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2023.11.27

「母性というものは感じたことがない。正直責任感だけで……」40代・小3ママが“母親になって後悔した”理由

母親になんてならなきゃよかった。そんな思いが頭をもたげたことはありませんか? 後悔しても何かが変わるわけではないし、子どもにも悪い……。でも、子どもをどんなに愛していても、母親という役割を重いと感じ、後悔したことがある人もいるようです。「ソクラテスのたまご」がアンケート調査すると、そのような母親たちのさまざまな事情が見えてきました。

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母親になって後悔した理由は……

「ソクラテスのたまご」が小中学生の保護者160人に実施したアンケート調査で、「子どもが生まれてからこれまでに、『母親(父親)になって後悔したこと』はありますか?」と質問したところ、「はい」10%(17名)、「いいえ」81%(129名)、「どちらでもない」9%(14名)という結果になりました。

約1割のパパママが、後悔した経験があるようですね。

ではどのようなときに後悔を覚えたのでしょうか? アンケートに寄せられた声をいくつか紹介します。

社会からの孤立、病気の子どもに対する不安や生活の不安で押しつぶされそうになり、後悔したことは何度もあります。子どものころの生活環境のせいか、母性というものは感じたことがいまだになく、正直責任感だけで育てています。

(大阪府・40代前半女性)

子ども時代の生活環境は、人格形成に大きな影響を及ぼすと言われています。このママは「自分には母性がない」と思っているようですが、たとえ母性がなくても、責任感があれば十分ではないでしょうか。だって、ネグレクトだって選択できるのに、それをせずに子どもと向き合っているわけですから。

どのような背景があっても、子どもがかわいいと思える瞬間があるなら、それだけで大丈夫。

自分が人を育てていいのか、また、金銭的にも心の余裕的にも私が子どもを育てていけるのか不安に襲われたことがあり、そのときは親になって後悔してしまいました。パートとして働きに出始めたころも、自分の余裕のなさから、「私が親で申し訳ない」と思ったことがあります。

(神奈川県・30代後半女性)

何事も“余裕”がないとストレスになりますよね。仕事を始めれば心や時間に余裕がなくなるため、理想的な育児ができないこともあるでしょう。でも、お子さんは頑張っているママの背中を見ているはず。

今は寂しがるときがあっても、成長と共に「ママはお仕事とか家のこととか色々やってくれている」と察して、むしろ尊敬の念を抱いてくれるかもしれませんよ。

初めての子どものときは、いきなり自分の時間がゼロになり、終わりのない育児、子どもの成長への不安など感じたことのないストレスに押しつぶされそうになりました。もう母親なんて辞めてしまいたいと、実際に出て行ったこともあります。

(神奈川県・40代前半女性)

初めての育児は大変ですよね。子ども0歳なら、ママ(ママ歴)だって0歳。生活サイクルがガラリと変わるうえ、昼夜問わないハードな生活、小さな命を預かっているという重圧。真面目に向き合うほど疲れるのは自然なことでしょう。そんなときは、実家や地域の子育てサポートなどを頼れると良いですね。

私自身、人として未熟な点が多いからです。こんな私が子どもを育てて立派な人として成長させられるかがとても不安でした。子どもの将来のことを悲観的に考えすぎてしまったときは、後悔してしまうことが何度もありました。

(徳島県・30代後半女性)

きっとこのママはとても真面目な方なのでしょう。「私こそ完璧!」と自信満々でいるよりも、謙虚な姿勢でいるほうが、子どもと一緒に成長できる気がします。

子どもの将来のことは親として気になりますが、どのような進路も、結局選ぶのは子ども自身。いつか本気でやりたいことが見つかって「人生って楽しい!」「生まれてきてよかった!」なんて思ってもらえたら……なんて考えると、それだけで最高の幸せを感じませんか?

親は、あくまで子どものサポート役です。今から将来を悲観するより、「こんな楽しいこともあるよ」とさまざまな体験をさせて、子どもの選択肢を広げてあげたいですね。

時に親という役割の重圧に押しつぶされそうになり、母親(父親)になって後悔したことがある方は少なくないようです。「自分なんて」と思うことがあるかもしれませんが、そう思いながらも頑張ってお子さんと向き合っているなら、それだけで立派な親ではないでしょうか。

子どもは次第に親の手を離れて、一人で成長を続けます。そっと見守りながら、自分らしい育児ができると良いですね。

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「ソクラテスのたまご」編集部

大人のための子育て・教育情報サイト「ソクラテスのたまご」で、子育て・教育の専門家150名以上の取材協力や監修のもと子育てに関する確かな情報を発信中。子育て・教育の悩みに特化した日本最大のオンライン相談サービス「ソクたま相談室」を運営。編集部員は、全員が子育て中の母親、父親です。|公式インスタグラム公式LINE

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