今さら聞けない! Z世代の流行語1位「蛙化現象」を1分で解説【2023年上期トレンド】
2023年も、もう6月下旬。Z総研がZ世代を中心とした女性に行ったトレンド調査の結果をもとに、2023年上半期に「流行った言葉」ランキングを紹介します。1位に選ばれた「蛙化現象」についても1分で分かるようにサクッと解説!
Z世代が選ぶ「2023年上半期トレンドランキング」
Z総研は、10代前半〜25歳くらいの“Z世代”女子を中心とした950名に対し、2023年上半期トレンド調査を行いました。
その結果、2023年上半期に「流行った言葉」のトップ10は、次のようなラインナップとなりました。
半数以上の54%が「蛙化現象」と回答しました。「かわちい」も僅差で2位につけています。このトップ1位、2位は、3位以下を大きく引き離した結果となりました。
ランキングの中で意味が分からないものはありますか? ランキング1~3位の言葉について、それぞれ深堀りしていきましょう!
3位:うちゅくしぃ/うちゅくちぃ
「うちゅくしぃ/うちゅくちぃ」は、TikTokをきっかけにブームになった言葉。
ファッション系クリエイターの「Sleepy Boy」さんの投稿にインスピレーションを受けて、「SHIGE」さんが「うちゅくしい」、「ゆずみつ」さんが「うちゅくちぃ」と発言したことで一気に過熱したそうです。
2位:かわちぃ
「かわちぃ」は、なんとなくイメージできる通り、「かわいい」という意味です。幼さが残る響きで、かわいいものがさらにかわいく見えそうですね……!
実はこの「かわちぃ」、2010年代くらいからインターネット上で使われていたそう。じわじわと使う人が増えてきて今に至るのだとか。ちなみに、「おいしい→おいちぃ」、「うれしい→うれちぃ」などいろいろ派生語もあるようです。
1位:蛙化現象(かえるかげんしょう)
蛙化現象の元ネタは、グリム童話『カエルの王さま』。これは、王女に気持ち悪いと嫌われていたカエルが、元の王子様の姿に戻って結ばれる話です。蛙化現象はその逆で、好きだった相手が振り向いてくれたとたん、生理的にイヤになってしまう現象なのだとか。
何年も片思いして、勇気を振り絞って告白して、OKをもらって付き合ったとたん「もう別にいいや」となってしまうわけですね。ちょっと理不尽な気がしますが、流行語1位ということは多くのZ世代が経験している“当たり前のこと”なのでしょう。
実はこの蛙化現象、平成16年にはすでに日本心理学会大会で論文が発表されていたものです。「こんな自分だからいずれ嫌われてしまうはず」という自己肯定感の低さが背景となり、相手を否定してしまうのだそうです。しかし最近では言葉の定義が広くなり、「交際相手などのイヤな一面を見たときに、好意が消失する現象」のことも指すのだとか。
まだまだ人生経験の少ないZ世代。「100%完璧な人なんてこの世に存在しない!」と気づくのは、もう少し先なのかもしれません。片思いの段階でも、交際していても、結婚していても、相手の欠点に直面する瞬間は多々あるものです。
「相手に気になる面はある。でも自分にも欠点はあるし」と、持ちつ持たれつのイメージで、うまく付き合っていければ良いですね。
<参考資料>
・PR TIMES(株式会社N.D.Promotion)
・産経新聞 Z世代が選ぶ流行語トップ「蛙化現象」に二つの意味 「嫌な面見て相手に幻滅」に共感
・TikTok for Business TikTokで4億回再生突破!#コーデ紹介から生まれた「#うちゅくしい」はなぜトレンドに?|「トレンドでは、終われない。」Vol.1
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