知育や読み聞かせより多い! 偏差値60以上の中学に通う“頭がいい子”の親が、幼児期に大事にしていたこと
頭の良さは、一朝一夕で身につくものではありません。学力はもちろん重要ですが、それ以外にも良い習慣をコツコツと続ければ、がっしりした土台が作られることでしょう。
今回は、「偏差値60以上の中学校」に通うお子さんと、そうではないお子さんをもつ母親、それぞれ100人に行った「幼児期の過ごし方」に関するアンケート調査の結果をご紹介します。
偏差値60以上の中学校に通う子は、幼児期に「早起き」「習い事」をしている
2023年4月、ひまわり教育研究センターは、偏差値60以上の中学校に通うお子さんをもつ保護者100人と、それ以外の中学校に通うお子さんをもつ保護者100人に対し、「お子さんが幼児期に子育ての中で大事にしていたこと」についてのアンケート調査を行いました。
まず、「中学生のお子さんが幼児期の頃、あなたが子育ての中で大切にしていたことはなんですか?」という質問から。偏差値60以上の中学校に通うお子さんと、そうではないお子さんの幼児期の過ごし方は、それぞれこのような結果になりました。
偏差値60以上の中学校に通う生徒
偏差値60以上でない中学校に通う生徒
偏差値60以上の中学校に通うお子さんは、そうではないお子さんと比較して、「早起き」「習い事」の回答率が高めでした。一方、偏差値60以上でない中学校に通うお子さんは「お友達との遊び」の回答が目立ちます。
「食事」「睡眠」は両者ともそれほど大差はなく、多くの保護者が基本的な生活習慣を意識していることがうかがえます。また脳の発達に良い影響を与えそうな「知育」「読み聞かせ」もほとんど同じような結果になりました。
偏差値60以上の中学校に通う子は、幼児期に寝るのが早め
「早寝早起き」は生活の基本です。特に3~6歳の幼児期は、遊んだ分だけ早く寝るということもあるでしょう。
「お子さんは幼児期(3〜6歳)、夜は何時頃に就寝していましたか?一番近い時刻を選んでください」と質問すると、このような結果になったそうです。
偏差値60以上の中学校に通う生徒
偏差値60以上でない中学校に通う生徒
両者を比較すると、偏差値60以上の中学校に通う子はそうではない子に比べて就寝時間が早めです。19時~19時半に寝ることも多く、遅くても21時半といったところでしょうか。そうではない子は、20時~22時が基本のようです。大人と同じようなサイクルですね。
偏差値60以上の中学校に通う子は、幼児期の睡眠時間が短め
偏差値60以上の中学校に通う子は、幼児期の就寝時間が早めということがわかりました。では実際、どのくらいの時間寝ているのでしょうか? 今度は睡眠時間について見ていきましょう。
偏差値60以上の中学校に通う生徒
偏差値60以上でない中学校に通う生徒
偏差値60以上の中学校に通う生徒は、そうではない生徒に比べて睡眠時間が短めのようです。「寝る子は育つ」といいますが、たっぷり寝るほど脳にも良い影響が及ぶわけではないのでしょうか……?
今までのアンケートの結果を統合して考えると、偏差値60以上の中学校に通う生徒は「早起き」「習い事」の回答率が高くなっています。ということは、もしかしたら、自然な目覚めを待つのではなく、保護者が毎日決まった時間に起こしてあげているから睡眠時間が短いのかも?
厚生労働省の調査報告書の「未就学児の睡眠指針」によると、3〜6歳の睡眠時間は10〜11時間と記されているので、睡眠時間は確保してあげたいですね。
偏差値60以上の中学校に通う生徒の親が、幼児期の頃に大事にしていたことは主に「早寝」「習い事」でした。脳の発達に良い影響を与えそうな「知育」「読み聞かせ」は、偏差値に関わらず大差ない結果に。
幼少期の生活には親のサポートが欠かせません。基本的な生活サイクルを大切にしながら、お子さんが伸びる“何か”を見つけられたら良いですね。
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