整備の一部を補助(中学生以下の子どもがいる世帯)

子育てに関する情報同様、移住に関する情報も分かりやすくまとめたサイトがあります。こうべぐらしは神戸で暮らす際に気になる神戸の魅力、エリア、暮らし、仕事、子育て・教育などの情報を紹介している神戸市による公式サイトです。ここでは神戸市の全般的な情報を確認することができ、神戸ぐらしを選んだ理由を様々な家族が紹介しています。

地域の情報や支援制度をより具体的に知りたければ「こうべぐらしコンシェルジュ」にぜひ一度相談してみてください。電話やメール、窓口だけでなく、オンラインでも相談ができます。

また、農村部への移住についても農村定住促進コーディネーターによる里山暮らし相談会を定期的に開催しています。農村の空家情報や、里山暮らしの疑問に答えるなど、移住前の人にありがたいサポートですね。

神戸市を中心とした兵庫県への移住・交流フェアは随時大阪や東京で行われていますので、お近くの人はぜひ訪れてみましょう。

こうべぐらし:https://kobe-life.city.kobe.lg.jp/
・神戸市への移住相談はこちらから
・神戸市の農村部への移住相談はこちらから

兵庫県神戸市ホームページ:https://www.city.kobe.lg.jp/

画像提供:神戸市

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