「児童手当を貯めてるだけ」の我が家は平均以下?大学進学に向けた貯金額をみんなに聞いてみたら……
子育て世帯にとって児童手当は大事なお金。教育のために使いきることもあれば、将来のために貯めているという家庭も多いでしょう。大学進学時は特にドカンと費用がかかるので、貯蓄は多いに越したことはありません。でも実際、小学生~高校生の子がいる家庭はどの程度貯金しているのでしょうか?
ママ向けのメディア「ママソレ」を運営するKG情報は2023年9月、小学生・中学生・高校生の子どもがいる保護者389人を対象に「教育費」「娯楽費」に関するアンケート調査をおこないました。
大学進学のために「児童手当を貯めているだけ」の家庭は、平均レベルの貯蓄ができているのでしょうか。さっそく小中高校生の保護者の回答を見ていきましょう。
大学進学に向けて、ひと月あたり1万円を貯金する家庭が多い
まず、ひと月あたりの貯金額について。
物価高でなにかと費用がかかる昨今、貯蓄にまわせるお金は毎月どのくらいでしょうか?小学生、中学生、高校生の家庭別に見ていきます。
小学生、中学生、高校生のいる家庭すべて、「1万円以上」の回答が最多でした。
一方、小学生と高校生の家庭では「全く貯めていない」が2位になっています。しかし全体的に、グラフの数値はそこまで大差はないように見受けられます。
ひと月1万円が貯金できるとして、年間で12万円。貯めるのが早いほど、大学進学時の出費ダメージを緩和できるでしょう。
ただひとつ気になるのは、学資保険の存在です。このアンケートでは学資保険に言及していませんが、「学資保険に入っているから、大学進学のための貯金はそこまで本格的におこなっていない」という家庭も多いような気がします。
ひと月あたりの教材や学用品の出費は、進学するほど増加傾向
続いて支出についても紹介します。
「教材や学用品の費用」について質問したところ、このような結果になりました。
最多の回答は、小学生「5000円以上」、中学生「5000円以上」、高校生「1万円以上」でした。
高校生は特に金額の差が開いていて、「5000円未満」「1万5000円以上」が同率2位。しかし全体の7割は、ひと月あたり1万円以上支出しているようです。やはり、大学受験にあたり参考書や過去問などを購入しているのでしょうか。
ひと月あたりの塾や予備校の費用は、進学につれて増加する
最後に、ひと月あたりの塾や予備校の費用について。
小学生(中学受験あり/なし)、中学生、高校生がいる家庭について、アンケート結果は以下のようになりました。
小学生はやはり、中学受験を見据えていると出費が多くなるようです。万単位の支出は覚悟しなければならないのですね。一方、中学受験をしない家庭だと、塾も予備校も通わないことが多いようです。
中学生・高校生のいる家庭はどちらも「2万円以上」が最多でした。しかしよく見ると非常に僅差の回答もあります。それらも踏まえたうえで、全体的な傾向として、やはり進学にともない支出も増加するようです。
先々のことを見据えて「児童手当を貯めてるだけ」という家庭は多いでしょう。小学生、中学生、高校生のいる家庭すべて、大学進学に向けた貯金額は「1万円以上」が最多でした。
しかし、小学生と高校生においては「全く貯めていない」が2位なので、教育費の捻出に四苦八苦する家庭も多いと推察されます。
上手にやり繰りして、お子さんが希望の進路にすすめるように準備してあげられたら良いですね。
<参考資料>
・PR TIMES(株式会社KG情報)
・ママソレ【2023年最新】子育て世帯の教育費と娯楽費を大調査!ひと月あたりの金額や、大学費用の貯金額を小中高生のパパママにアンケート
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