「週2日」「集団指導塾」が半数。「小学生の塾事情」塾に通わせる・通わせない、それぞれの理由は?
お子さんは塾に通っていますか? 中学受験を考えていなくても、学力は高いに越したことはないでしょう。小学生の子どもを持つ保護者に「塾」についてのアンケート調査をおこなったところ、「塾に通っていない理由」「塾に通っている理由」それぞれについて、あたたかな親心が見えました。
塾に通っている理由、塾に通っていない理由
株式会社イオレは、小学生の保護者108名を対象に「お子さまの塾・学習環境」に関するアンケート調査をおこないました。
まず、「学校外の勉強に関して、活用している習い事やツールを教えてください」という質問から。集計すると、「学習塾・公文」の回答が最多でした。
自宅学習よりも、どこかに通って学ぶお子さんが多いようですね。しかし割合は分散しているものの、自宅学習も選ぶ子も少なくありません。
では、塾に「通っている理由」「通っていない理由」、それぞれについて見ていきましょう。
塾に通っている理由
半数以上が「学校の授業だけでは不安だから」と回答しています。通塾は労力がかかりますが、仲間たちと刺激し合って勉強できるのがいいところ。中学受験対策よりも、日ごろの学習のフォローとして入塾する方が多いのでしょう。
では、塾に通っていない理由についても見ていきましょう。
塾に通っていない理由
「勉強以外の習い事や遊び等に時間を使ってほしいから」が1位でした。2位は「まだ通わせる時期ではないと思っているから」がランクインしています。
小学生といえば、思いきり泣いたり笑ったり元気いっぱいの時期。机に向かって過ごすよりも、今しかできない経験を存分にしてほしい!という親心なのでしょう。
塾に通う子どもたちの“リアル”
学習塾や公文に通うお子さんは約4割いました。では、数ある塾の中で何を決め手に選んだのでしょうか? 「現在通っている塾に決めた理由を教えてください」と質問すると、このような結果になりました。
「自宅からの距離や交通の便が気に入った」が圧倒的多数でした。週に何度か通うことを考えると、やはり近いのが一番ですよね。また「子どもが気に入った」も2位にランクインしています。きっと、入塾を決める前に体験授業を受けた子が多いのでしょう。お子さん本人がやる気になっているなら、学力もどんどん上がりそうです。
通塾頻度については、半数のお子さんが週2日ほど通っているようです。
授業形態は、集団指導が半数以上になりました。中学受験対策で通う子と、授業のフォローで通う子それぞれの内訳が欲しいところですが、個別指導はそれほど選ばれていないようです。
よく見ると、「自習・自立学習指導」も約3割。自習・自立学習指導タイプの塾では、自分が主体に勉強をすすめていきます。わからないことがあったら、教師に質問すればヒントをもらえます。自分で考える力は中高生になっても役立つでしょう。
今どきの小学生は、学習塾や公文に通う子も多いですが、自宅学習も人気があるようです。
塾に通わせていない保護者からは、「勉強以外のこともさせたい」「まだ塾は早い」など、子どもを思いやる意見がたくさん挙がりました。一方、塾に通わせている保護者は「学校の授業についていけるように」と子どもを預けているようです。
どちらも親心で、正解・不正解はありません。お子さんの現在のこと、将来のこと––––––– いろいろ考えて納得のいく選択ができると良いですね。
<参考資料>
・PR TIMES(株式会社イオレ)
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