SAPIXが教える「頭のいい子が家でやっていること」。自ら学び続ける子に育てるメソッドとは
我が子を「頭のいい子に育てたい」と持っている保護者もいるのではないでしょうか。
難関中学への高い合格者数を誇る中学受験塾SAPIXが、「頭のいい子」に育てるメソッドをまとめた書籍を出版しました。10万人以上を指導したからこそ分かった、「頭のいい子が家でやっていること」とは?
「頭のいい子=自発的に学べる子」SAPIXが提言
2023年2月、『10万人以上を指導した中学受験塾 SAPIX(サピックス)だから知っている 頭のいい子が家でやっていること』がディスカヴァー・トゥエンティワンから発売されました。
SAPIXといえば、難関中学への高い合格者数を誇る中学受験塾。そんな進学塾のメソッドが知れるとあって、発売当初から話題を呼び、Amazonでは即完売。増刷後、発売から2週間で4万部を突破しています。
本書でSAPIXは、「頭のいい子」と「自発的に学べる子」とは同義だと伝えています。つまり成績を上げるためには、子どもが自ら学習しようとする姿勢が大事だということ。
そんな自発的に学び続けられる頭のいい子は、次の3つの力を持っているといいます。
SAPIXが考える「頭のいい子」が持っている3つの力
- 知りたい、分かりたいという好奇心
- 言われたことに対して「そうなのかな?」と、批判的に考える力
- 自らを表現する力
自発的に学べる子にするにはどうすれば良いのか
では、自発的に学べる子になるにはどうすれば良いのでしょうか。
本書では、SAPIX小学部で長年指導にあたってきた各教科の専門家が、家庭での接し方や声かけについて具体例と共に「〇」「×」で紹介しています。
例えば、「算数が得意な子」にするための声かけ。皆さんは、以下の2択のどちらが正しいと思いますか?
・算数の問題は、間違えないように丁寧に解くように教える
・算数の問題は、ゲーム感覚で解く。間違えてもOKと伝える
……SAPIXによると、正解は後者。不正解が怖い子は算数の成績が伸びにくく、「間違えたらもう1回やってみよう」と思える子は算数が得意になることが多いのだとか。
筆者には小学2年生の息子がいますが、あきらかに前者で教えてしまっていました。計算は早いようなのですが、ケアレスミスがとても多く、「もったいない!もっと時間かけていいから丁寧に解いて」と言ってしまうのです。
でもそれって、知らず知らずのうちに、子どもの興味の芽をつぶしているのかもしれません。SAPIXの先生が提唱するように、「間違っても大丈夫だよ」と笑顔で受け流すことが、逆に成績アップにつながるのかも。
『10万人以上を指導した中学受験塾 SAPIX(サピックス)だから知っている 頭のいい子が家でやっていること』には、中学受験をするかどうかに関わらず、こうした家庭でできる、知っておいたほうが良い情報が満載です。
SAPIX卒業生の保護者が「家でやっていること」
「子どもが勉強に興味がないみたい」「親に言われなくても自分から学んでほしい」「学ぶことは楽しいことだと知ってほしい」……そんな“あるある”な悩みの突破口が、本書を読めば見えてくるはず。
他にも、SAPIX卒業生の保護者を対象にしたアンケート「家でやっていること」や「楽しみながら頭のいい子を育てるアイデア集」など、保護者必見の内容が盛りだくさんです。
「勉強しなさい!」と毎日口うるさくするよりずっと効果的な方法が見つかるかもしれませんよ。
目次
はじめに
SAPIX卒業生保護者が「家でやっていること」
第1章 自発的に学び続ける「頭のいい子」
第2章 国語ができる子になる習慣
第3章 算数ができる子になる習慣
第4章 社会ができる子になる習慣
第5章 理科ができる子になる習慣
第6章 中学受験との向き合い方
おわりに
<参考資料>
・PR TIMES(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
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