100人の受験生の「後悔」から考える、受験生活を”やりきった”と思うために必要なことは?
大学受験は、人生の大事な節目。本番に向けて誰もが努力する時期ですが、受験を終えた先輩は「後悔」を感じることもあるようです。その「後悔」を詳しく分析すると、受験生活を“やりきった”と思うために必要なことが見えてきました。
先輩方の約7割は「後悔がある」と回答
株式会社A.verは、高校3年生102名(※偏差値50以上の4年生私立大学を一般受験)を対象に、「私大受験生の後悔」についてのアンケート調査を実施しました。
その中で、「受験生活を振り返り、後悔(思い残したこと)はありますか」と質問したところ、およそ7割が「ある」と回答しました。
7割って、かなりの割合ですね……! では具体的にどのようなことに後悔した(思い残した)のか、内訳を見ていきましょう。
「勉強時間が少なかった」がトップを獲得しました。そしてほぼ同じくらいの割合で「受験勉強を始める時期が遅かった」が続きます。3位は「苦手分野を放置してしまった」ですが、大学受験のみならず、定期テストにも当てはまりそうな“あるある”が上位を独占しているように見えます。やはり勉強に対する悩みは学年を問わず皆同じ……といったところでしょうか。
先輩方の1日の勉強時間はどのくらい?
「後悔したこと」のトップを獲得した、勉強時間。
では具体的に、先輩方の1日の勉強時間はどのくらいだったのでしょうか?
かなりバラつきがありますが、「7~8時間未満」が最多なようです。「8~9時間未満」と「4~5時間未満」は、どちらも12.7%で同率2位でした。
しかし先輩方の後悔No.1は、「勉強時間が少なかったこと」。「4~5時間未満」と回答した方について、その理由を質問しました。
その結果がこちら。
「計画的な勉強ができなかったから」がダントツの1位でした。スケジュール管理は、受験生活を軌道に乗せるうえで重要なポイントなのかもしれませんね。
その他にもさまざまな声が寄せられています。
- 18歳:勉強は量より質だと思ったから。
- 18歳:遊びたかったから。
- 18歳:勉強を始めるまでに時間がかかり過ぎてしまった。
- 18歳:高3の秋までバイトばかりしていて勉強に身が入っていなかった。今までバイトをしていた時間を急に勉強する時間に切り替えることが想像以上に難しかった。もともと集中力も続かないタイプなので、休憩を挟むけど1回の時間が長い。スマホの見すぎ。
- 18歳:YouTubeを見過ぎてしまった。
「量より質」との回答に、思わずうなってしまいました。いわば“勉強した気になっている”といったところでしょうか。効率よく勉強できればそれに越したことはありませんが、定期テストや模擬テストなどで思うように成績が伸びなかったら、一度勉強方法を見直すべきかもしれません。
また2位の「休憩やリフレッシュに時間を使いすぎていたから」の回答も見逃せません。自由回答にも書かれていますが、スマホからはさまざまな情報が入ってくるので脳の休憩にはならないでしょう。3位の集中力が続かないという旨の回答にも関連しているような気がします。
100人の受験生の「後悔」No.1は「勉強時間が少なかった」でした。多少後悔があっても第一希望の大学に合格できるなら良いのですが、後悔があるうえに第一志望に入れなかったら元も子もありません……。
先輩たちが抱える、数々の「後悔」。同じわだちを踏まないように意識して、受験生活をやりきれたらいいですね。
<参考資料>
・PR TIMES(株式会社A.ver)
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