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2019.03.15

親子ゲンカ知らずの学習法“いつの間にか勉強”で楽しく着実に学力アップへ

学校から帰ってきても勉強もせずに遊びに出かけてしまうか、ゴロゴロしているわが子。このまま勉強しなくていいのだろうかと心配になってしまいますよね。そんなときは、叱りつけてしまう前に机に向かわずにできる勉強法を試してみるのはいかがでしょうか? おもちゃやアプリを使えば、子どもの食いつきもよく、いつの間にか勉強している状態に! 遊びながら楽しく学習をすることができます。

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【国語】 家族で学べる「慣用句かるた」で基礎力アップ!

「慣用句かるた」というかるたを知っていますか? 字札には慣用句の意味や答えを連想できる言葉が書かれており、読み上げられたものにぴったり合う絵札を探して遊ぶというものです。

札には文字だけではなくイラストも描かれているので意味を連想しやすく堅苦しさもありません。普通に遊ぶのもいいですが、神経衰弱のようにして遊んでみても盛り上がります。かるたならどの家庭でも手軽に楽しめるのではないでしょうか。

慣用句は、大人でも間違った意味で覚えていたり、どんな意味だったか忘れていることがありますよね。学校でもじっくりと教えてもらえるわけではないのに、テストに出題されてあせってしまうこともあります。

慣用句はいくつか覚えると、同じ言葉を使った慣用句を調べたくなるといった魅力もあります。かるたを通して慣用句に興味をもってもらえるのが理想的です。

【社会】パズルなら都道府県を自主的に覚えられる

小学校中学年では、社会の時間に都道府県を暗記することがあります。暗記が苦手な子どもからすると、都道府県暗記はなかなか厄介な勉強かもしれません。

しかし、都道府県は歴史の勉強にも関わってきます。小学生のうちにしっかり覚えておかないと中学進学後もずっと苦労し続けることになってしまいます。そこで、おすすめが「都道府県パズル」です。

都道府県を覚えるために学校からもらったプリントを何度もくり返し使う子どももいますが、プリントを見て覚える方法は、あまり効率が良い勉強法とはいえません。

その点、頭と体を使うパズルは、都道府県名だけでなく各都道府県の形もしっかりと覚えることができます。隣接する県も意識的に覚えることができるというメリットがあります。それぞれの大きさも他の県と比較しながら覚えることができるため、ざっくりと並び順で覚えるよりも定着しやいはずです。

都道府県はランダムに聞かれても名前と場所がわかるようにしておくと、今後の学習において実用的な知識となります。したがって、パズルを使って楽しく、そして着実に把握するのが理想的です。

【英語】アプリを使って語彙力だけでなく耳も鍛えよう

英語の学習はアプリを使ってみるのはどうでしょう。ドリルだと書き方は学べますが、発音やイントネーションなどは覚えることができません。アプリなら、音声を聞きながらそれらも同時に学べるというのがメリットです。英語の勉強ができるアプリはいくつもあります。

特におすすめなのが「英語物語」です。カードバトルをしながらゲームを進めていくタイプで、カードゲームが大好きという小学生にぴったりではないでしょうか。ゲーム要素が強いため、夢中になって勉強がどんどん先へと進んでいきます。

字幕つきの動画を見ながら英語に触れていく「ボイスチューブ」というものもあります。こちらは、スマホを使って動画を見ることの多い中学生がハマるのではないでしょうか。ちょっとした暇つぶしや気分転換にも使えそうです。ただ、アプリを使うと遊んでいるのか勉強しているのかの区別が難しくなります。時間や曜日を決めてうまく活用するようにするといいでしょう。

たまにはこんなやり方で勉強するのもいいのではないでしょうか。アプリを使った「いつの間にか勉強」は、遊びながら自分の苦手に気づけるという良さもあります。どのくらい身についたかを確認するために取り入れてみるというのもいいですね。

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みとふみか

教育・受験指導専門家の西村創が主宰する「西村教育研究チーム」のメンバー。高校生と小学生の子供をもつママライター。兄弟平等をモットーにした2人の子育て経験を元にリアルな声を届けている。

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