「勉強時間格差」の正体は? 勉強する子は何が違うのか…勉強時間が長い中学生の、ある1つの共通点
お子さんは毎日どれほど勉強していますか?「勉強しなさい!」と言わなくても、我が子には進んで机に向かってほしいですよね。塾選が2024年3月に「中学生の勉強時間」についての調査をおこなったところ、勉強する子にはある共通点があることがわかりました。
平日も週末も、約7割の中学生は家庭学習が定着している
「塾選」を運営するDeltaXは、中学生の保護者100人に対して、「中学生の勉強時間」についてのアンケート調査をおこないました。
まず「家庭学習をしていますか?」という質問から。結果はこのようになりました。
「はい」が7割以上。学校の宿題以外に、自主的に机に向かう子が多いことがわかります。
では、具体的にどのくらいの時間、家庭学習しているのでしょうか。平日の学年別の集計結果は以下の通り。
学年が上がるごとに勉強時間が徐々に伸びているようです。部活や習い事などいろいろ予定があっても、自主的に勉強時間を捻出しているのですね。全学年の勉強時間を平均すると、約1時間27分という結果になっています。
では、平日と休日に分けて、平均の勉強時間を見ていきましょう。
平日よりも週末のほうが勉強時間が長い傾向があるようです。やはり学校がない分、自由に使える時間が多くなるのですね。1時間~2時間半が中心ですが、3時間・4時間など長時間勉強する子も少なくないようです。
勉強時間が長い中学生は、“塾に通っている”が共通点
また同社が、今回のアンケート調査で「長く勉強している子の共通点」を調べたところ、「塾に通っている中学生」は「塾に通っていない中学生」よりも家庭学習の時間が長いことがわかりました。「塾に通っている中学生」は「塾に通っていない中学生」よりも、2時間以上勉強している割合が12%高いそうです。これは、塾の宿題や予習・復習などで、学習習慣が定着しているためと考えられます。
ちなみに「家庭学習の目的」ついても質問すると、回答数が多かった順に
- 学校の成績を上げるため
- 高校受験のため
- 学校の授業についていくため
となりました。皆、自分の将来のことをしっかり考えているのですね。
なお、家庭学習の際に使う教材は「学校で配布される問題集」が最多でした。
市販のドリルや参考書を自主的に購入する方も多いのですね。塾に通っている子は、塾の教材を使うようです。
少し気になったのが、「アプリ」「教育動画」「映像授業」など画面を使った教材。タブレットやスマホを使うような学習方法は、今の世代の子には紙の教材よりも馴染みやすいかもしれません。
特に数学や理科などは映像だと理解しやすくなることも多いので、活用するとさらに成績が上がるかも? また、英語ならネイティブの発音が聴けるというメリットもあるので、リスニングにも良い影響が出そうです。
「普段の家庭学習で勉強している教科は?」と質問すると、このような結果になりました。
数学や英語など、「コレが理解できていないと次の単元も理解できない」という教科を勉強する傾向が強いようです。
授業・部活・習い事などスケジュールが毎日パンパンな中学生は多いと思いますが、時間の使い方を工夫して、家庭学習の習慣を定着できると良いですね。
<参考資料>
・PR TIMES(株式会社DeltaX)
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