10秒で姿勢改善!いってらっしゃい前の新習慣、子どもの“ねこ背”“に「背中シュッシュ」
子どもの姿勢、気になりますよね。
我が家の子ども(小学2年生)も、「形状記憶か?」というくらいにねこ背が定着しています。スマホやタブレットを使う時は、ねこ背に加えて首まで前のめりに! もちろん、言っても改善しません。1分後には元通りです。
でも、毎朝10秒の「背中シュッシュ」で姿勢改善できるらしいのです……!
目次
子どもの姿勢の悪さが気になる親は7割以上
株式会社ボディスプラウトは、2022年2月に保護者156人を対象に「お子さんの姿勢の悪さが気になりますか?」というアンケート調査をしたそうです。
その結果によると、「とても気になる」「気になる」「どちらかと言えば気になる」と回答した割合は74.7%。実に、7割以上の保護者が子どもの姿勢の悪さを気にしていることがわかりました。
姿勢の悪さって、無意識だからこそ、治すのが難しいですよね……。
なぜ子どもは姿勢が悪くなりがちなの?
「シャキッとしなさい」と注意しても、いつのまにかまたねこ背に……。
なぜ、子どもは姿勢が悪くなりがちなのでしょうか?
原因として、いくつか考えられていることがあります。
ランドセル
ランドセル本体の重量は、約1kg。さらに教科書や水筒、タブレットなどが加わると、子どもの体には大きな負担がかかります。昨今、この問題を解決しようと、小学生たちが「車輪をつけて運ぶ」ようなランドセルグッズを提案したことも話題になりましたね。
画面を使うもの
ゲーム、スマホ、テレビ、パソコンなどに夢中になると、顎を前に突き出した“前かがみ”の姿勢になりがちです。足を組んだり頬杖をついたりしていると、なおさら骨にゆがみが……。
勉強やお絵かき
子どもは、集中すると顔がどんどん近づいていく傾向があります。時には「教科書を読むだけなのにそれだけ近づく必要ある?」なんて心配になるほど、距離が近すぎることも多いのでは?
ねこ背が続くとどのような影響がある?
ねこ背をはじめとする姿勢の悪さは、子どもの心身の発達に大きな影響を及ぼします。
一例として……
ゆがんだ体型に育つ
骨盤や背骨に「ゆがんだ状態」が定着してしまうと、その状態に合わせるように体が成長します。O脚の原因になるとも考えられているので、スカートを好む子は特に注意が必要でしょう。
病気を発症する
肩こりや頭痛も病気の一種です。また「側弯症(そくわんしょう)」にも注意しなければいけません。背骨のねじれやゆがみが原因とされ、腰や肩の高さが左右で異なったり、助骨が隆起したり、肩甲骨が突出したりといった症状が出ます。
運動能力の低下
姿勢が悪いと、柔軟性も低下していきます。スポーツをするときも、必要な筋肉が十分に動かせなかったり、体のどこかに負担がかかりすぎたり、つまずきやすかったりなど、さまざまなリスクが生じるでしょう。
イライラしやすくなる
ねこ背になると、肺が圧迫されます。十分な酸素を取り込めないので、イライラしたり疲れやすかったりという子どもも珍しくありません。
周囲からの評価が下がる
ねこ背の子どもは、骨格上、どうしても顔がうつむきがちです。うつむいた状態が定着していると、周囲から「自信がなさそう」「やる気がなさそう」など否定的な評価を得ることも……。
9項目でねこ背習慣をチェック!
猫背矯正マイスター®︎・宮前まちの整骨院代表の小林篤史さんは、「体」のプロフェッショナル。老若男女問わず、今までに3万人の姿勢を治してきたそうです。
そんな小林さんが、9のチェックリストを作成しました。
あなたのお子さんには、いくつ当てはまりますか?
- 床に座り込んでテレビを観たり、本や漫画を読んだりしている
- 床で横座り(いわゆる、おねえさん座り)をしている
- 床に落ちたものを、背中を丸めて拾う
- 背もたれにもたれてイスに座っている
- ソファでよくゴロゴロしている
- ソファの肘掛けを枕にして寝転がることが多い
- 挨拶や軽いお辞儀をするとき、頭や首を曲げている
- 床やテーブルの上に置いたタブレットやスマートフォンを、上からのぞきこんでいる
- 内股で歩いている
3つ以上該当した場合は、姿勢に「悪い習慣」が定着している可能性大。保護者も子ども本人も意識して、日ごろから姿勢を意識していきましょう!
ちなみに筆者の子どもは4つでした。アウトです。これ以上悪化しないように注意しなければ……。
毎朝10秒でねこ背が治るらしい!
宮前まちの整骨院代表の小林篤史さんは、「シンプル・かんたん・すぐできる」ねこ背矯正法を考案したそうです。
それがこちら、「背中シュッシュ」!
ねこ背が定着してしまった背中を、上から下にシュッシュ。毎朝10回の習慣づけで、背骨が「正しい姿勢」を記憶していくそうです。
背骨には自律神経の束が入っているため、勢いよくさすることで、脳も活性化する効果が。
「いってらっしゃい」の前におこなえば、寝ぼけた脳もすっきり。すっきりした気持ちで1日をスタートできるでしょう!
「背中シュッシュ」以外にもねこ背を治す方法はある
2022年6月22日、宮前まちの整骨院代表の小林篤史さんは、書籍『10秒で治る!子どものねこ背のばし』を出版しました。
「背中シュッシュ」の他にも、毎晩3分のスキンシップストレッチや、簡単な生活習慣術など、「シンプル・かんたん・すぐできる」方法が盛りだくさん。
ぜひ、こちらもチェックしてみてくださいね!
『10秒で治る!子どものねこ背のばし』の目次
- 第1章 日常生活にひそむ「ねこ背」習慣
- 第2章 その場で背すじが伸びる! 朝10秒の背中シュッシュ
- 第3章 親子でできる! 毎晩3分のねこ背治しスキンシップストレッチ
- 第4章 子どもの姿勢がその場でよくなる7つの生活習慣術
- 第5章 ねこ背にならない持続可能な7つの環境づくり
- 第6章 子どものうちからやっておきたいスマホ首予防体操
- 第7章 子どもをねこ背にしないために
言ってもなかなか治らない、子どものねこ背。
宮前まちの整骨院代表の小林篤史さんは、「シンプル・かんたん・すぐできる」矯正法をたくさん提案しています。親子のスキンシップも兼ねて、ぜひ毎朝の習慣にしてみてはいかがでしょうか?
<参考資料>
・株式会社ボディスプラウト 子どものねこ背のばしに朝10秒の「背中シュッシュ」 7/30(土)子どものねこ背セミナーを東京会場・オンラインで開催(PR TIMES)
子育てのお悩みを
専門家にオンライン相談できます!
「記事を読んでも悩みが解決しない」「もっと詳しく知りたい」という方は、子育ての専門家に直接相談してみませんか?『ソクたま相談室』には実績豊富な専門家が約150名在籍。きっとあなたにぴったりの専門家が見つかるはずです。
子育てに役立つ情報をプレゼント♪
ソクたま公式LINEでは、専門家監修記事など役立つ最新情報を配信しています。今なら、友だち登録した方全員に『子どもの才能を伸ばす声掛け変換表』をプレゼント中!